- 関
- 弁膜症性心房細動
- 僧帽弁修復術(僧帽弁輪縫縮術や僧帽弁形成術)後は塞栓症の高リスクとはいえず、非弁膜症性として取り扱う(心房細動治療(薬物)ガイドライン(2013年改訂版))
- リウマチ性でない僧帽弁閉鎖不全症は非弁膜症性としてとりあつかう(心房細動治療(薬物)ガイドライン(2013年改訂版))
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- エドキサバンの長所と短所 (MAIN CONTENTS 各DOACの長所と短所)
- Cardio-coagulation = カーディオコアギュレーション : 循環器における抗凝固療法 5(1), 33-39, 2018-03
- NAID 40021583876
- 非弁膜症性心房細動患者における実臨床での抗凝固療法の有効性と安全性
- 適正なワルファリン管理下で心原性脳塞栓症を発症し胸腔鏡下左心耳切除術を行った1例
Related Links
- 非弁膜性心房細動は、不規則な心臓リズムの1つの可能なタイプです。症状、原因、治療法の詳細については、こちらをご覧ください。 症状、原因、治療法の詳細については、こちらをご覧ください。
- 非弁膜症性心房細動 弁膜症性心房細動には人工弁置換手術後(機械弁,生体弁ともに)の場合とリウマチ性僧帽弁膜症の場合があります。 後述の抗凝固療法を行う際に、薬剤の選択などがこの分類に基づいて規定されることとなります。
- 非弁膜症性心房細動(NVAF)は、リウマチ性僧帽弁疾患、人工弁および僧帽弁修復術の既往を有さない心房細動のことで、冠動脈硬化症、高血圧、心不全などに起因する。NVAFにおける脳梗塞発症のリスク評価に、CHADS2スコアが用いられている。
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★リンクテーブル★
[★]
- 関
- 非弁膜症性心房細動
- リウマチ性僧帽弁膜症(僧帽弁狭窄症)、人工弁(機械弁・生体弁)置換術後(心房細動治療(薬物)ガイドライン(2013年改訂版))
[★]
- 英
- atrial fibrillation, AF, AFIB
- 関
- 心房粗動、心室細動
定義
- 心房細動は心房が高頻度に、しかも同期せずに興奮する状態である。その結果、心房は心室に血液を送るための律動的な収縮を行えなくなり、また心室の興奮も不規則となる。 (参考2)
分類
- 参考2
- 基礎心疾患を認めず,高血圧もない症例に出現した心房細動
完全房室ブロックを伴う心房細動(EAB 135)
原因
心房細動を合併しやすい病態
- 医学大事典
- 虚血性心疾患、高血圧症、リウマチ性心疾患、心筋症、呼吸器疾患、甲状腺機能亢進症、高齢者心房中隔欠損症、WPW症候群など
- 心房負荷で僧帽弁狭窄症を来しやすい
甲状腺機能亢進症
危険因子 QB.C-410
- 高齢者(65歳以上)
- 脳卒中の既往
- 高血圧
- 心不全
- 心房・心室拡大
症状
- 頻拍に因る:動悸、胸部圧迫感
- 拍出量低下による:(器質的心疾患のある場合)心不全
- 心房収縮低下による:心房内血栓形成 → 血栓塞栓症
- 血栓塞栓症は心房細動の時と心房細動から洞調律に復帰させるときに起こりやすい。
心電図
- 着目する誘導:P波 = II誘導、f波 = V1誘導
- 1. f波の出現(400-700/分(EAB.160), 350-600/分(PHD.295))←多数興奮旋回 multiple reentry
- 2. P波の欠如
- 3. RR間隔が不整 ← f波が時々心室に伝わるため
- 絶対性不整脈
[show details]
治療
QB.C-410
- 血行動態が不安定:電気的除細動
- 血行動態が安定 :2-3週間抗凝固療法を行ってから薬物的な除細動Class Ia(APD↑), Class Ic(APD±)
- 48-72時間以内に新規発症した心房細動では抗凝固療法不要
- 経食道心エコーにより左房内血栓を認めなければ、除細動施行。
- 慢性経過(6ヶ月程度)した慢性心房細動では除細動を行っても再発する率が高いので、除細動の適応にはならない????
概要
- 薬物療法と抗凝固療法を施行する
- electrical direct-current cardioversionによる洞調律の回復は、頻脈の時にすべき(心房の興奮が心室に伝導しているとき)
- カテーテルアブレーションは症状があって、かつ他の内科的治療法が奏効しない特に行う
- 外科治療はMaze手術がある
薬物治療
- 心室への興奮の伝達を抑制:Class II, class IV, or digitalis
- 除細動 :Class Ia(APD↑), Class Ic(APD±), Class III
薬物治療 (不整脈薬物治療に関するガイドライン Guidelines for Drug Treatment of Arrhythmias (JCS 2004))
抗凝固療法
- ワーファリンはINR 1.6-2.5に調節。欧米では2.0-3.0。 (QB.C347)日本人ではPT-INRを1.5-2.0に設定。 治療域が狭く個人差が大きいのでPT-INRをモニターする。
- C cardiac failure
- H hypertension
- A age >75yr
- D disbites mellitus
- S2 prior stroke or TIA
- 0 LOW: aspirin 81-325 mg PO dialy
- 1 MODERATE: aspirin or warfarin
- 2 MODERATE: previous CVA/TIA/embolism? YES: warfarin/NO: aspirin or warfarin
- 3-6 HIGH: warfarin
外科的療法 (NSU.440)
- 再発性の発作性心房細動で患者の社会生活に障害が生じているもの
- 塞栓症の既往のある心房細動
- 冠状動脈疾患、僧帽弁膜症、心房中隔欠損症などのため手術を受ける症例で、発作性あるいは慢性心房細動を有する症例
- 右心房、心房中隔、左心房に切り込みを入れ一方向性の伝導しか起こらなくする。
- Coxが創案し、手術法はMazeIII法と呼ばれる。
心房細動の存在により面倒くさくなること
参考
- 1. 不整脈薬物治療に関するガイドライン(2009年改訂版)
- [display]http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2009_kodama_h.pdf
- 2. 不整脈薬物治療に関するガイドライン Guidelines for Drug Treatment of Arrhythmias (JCS 2004)
国試
[★]
- 英
- atrium of heart
- ラ
- atrium
- 関
- 心室、右心房、左心房
[★]
- 英
- fibrillation
- 関
- f波