出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/06/25 02:34:25」(JST)
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脚注機能を用いると、記事本文の内容に関する参考文献や注釈といった短い補足コメントを、記事の末尾など本文とは別の場所にまとめて表示することができます。本文中に置いた専用のリンク記号をクリックすることで、対応する脚注コメントを参照します。
具体的には、このようなものです[解説 1]。
ここでは編集・執筆者のために、脚注の作成方法の技術的な説明をします。読者のための説明はHelp:脚注/読者向けをご覧ください。
なぜ出典を明記しなければならないかや、出典にどのような内容を記述するべきかについての、編集・執筆者向けの説明はWikipedia:出典を明記するをご覧ください。
また、Wikipedia:出典テンプレート#ハーバード参照方式を使用すれば記述を簡易化できます。
文字列 <ref>
と</ref>
(いずれも半角文字)で通常の文を囲みます。すると、囲われた文は文章中のその場所には表示されない脚注コメントとなり、代わりに通し番号が割り振られたリンク記号がその場所に表示されます。<ref>
の代わりに<ref name="○○">
と書くこともできます。○○の部分には簡潔に脚注を区別して表す文字列を入れます。このことによって、同じ脚注を異なる場所から参照できるようになります(方法は後述)。一定の条件のもとでは引用符を省略することができます。文字列についての条件は下の#name、group属性に用いる文字列の詳しい仕様節をご覧ください。
記述例 | 表示結果 |
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このように本文中に脚注コメントを記述すると、実際には通し番号の脚注リンク記号が表示されます<ref>ここは脚注コメントです。本文と別の場所にリンク表示されます。</ref>。
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このように本文中に脚注コメントを記述すると、実際には通し番号の脚注リンク記号が表示されます[1]。 脚注機能を利用すると、記事の出典や参考文献をスマートに参照することができます[2]。 |
こうして作成された脚注コメントは、半角文字で<references />
または{{Reflist}}
と記述した場所に一覧表示され、対応する本文中の脚注リンクをクリックして参照することができるようになります。ここには、作成した場所より上に作成されたすべての脚注コメントが一括表示されるので、基本的に<references />
または{{Reflist}}
は1つのページにいずれか1つのみ作成します。Template:Reflistも参照。
記述例 | 表示結果 |
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{{Reflist}}
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以上が、脚注リンクの作成方法です。実際の記事執筆に取りかかる前に、下記の『スタイルと用法』にあるアドバイスも併せてお読みください。
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記事中の他の場所から同じ脚注を参照させたい場合は、脚注リンクの識別名(○○の部分)を同じにします。このとき2つ目以降の脚注コメントは無視されるため、省略が可能です。その場合、<ref name="○○" />
とだけ記述してもかまいません。
記述例 | 表示結果 |
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通常はそれぞれの脚注リンクに個別の番号が順に割り振られますが<ref>各脚注コメント横の^マークをクリックすると対応する番号の位置に戻ります。複数の箇所から参照される場合はアルファベット記号が表示されます。</ref>、同じ識別名の脚注リンクには同じ番号が表示されます<ref name="example">同じ識別名の脚注リンクのうち、2つ目以降のここのコメントは表示されないため省略可能です。</ref>。
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通常はそれぞれの脚注リンクに個別の番号が順に割り振られますが[1]、同じ識別名の脚注リンクには同じ番号が表示されます[2]。 後者の場合、上で紹介した略記法が使用できます[2]。 脚注
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{{Sfn}}タグを使えば、同一の脚注を自動で集約化します。詳細は「Wikipedia:出典テンプレート#ハーバード参照方式」を参照してください。
基礎情報テンプレートなど、テンプレートの仕様変更により引数が出力されなくなることもあります。その際、脚注コメントをテンプレートの引数に記述していると、エラーが表示されてしまいます。出来る限り本文中に脚注コメント本体を記述した方が良いでしょう。
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<ref>
タグと<references/>
タグの中で
<ref group="グループ名">
<references group="グループ名" />
と指定してください("グループ名"には"注釈"などを使います)。なお、</ref>
タグの使用法は変わりません。
さらなる使用説明については、以下「注釈と出典の分離」など応用編を参照ください。
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記事の中には、出典(参照した情報源)の書誌情報と、注釈(補足説明)が、脚注のなかに混在しているものもあります。しかし、それでは記事の文中に[1][2][3]がついていても、その箇所がきちんと出典が付加された箇所か、それとも補足説明のみで要出典な箇所か、一見では判別しにくくなります。
分離したほうが好ましいと考える場合は、文中で同じように[1][2][3]と表示するのではなく、注釈を示す脚注を[注釈1][注釈2][注釈3]と表示させ、出典を示す脚注と区別することができます。この作業を行なう場合、同時に、記事末の「脚注」の節も2つの節に分離し「注釈」の節には注釈が、「出典」の節には出典が、それぞれ別々に記載されるようにします。
作業手順:
<ref>ほにゃらである</ref>
→ <ref group="注釈">ほにゃらである</ref>
<ref name="honyara-setsumei"/>
→ <ref group="注釈" name="honyara-setsumei"/>
== 注釈 ==
<references group="注釈"/>
== 出典 ==
<references/>
== 注釈 ==
{{Reflist|group="注釈"}}
== 出典 ==
{{Reflist}}
記述例 | 表示結果 |
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例示のための文章です<ref group="注釈">これは注釈の例です。</ref>、さらなる例示文章です<ref group="注釈" name="ex02">説明用の脚注を参照元や引用元とは別に表示できます。混合された「注釈と参照元」や「注釈と引用元」というような項目が作成できます。 これはそのような注釈の例です。 refタグのgroup拡張を使用して作成されます。</ref>。
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例示のための文章です[注釈 1]、さらなる例示文章です[注釈 2]。 ポイントは参照を手助けします[1]。2度目の注釈です[注釈 2]。注釈は参照を手助けします[注釈 3]。 注釈
出典
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上の作業で<ref group="注釈">と<references group="注釈" />を使用する代わりに、
のテンプレートを使用することも可能です。
<ref>タグの本来目的は、出典(参照文章と参照箇所)の記述のためであり、その数も多くなりがちなので、出典用には、特にgroup="グループ名"は指定しませんが、させている記事もあります(用例:愛知電気鉄道電7形電車ではgroup="出典"を設け、[出典1][出典2]と表示させている)。
注釈(補足説明)用に使う場合は、<ref group="注釈">を使うのがルーズな規定ですが、完全統一はされていません。見た目をすっきりしたいなどの理由で、
をもちいている記事もあります。
また、英文記事の場合は、group="lower-alpha"
を使ってa b c、group="lower-roman"
を使ってi ii iiiと表示されるPredefined groupsが存在しますが、日本語版では実装されていないので、翻訳するときなどは、group="注釈"
など適当に置き換えてください。
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ソースコード上で脚注コメントを、本文内のリンク記号位置でなく脚注表示位置に記述したい場合があります。例えば
などが考えられます。そのためには、<ref>
タグのname=
拡張を使用した上で、脚注の内容を記述した<ref name="○○">...</ref>
を<references>
と</references>
タグで挟み、脚注表示部に置いてください。本文の参照箇所では(単にname=
拡張を使用したときと同様に)<ref name="○○"/>
と記述してください。
記述例 | 表示結果 |
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記事本文です<ref name="hogehoge" />。オプションを使用しない場合と混在させることができます<ref group="†">この脚注文はソースコード上では本文に続けて記述されています。</ref>。group拡張と併用させることもできます<ref group="†" name="memo01" />。
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記事本文です[1]。オプションを使用しない場合と混在させることができます[† 1]。group拡張と併用させることもできます[† 2]。 注釈
出典
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{{Reflist}}テンプレートを使用する場合は、|refs=
引数を使用してください。
記述例 | 表示結果 |
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記事本文です<ref name="ex01" />。
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記事本文です[1]。 脚注
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システムの都合により<ref>...</ref>
タグは入れ子にすることが出来ません。代わりに、{{Refnest}}テンプレートを用いることができます。
技術的には、単純な<ref>...</ref>
の入れ子は、エラーになりますが、<ref>...</ref>
の中でも、"#tag" マジックワードは使えますので、Refnestはこれを利用します。#tagはそのままではソースが読みにくいので、Refnestテンプレートを使って下さい。
記述例 | 表示結果 |
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記事本文です{{Refnest|group="注"|注釈文です。ここの記述の出典を示したいときに、このようにして出典を参照することができます<ref>注釈文の出典。</ref>。}}{{Refnest|group="注"|name="note-example"|このようにname引数を指定することもできます<ref>注釈文2の出典。</ref>。}}。続く記事本文です<ref group="注" name="note-example" />。
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記事本文です[注 1][注 2]。続く記事本文です[注 2]。 注釈
出典
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ただし現在のところ、入れ子にした脚注を、脚注表示位置に記述する(#脚注文記述箇所を本文から分離したいとき)ことはできません。この問題の詳細についてはbug 20707http://bugzilla.wikimedia.org/show_bug.cgi?id=20707を参照してください。
ウィキペディアでは記事の信頼性向上のために出典を明記することが推奨されていますが、逐一これらを本文中に記載しようとすると文章が煩雑になりがちです。そのような場合に脚注機能を使うと本文が読みやすくなります。記事全体の構成や編集方針を十分検討した上で効果的に活用してください。
<ref>
タグと</ref>
タグの間に以下のテンプレートを使って参考文献の詳細を記述するとそれらが一定のスタイルで表示されます。 記事執筆の一助として適宜利用してください。<ref>...</ref>
内では、テンプレートのsubst展開はできません。{{subst:テンプレートx}}と書くと、それがそのまま残ります。<ref>
タグは入れ子にできません。上記#脚注を入れ子にしたいとき参照。!$%&()*,-.:;<@[]^_`{|}~
のみからなる場合は省略可能です。"
)で囲む必要があります。"
)です。他の引用記号類は名前の一部として扱われます。<
) や2重引用符 ("
)を含むことはできません。
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