- 次の文を読み、33、34の問いに答えよ。
- 25歳の男性。意識消失発作を主訴に来院した。
- 現病歴:受診日の早朝、車を運転中に便意を自覚した。排便したかったが、我慢をして運転を続けた。ガソリンスタンドに車を止めて、車外に一歩踏み出したところで、発汗を認めた。そして頭から血が引いてゆく感じがして気が遠くなり、その場にゆっくりと倒れ込んだ。数秒後に意識は戻り、怪我はなく、歩行することができた。
- 既往歴:特記すべきことはない。
- 現症:身長170cm、体重65kg。体温36.5℃。呼吸数14/分。脈拍80/分、整。血圧100/80mmHg。眼瞼結膜に貧血はない。心音と呼吸音とに異常を認めない。神経学的に異常所見を認めない。
[正答]
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[★]
- 次の文を読み、35、36の問いに答えよ。
- 58歳の男性。初めての人間ドックのため来院した。
- 現病歴:3年前から排尿に時間がかかることがあった。
- 既往歴:特記すべきことはない。
- 現症:意識は清明。身長168cm、体重65kg。体温36.3℃。脈拍72/分、整。血圧146/78mmHg。胸腹部と四肢とに異常はない。直腸診で前立腺に硬結を触知する。
- 検査所見:尿所見:蛋白(-)、糖(-)、潜血(-)、沈渣に異常はない。
- 血液所見:赤血球420万、Hb13.8g/dl、Ht41%、白血球6,200、血小板23万。
- 血清生化学所見:空腹時血糖102mg/dl、総蛋白7.6g/dl、総コレステロール228mg/dl、AST58IU/l、ALT45IU/l。
- 免疫学所見:CRP0.2mg/dl、AFP10ng/ml(基準20以下)、CEA2.0ng/ml(基準5以下)、PSA3.9ng/ml。
- この施設の人間ドックの統計によると、過去10年間で50歳以上の男性受診者15,000人で前立腺癌と診断された者が450人いた。この統計を検査前確率の算定に用いた。この施設のPSAの基準値は年齢毎に決められ、40~49歳2.5ng/ml以下、50~59歳3.5ng/ml以下、60~69歳4.5ng/ml以下、70~79歳5.5ng/ml以下である。前立腺癌の検査におけるPSA、直腸診および組合せ検査の感度と特異度とを調べた結果を表に示す。
- 検査感度特異度PSA増加0.670.97
- 直腸診異常0.500.94
- PSA増加または直腸診異常0.640.92
- PSA増加と直腸診異常0.330.99
- この患者が前立腺癌である検査後確率はどれか。
- a. 10%
- b. 33%
- c. 50%
- d. 75%
- e. 90%
[正答]
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[★]
- 次の文を読み、33、34の問いに答えよ。
- 25歳の男性。意識消失発作を主訴に来院した。
- 現病歴:受診日の早朝、車を運転中に便意を自覚した。排便したかったが、我慢をして運転を続けた。ガソリンスタンドに車を止めて、車外に一歩踏み出したところで、発汗を認めた。そして頭から血が引いてゆく感じがして気が遠くなり、その場にゆっくりと倒れ込んだ。数秒後に意識は戻り、怪我はなく、歩行することができた。
- 既往歴:特記すべきことはない。
- 現症:身長170cm、体重65kg。体温36.5℃。呼吸数14/分。脈拍80/分、整。血圧100/80mmHg。眼瞼結膜に貧血はない。心音と呼吸音とに異常を認めない。神経学的に異常所見を認めない。
[正答]
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