- 英
- salamander
- 関
- 有尾類、サンショウウオ目
WordNet
- any of various typically terrestrial amphibians that resemble lizards and that return to water only to breed
- reptilian creature supposed to live in fire
PrepTutorEJDIC
- サンショウウオ / 火トカゲ(火中に住むといわれる伝説の動物)
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/02/21 02:13:50」(JST)
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「山椒魚」はこの項目へ転送されています。短編小説については「山椒魚 (小説)」をご覧ください。 |
有尾目 |
エゾサンショウウオ Hynobius retardatus
|
分類 |
界 |
: |
動物界 Animalia |
門 |
: |
脊索動物門 Chordata |
亜門 |
: |
脊椎動物亜門 Vertebrata |
綱 |
: |
両生綱 Amphibia |
目 |
: |
有尾目 Caudata / Urodela |
上科 |
: |
サンショウウオ上科 Cryptobranchoidea |
|
学名 |
Cryptobranchoide Dunn, 1922 |
下位分類群 |
- サンショウウオ科 Hynobiidae
- オオサンショウウオ科 Cryptobranchidae
|
サンショウウオ(山椒魚、鯢)とは、両生綱・有尾目(またはサンショウウオ目)サンショウウオ上科に属する動物の総称である。古くは椒魚(はじかみいお)と呼ばれた。
目次
- 1 呼び名
- 2 特徴
- 3 文化
- 4 利用
- 5 おもな日本産種
- 5.1 サンショウウオ科 Hynobiidae
- 5.2 オオサンショウウオ科 Cryptobranchidae
- 6 関連項目
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呼び名
山椒魚の名は、体にサンショウに似た香りがある種がいることによる。
かつては「はんざき」(あるいははんさき、半裂)とも呼ばれていた。これは食用として捕まえたサンショウウオを縦に裂いて、片半分を川に放流すると自然にもう片半分が再生してもとのサンショウウオに戻るという伝説によるもの。
英語名の「サラマンダー (salamander)」は、イモリの仲間のニュート (newt) も含む。元々は火の中に住む精霊サラマンダー(火トカゲ)を意味する。火トカゲとしてのサラマンダーのイメージは、ある種のイモリの特徴である鮮やかな赤色の腹面からきたものとする説、倒木などの薪の中に潜りこんだものが火にくべられた時に這い出てくることから、火の中から生まれると考えられていたことに由来するとする説などがある。
特徴
一般に名前が知られているのは全長50cm〜150cmと世界最大の両生類の一つであるオオサンショウウオだが、他の種類は20cm以下と小型である。日本産のサンショウウオでオオサンショウウオの次に大きいのは、体長20cmほどになるオオダイガハラサンショウウオである。
他の両生類と同じように、皮膚には鱗がなく粘膜におおわれる。呼吸の大半を皮膚呼吸に頼っていて、皮膚が湿っていないと生存できない。渓流に生息するハコネサンショウウオは肺を持っていない。また、前足は4本、後足は5本の指を持つ。キタサンショウウオ属のキタサンショウウオだけは後肢の指は4本。
春になると水辺に集まって産卵行動をおこなう種類が多い。アベサンショウウオなどは12月ぐらいから雪の上を歩いて繁殖場に移動する場合もある。イモリなどのイモリ亜目はメスが体内に精子を取り込み産卵時に受精させる体内受精を行うが、サンショウウオ亜目は産卵後にオスが放精する体外受精によって受精する。産卵場所は種類によって異なり、流れのない止水に産卵するものと、渓流の流れの弱い場所や伏流水中に産卵するものに大別できる。オオサンショウウオは数珠状につながった寒天質に包まれた多数の卵を産むが、他の小型のサンショウウオの卵は数cm〜10cm程度のバナナ状やコイル状の寒天質のさやに包んで産み、1つのさやにつき数個〜数十個の卵が入っている。
孵化した幼生にはアホロートルのような外鰓(がいさい)があるが、外見は種類によって異なる。
- 止水で育つ種類の幼生はからだの断面が丸く、足に爪がない。外鰓と別に「バランサー」という突起をもつ。
- 流水で育つ種類の幼生はからだの断面が上下に平たく、足に爪がある。バランサーはない。
幼生は水中で小動物を食べて成長するが、口に入る動物ならなんでも食べるため、共食いすることもある。孵化した当初は足も生えていないが、しばらくすると足が生え外鰓が消えて変態して幼体となり成体となる。
オオサンショウウオは繁殖期に川を遡上するとき以外はほとんど水中から出ることはないが、他の種類は陸上生活を送ることが多く、森林の落ち葉の下やモグラやネズミが掘った穴の中や、川近くの石の下などに生息する。繁殖期以外はあまり人の目にはふれることはない。
文化
利用
江戸時代初期、1643年(寛永20年)頃の『料理物語』にも食材としてサンショウウオの項があり、オオサンショウウオも含めて食料として用いられていた。現在も、串焼きにする例があり、中国ではチュウゴクオオサンショウウオがスープなどの食材とされている。
おもな日本産種
乾燥に弱く、動きも遅い動物で、他の地方の個体との交雑がおこりにくい。そのため地方ごとに独自の種類が分布している。開発などで種の存在がおびやかされやすく、絶滅が危惧されている種類や地域個体群も多い。
サンショウウオ科 Hynobiidae
- サンショウウオ属 Hynobius
- アベサンショウウオ Hynobius abei 種の保存法で種として採集・飼育禁止。
- イシヅチサンショウウオ Hynobius hirosei
- エゾサンショウウオ Hynobius retardatus
- オオイタサンショウウオ Hynobius dunni
- オオダイガハラサンショウウオ Hynobius boulengeri 奈良県、三重県で天然記念物指定で採集禁止。
- オキサンショウウオ Hynobius okiensis
- カスミサンショウウオ Hynobius nebulosus
- (オワリサンショウウオ) かつてトウキョウサンショウウオ Hynobius tokyoensisの名古屋周辺個体群をそう呼んで別種扱いしたことがあるが、近年カスミサンショウウオ Hynobius nebulosus と分かった。
- クロサンショウウオ Hynobius nigrescens
- ツシマサンショウウオ Hynobius tsuensis
- トウキョウサンショウウオ Hynobius tokyoensis
- トウホクサンショウウオ Hynobius lichenatus
- ハクバサンショウウオ Hynobius hidamontanus 長野県白馬村で天然記念物指定で採集禁止。
- (ヤマサンショウウオ) Hynobius tenuis 最新の研究によりハクバサンショウウオに含まれることが分かった。
- ヒダサンショウウオ Hynobius kimurae
- ブチサンショウウオ Hynobius naevius
- ベッコウサンショウウオ Hynobius stejnegeri 熊本県で天然記念物指定で採集禁止。鹿児島県と宮崎県で指定希少野生動植物指定になったため事実上、種として採集禁止になった。
- ホクリクサンショウウオ Hynobius takedai
- キタサンショウウオ属 Salamandrella
- キタサンショウウオ Salamandrella keyserlingii
- ハコネサンショウウオ属 Onychodactylus
- ハコネサンショウウオ Onychodactylus japonicus
オオサンショウウオ科 Cryptobranchidae
- オオサンショウウオ属 Andrias
- オオサンショウウオ Andrias japonicus 特別天然記念物指定で採集・飼育禁止。ワシントン条約附属書I指定で国際取引も禁止。
関連項目
Japanese Journal
- 論文を"正しく"よむ い・ろ・は : オオサンショウウオの統計集中講座(第3講)非劣性試験・CONSORTチェックリスト
- 論文を"正しく"よむ い・ろ・は : オオサンショウウオの統計集中講座(第2講)サンプルサイズは妥当? Kaplan-Meier法のグラフをどうよむ?
- 現場報告 川上ダムのオオサンショウウオ保護池における調査で得られた知見
Related Links
- 「かわいいクロサンショウウオ」は、サンショウウオの生態、飼い方、実際の飼育の記録をはじめ、ちょっと笑えるエピソードや飼育器具の自作の工夫を紹介しています。
- 日本産サンショウウオの生態と分類、観察や飼育方法を紹介。映像など具体的な情報を載せてます。 ... たとえば、人にサンショウウオの話しをしてみます。たぶん「何それ?」といった反応が返ってくると思います。
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★リンクテーブル★
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- 英
- urodelan、Urodela
- 関
- サンショウウオ、有尾両生類、有尾目、サンショウウオ目
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サンショウウオ
- 関
- Caudata、Urodela
[★]
- ラ
- Ambystoma
- 関
- アホロートル、トラフサンショウウオ科、Ambystoma属、アンビストーマ類、アンビストマ属
[★]
- ラ
- Ambystomatidae
- 関
- アホロートル、トラフサンショウウオ属、アンビストマ科、アンビストーマ類
[★]
- ラ
- Ambystoma mexicanum
- 関
- メキシコサラマンダー、メキシコアホロートル
[★]
- ラ
- Caudata
- 関
- サンショウウオ、有尾類、有尾目
[★]
- 商
- FK配合、HM散、KM散、M・M配合、NIM配合、S・M散、S・M配合、TM配合、YM散、サンショウ末、ビアサン、ピーマーゲン配合、マナミンTM、リーダイMM配合、苦味チンキ、大建中湯エキス、当帰湯エキス