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- 初めまして、商業にてイラストレーターとして活動しています。アセリオと申します。 精一杯頑張りたいと思いますので宜しくお願い致します。 傾向 塗りの傾向 CGで言うところの水彩塗りと厚塗りが基本となります。
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
アセリオ静注液1000mg
組成
成分・分量〉
有効成分(1バイアル100mL中)
添加物(1バイアル100mL中)
- D-マンニトール 3850mg
L-システイン塩酸塩水和物 25mg
リン酸水素二ナトリウム二水和物 13mg
水酸化ナトリウム 適量
塩酸 適量
禁忌
- 重篤な肝障害のある患者
[重篤な転帰をとるおそれがある.]
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 消化性潰瘍のある患者
[症状が悪化するおそれがある.]
- 重篤な血液の異常のある患者
[重篤な転帰をとるおそれがある.]
- 重篤な腎障害のある患者
[重篤な転帰をとるおそれがある.]
- 重篤な心機能不全のある患者
[循環系のバランスが損なわれ,心不全が増悪するおそれがある.]
- アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤による喘息発作の誘発)又はその既往歴のある患者
[アスピリン喘息の発症にプロスタグランジン合成阻害作用が関与していると考えられる.]
効能または効果
- 経口製剤及び坐剤の投与が困難な場合における疼痛及び発熱
- 経口製剤及び坐剤の投与が困難で,静注剤による緊急の治療が必要である場合等,静注剤の投与が臨床的に妥当である場合に本剤の使用を考慮すること.経口製剤又は坐剤の投与が可能になれば速やかに投与を中止し,経口製剤又は坐剤の投与に切り替えること.
- 下記のとおり本剤を15分かけて静脈内投与すること.
成人における疼痛
- 通常,成人にはアセトアミノフェンとして,1回300〜1000mgを15分かけて静脈内投与し,投与間隔は4〜6時間以上とする.なお,年齢,症状により適宜増減するが,1日総量として4000mgを限度とする.
ただし,体重50kg未満の成人にはアセトアミノフェンとして,体重1kgあたり1回15mgを上限として静脈内投与し,投与間隔は4〜6時間以上とする.1日総量として60mg/kgを限度とする.
成人における発熱
- 通常,成人にはアセトアミノフェンとして,1回300〜500mgを15分かけて静脈内投与し,投与間隔は4〜6時間以上とする.なお,年齢,症状により適宜増減するが,原則として1日2回までとし,1日最大1500mgを限度とする.
2歳以上の幼児及び小児における疼痛及び発熱
- 通常,2歳以上の幼児及び小児にはアセトアミノフェンとして,体重1kgあたり1回10〜15mgを15分かけて静脈内投与し,投与間隔は4〜6時間以上とする.なお,年齢,症状により適宜増減するが,1日総量として60mg/kgを限度とする.ただし,成人の用量を超えない.
乳児及び2歳未満の幼児における疼痛及び発熱
- 通常,乳児及び2歳未満の幼児にはアセトアミノフェンとして,体重1kgあたり1回7.5mgを15分かけて静脈内投与し,投与間隔は4〜6時間以上とする.なお,年齢,症状により適宜増減するが,1日総量として30mg/kgを限度とする.
- 本剤の投与に際しては,投与速度を厳守すること(本剤の有効性及び安全性は本剤を15分かけて静脈内投与した臨床試験において確認されている.【臨床成績】の項参照).なお,本剤の投与速度及び投与量により,循環動態に影響を及ぼすことが明らかに予想される患者には投与しないこと.
- 乳児,幼児及び小児の1回投与量の目安は下記のとおり.
(「慎重投与」及び「重要な基本的注意」の項参照)
体重:5kg
体重:10kg
体重:20kg
体重:30kg
- 乳児,幼児及び小児に対する1回あたりの最大用量はアセトアミノフェンとして500mg,1日あたりの最大用量はアセトアミノフェンとして1500mgである.
慎重投与
- アルコール多量常飲者[肝障害があらわれやすくなる(「相互作用」の項参照).]
- 絶食・低栄養状態・摂食障害等によるグルタチオン欠乏,脱水症状のある患者[肝障害があらわれやすくなる.]
- 肝障害又はその既往歴のある患者[肝機能が悪化するおそれがある.]
- 消化性潰瘍の既往歴のある患者[消化性潰瘍の再発を促すおそれがある.]
- 血液の異常又はその既往歴のある患者[血液障害を起こすおそれがある.]
- 出血傾向のある患者[血小板機能異常が起こることがある.]
- 腎障害又はその既往歴のある患者[腎機能が悪化するおそれがある.]
- 心機能異常のある患者[症状が悪化するおそれがある.]
- 過敏症の既往歴のある患者
- 気管支喘息のある患者[症状が悪化するおそれがある.]
- 高齢者(「重要な基本的注意」及び「高齢者への投与」の項参照)
- 小児等(「重要な基本的注意」及び「小児等への投与」の項参照)
重大な副作用
ショック,アナフィラキシー:
(頻度不明)
- ショック,アナフィラキシー(呼吸困難,全身紅潮,血管浮腫,蕁麻疹等)があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には直ちに投与を中止し,適切な処置を行うこと.
中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群),急性汎発性発疹性膿疱症:
(頻度不明)
- 中毒性表皮壊死融解症,皮膚粘膜眼症候群,急性汎発性発疹性膿疱症があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと.
喘息発作の誘発:
(頻度不明)
劇症肝炎,肝機能障害,黄疸:
(頻度不明)
- 劇症肝炎,AST(GOT),ALT(GPT),γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害,黄疸があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと.
顆粒球減少症:
(頻度不明)
- 顆粒球減少症があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと.
間質性肺炎:
(頻度不明)
- 間質性肺炎があらわれることがあるので,観察を十分に行い,咳嗽,呼吸困難,発熱,肺音の異常等が認められた場合には,速やかに胸部X線,胸部CT,血清マーカー等の検査を実施すること.異常が認められた場合には投与を中止し,副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと.
間質性腎炎,急性腎不全:
(頻度不明)
- 間質性腎炎,急性腎不全があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと.
薬効薬理
- アセトアミノフェンの作用の正確な部位や機序は完全には解明されていないが,解熱剤としての有効性は視床下部の体温調節中枢への作用に起因するとされ,鎮痛作用は視床と大脳皮質に作用して痛覚閾値を上昇させることによると考えられている.作用機序としては,中枢神経系に作用し,プロスタグランジン(PG)合成,カンナビノイド受容体系又はセロトニン作動系などに影響を及ぼすと考えられている12).アセトアミノフェンの静脈内単回投与は,雄マウスを用いたフェニルベンゾキノン腹腔内投与による侵害受容反応に対して鎮痛作用を示した13).
有効成分に関する理化学的知見
一般名
化学名
- N-(4-Hydroxyphenyl)acetamide
分子式
分子量
性 状
- 白色の結晶又は結晶性の粉末である.メタノール又はエタノール(95)に溶けやすく,水にやや溶けにくく,ジエチルエーテルに極めて溶けにくい.水酸化ナトリウム試液に溶ける.