- 英
- neutralization titration
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/08/26 03:56:46」(JST)
[Wiki ja表示]
滴定の模式図。ビュレットから試薬を少しずつ滴下し、当量点を求める。
滴定用具(右)。ビュレット、ビュレット台、コニカルビーカー等受け器。左図はピンチコック部拡大。2方コックとの一体型ビュレットもある。
滴定(てきてい, Titration)とは化学反応を用いて化学物質の量を測定する定量分析法である。特に中和点を利用するものを中和滴定と呼ぶ。被滴定物質に対して、濃度が既知の標準物質である滴定剤をビュレットを使用し滴下して反応を進行させる。全ての被滴定物質が反応し尽した時点を当量点とよび、呈色指示薬を使って比色法で決定したり、pHや酸化還元電位など物性の変化を測定して決定する。当量点に達するまでに必要とした滴定剤の体積をビュレットの目盛りより求め、化学量論的な計算により、被滴定物質の量を決定する。
滴定に用いられる反応には
などがある。しかし、全ての反応が滴定に用いられるのでは無く、反応に次の条件が備わっている必要がある。
- 反応の生成物は1通りであり、副反応が生じてはならない。
- 反応の平衡定数が非常に大きく、当量点において反応が完結し、未反応の被滴定物質や滴定剤が残存しない。
- 当量点を決定する為の指示薬や測定方法が存在する。
- 滴下した滴定剤は速やかに反応が進行する。
指示薬
呈色指示薬には
などがある。代表的な指示薬の名称については指示薬の一覧に詳しい。
関連項目
- 分析化学
- 化学量論
- 酸と塩基
- 標定
- 中和滴定曲線
- キレート滴定
|
この項目は、自然科学に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(Portal:自然科学)。 |
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- 一塩基酸の中和滴定曲線の解析と酸解離定数の測定 : pHメーターを用いた無機分析実験の教材化
- 実験安全評価のための作業者特性の数値化 ─ 中和滴定操作を例とした実験操作における探索的学習についての数理的解析─
- 実験安全評価のための作業者特性の数値化 ─ 中和滴定操作を例とした実験操作における探索的学習についての数理的解析─
Related Links
- 中和する時の酸と塩基の体積 v とv’ を求めるのが中和滴定 次に塩基について考えてみます。中和滴定で大切なことは、濃度が分からないものに対して、中和させる相手は濃度が正確に 分かっているものを使う、 ということ ...
- 1.中和滴定 1.1 0.05M炭酸ナトリウム標準溶液の調製 容量分析において、酸の濃度を決定するためには、アルカリの標準溶液を用いなければならない。アルカリのうちで、その純度と扱いのうえから標準溶液を調製するのに最も ...
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- neutralization、neutralize、neutralise