- 英
- rifabutin
- 商
- ミコブティン, Mycobutin
- 関
- 抗菌薬
参考
- http://www.antibiotic-books.jp/drugs/119
- http://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/press/2008/2008_10_07.html
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 飯島 敬,市邉 義章,清水 公也
- あたらしい眼科 = Journal of the eye 28(5), 693-695, 2011-05-30
- NAID 10028248477
- 抗酸菌症治療薬リファブチンによりぶどう膜炎を生じた3例
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ミコブティンカプセル150mg
組成
1 カプセル中:
有効成分
添加物
- 結晶セルロース、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、含水二酸化ケイ素
(カプセル本体)酸化チタン、三二酸化鉄、ラウリル硫酸ナトリウム
禁忌
- 本剤の成分又は他のリファマイシン系薬剤(リファンピシン)に対し過敏症の既往歴のある患者
- 次の薬剤を投与中の患者:ボリコナゾール[「相互作用」併用禁忌の項参照]
効能または効果
適応菌種
適応症
- 結核症、マイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(MAC)症を含む非結核性抗酸菌症、HIV感染患者における播種性MAC症の発症抑制
- 本剤は、リファンピシンの使用が困難な場合に使用すること。
結核症
- 通常、成人にはリファブチンとして150mg?300mgを1日1回経口投与する。
多剤耐性結核症にはリファブチンとして300mg?450mgを1日1回経口投与する。
マイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(MAC)症を含む非結核性抗酸菌症の治療
- 通常、成人にはリファブチンとして300mgを1日1回経口投与する。
HIV感染患者における播種性MAC症の発症抑制
- 通常、成人にはリファブチンとして300mgを1日1回経口投与する。
- 本剤を使用する際には、近年、新たな臨床試験を実施していないため、投与開始時期、投与期間、併用薬等について国内外の学会のガイドライン1)?4)等、最新の情報を参考にし、投与すること。
- 「相互作用」併用注意の表に示された薬剤を投与中の患者に使用する場合は、本剤の用量を表に従って調節すること。エファビレンツ等のCYP3Aを誘導する薬剤と併用する場合には、本剤の曝露量が低下する可能性があるので、ガイドライン等を参考に本剤の増量を考慮すること。[「薬物動態」の項参照]
- 1日投与量が300mgを超える場合は、副作用の発現頻度が高くなるおそれがあるので、特に注意すること。
- 本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。
- 本剤をMAC症を含む非結核性抗酸菌症並びに結核症の治療に使用する際には、抗酸菌に感受性を示す他の薬剤と必ず併用すること。また、併用する薬剤の添付文書を熟読すること。
- 重度の腎機能障害のある患者(クレアチニンクリアランスが30mL/分未満)に使用する場合は、本剤の用量を半量にすること。[「慎重投与」、「薬物動態」の項参照]
慎重投与
- 重度の肝機能障害のある患者[肝機能を悪化させるおそれがあるので、本剤の用量の減量を考慮すること。「重要な基本的注意」、「薬物動態」の項参照]
- 重度の腎機能障害のある患者(クレアチニンクリアランスが30mL/分未満)[「薬物動態」の項参照]
重大な副作用
以下のような副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。注1)
- 白血球減少症(6.06%)、貧血(1.74%)、血小板減少症(1.59%)、汎血球減少症(0.16%)
- 肝機能異常(1.93%)、黄疸(0.72%)、肝炎(頻度不明)注2)
- ショック(0.09%)
- 心停止(0.06%)、心室細動(0.03%)、不整脈(0.03%)
- 脳出血(0.03%)
- 溶血性貧血(0.03%)
- 消化管出血(吐血、メレナ、胃腸出血)(0.12%)
- 偽膜性大腸炎(頻度不明)注2),注3)
- 深部静脈血栓症(0.09%)、血栓性血小板減少性紫斑病(0.03%)
- 腎機能障害(0.53%)
- 筋痙縮(0.09%)
- 痙攣(0.37%)
- 精神病性障害(0.09%)
- 歩行障害(0.09%)
- ブドウ膜炎(頻度不明)注2)
薬効薬理
抗菌作用45),46)
- リファブチンは、Mycobacterium tuberculosis及びMycobacterium avium complex(MAC)の臨床分離株に対してリファンピシンより強いin vitro抗菌活性を示した。
- リファブチンは、マウスのM. tuberculosis及びMAC全身感染モデルに対してリファンピシンより強い治療効果を示した。
作用機序47),48)
- リファブチンは、DNA依存性RNAポリメラーゼに作用し、RNA合成を阻害する。さらに、リファブチンはリファンピシン耐性M. tuberculosisのDNAへのチミジンの取り込みを阻害した。このことから、リファブチンはDNA合成も阻害し、リファンピシン耐性菌に対しても有効であることが示唆された。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
化学名
- (9S,12E,14S,15R,16S,17R,18R,19R,20S,21S,22E,24Z)-6,18,20-Trihydroxy-14-methoxy-7,9,15,17,19,21,25-heptamethyl-1’-(2-methylpropyl)-5,10,26-trioxo-3,5,9,10-tetrahydrospiro[9,4-(epoxypentadeca[1,11,13]trienimino)-2H-furo[2’,3’:7,8]naphtho[1,2-d]imidazole-2,4’-piperidine]-16-yl acetate
略号
分子式
分子量
性状
- 本品は赤紫色の粉末である。本品はメタノールにやや溶けやすく、エタノールにやや溶けにくく、水に溶けにくい。
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リファブチン。ミコブティン
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