- 次の文を読み、10~12の問いに答えよ。
- 59歳の女性。言動の変化を心配した夫に付き添われ来院した。
- 現病歴 : 夫は「妻は元来料理が得意であったが、最近献立が毎日同じで味付けもまずくなった。しかも料理を焦がすことが多い」と訴える。市場に買い物に出て迷子になり、隣人に連れられ帰宅したこともあった。
- 既往歴 : 特記すべきことはない。
- 生活歴 : 25歳で現在の夫と結婚。専業主婦で一男二女をもうけた。元来明るく家事育児も問題なくこなした。
- 現症 : 意識は清明。身だしなみは整っている。本人はニコニコ笑って「ちよっと体の調子が悪いんです」と答える。
[正答]
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- 次の文を読み、13~15の問いに答えよ。
- 78歳の女性。発熱、咳および痰を主訴に家族に連れられて来院した。
- 現病歴 : 3日前から38℃台の発熱と咳とが出現した。昨日から黄色の痰を多量に喀出するようになった。
- 既往歴 : 60歳から高血圧症で降圧薬を服用している。
- 家族歴 : 特記すべきことはない。
- 生活状況 : 夫とは死別し、息子夫婦と同居している。降圧薬を服用するようになったころからつまずきやすくなり、杖を使うようになって、近くの公園にも出かけなくなった。朝は自分で起きて、洗面後、家族と朝食をとる。息子夫婦が出かけたあとは家でテレビを見たり、盆栽に水をやったりして暮らしている。息子の休日には、一緒に公園まで出かける。買い物は息子夫婦に任せて、郵便物だけは郵便受けに取りに行く。かかってきた電話に受け答えはできる。排尿・排便は自力でできる。
- 現症 : 意識は清明。身長154cm、体重54㎏。体温37.2℃。呼吸数16/分。脈拍64/分、整。血圧120/80mmHg。貧血と黄疸とはない。皮膚はやや乾燥している。心雑音はない。右胸部下肺野にcoarse cracklesを聴取する。腹部には異常を認めない。
- 検査所見 : 尿所見:異常を認めない.。血液所見:赤血球420万、Hb13.0g/dl、Ht40%、白血球11,200。血清生化学所見:総蛋白6.0g/dl、アルブミン3.4g/dl、AST36単位、ALT30単位、LDH342単位(基準176~353)。CRP15.6mg/dl。
- 経過 : 治療のため個室に入院した。痰の喀出が不十分で、常時ではないが、のどの奥の痰の吸引が必要である。喀痰のグラム染色の結果ではグラム陽性球菌が優勢である。細菌培養の結果はまだ判明していない。
- 障害老人の日常生活自立度(寝たきり度)判定基準を以下に示す。
- a. J-1
- b. J-2
- c. A-1
- d. A-2
- e. B-1
[正答]
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- 次の文を読み、10~12の問いに答えよ。
- 59歳の女性。言動の変化を心配した夫に付き添われ来院した。
- 現病歴 : 夫は「妻は元来料理が得意であったが、最近献立が毎日同じで味付けもまずくなった。しかも料理を焦がすことが多い」と訴える。市場に買い物に出て迷子になり、隣人に連れられ帰宅したこともあった。
- 既往歴 : 特記すべきことはない。
- 生活歴 : 25歳で現在の夫と結婚。専業主婦で一男二女をもうけた。元来明るく家事育児も問題なくこなした。
- 現症 : 意識は清明。身だしなみは整っている。本人はニコニコ笑って「ちよっと体の調子が悪いんです」と答える。
[正答]
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