衣服

英

clothes

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1. 『衣服』,着物 / (シーツ・毛布など)寝具,夜具(bedclothes)

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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』「2014/10/02 12:22:35」(JST)

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衣類（いるい、wear）とは、身に着る物の総称。

着物（きもの）とも。「衣服（いふく）」や「服（ふく）」とも。またやや古風に「ころも」とも。

概説

衣類とは、身に着る物の総称である。

衣類を学術的に研究する場合は「被服」という用語・概念でとらえられているので該当記事を参照されたい。

衣類というのは、他の人にどのように見えるか（装い（よそおい））という側面に特に焦点を当てた場合は「服装」という用語・概念でとらえられているので、記事を参照されたい。

「服装」および「ファッション」も参照

目的・機能

衣類は様々な機能を荷っている。

衣服は基本的に、体温調節（の補助）の役割を荷っている。寒い場所では身体が冷えすぎないようにするために用いられている。動物は毛皮に包まれているが、人類の体表には毛皮がないためである。赤道近くの砂漠などの場所では太陽光をさえぎるために使われていて、こちらも必需品である。衣服はまた基本的に体表を護り傷つけないための役割も荷っている。人は毛皮がないので、ちょっとした突起物・破片等で簡単に皮膚が傷ついてしまうためである。

また衣類は基本的に身体（の一部）を隠すためにも用いられている。

現代では衣類は次のような様々な機能を果たすために使われている。機能は様々でその切り分け方、説明のしかたも様々であるが、次のような説明も可能であろう。

• 体温調節のため（衣服は概して体温調整に使われている。特に寒さ対策の温かい衣類は防寒着と言う。）
  • 汗の吸収と発散（下着類を中心として）
• 怪我を防止するため（衣服全般。特に特化したものは作業着、防護服など）
• スポーツ（運動）をしやすくするため（スポーツウェア）
• 身体の汚れを防ぐため（白衣 等々。作業着などは防護と汚れ防止を同時に荷っている）
• 身体（の一部）をひとから隠すため（衣服全般。下着。）
• 何らかの組織の一員であることを示すため。社会的に特定の役割を荷っていることを示すため。（制服）
• 宗教的な役割を示すため（法衣 等）
• 礼儀・マナーをわきまえていることを示すため（礼服 等。またビジネスマンのスーツ・ネクタイ 等）
• 思想信条、ライフスタイル、文化背景、知性、美的なセンス、所属する社会グループ、経済力 等々を示すため
• 強そうに見せて威嚇したり、自分の弱さを隠すため

以上、参考までに挙げてみたが、説明する人により切り分け方は様々ある。

衣類はただひとつの目的（機能）のために用いられているということはむしろ稀で、大抵は複数の機能を同時に荷っている。 例えば制服や礼服は、社会的機能も担っているが、同時に体温調整の機能も考慮されている。例えばスポーツウェアは一般に、動きやすさ・体温調整・怪我防止・ファッションの役割を同時に果たすように考慮されている。

実用的な役割の衣類と社会的・シンボリックな役割の衣類に分けらることもあるが、それらがからみあっている場合もあり、いつもすんなりと分けられるわけでもない。例えば白衣は、元は汚れ防止のため（つまり実用的な目的）で衣類の上に重ね着するものであるが、特定の印象づけを行うことで見る人の心理を操作するためにも用いられていることが知られている。

分類

様々な分類方法がある。

日本では「和服 / 洋服 」という対比的な分類はしばしば用いられている。和服は日本風の服である。（「着物 きもの」は元は身につけるもの、衣類全般を指すための言葉であるが、特に和服を指す場合もある）。和服と対比された洋服とは欧米風の衣類である。日本では明治・大正など西洋ばかりを意識していた時代があったわけであるが、もっと視野を広げると、インドのサリー（女性）やクルタ（男性）、モンゴルのデール、中国の漢服、韓国の韓服　等々もある。つまり世界には様々な「民族服」（民族衣装）があり、実は和服も民族服のひとつである。

衣類は重ねて着ることが多いものであるが、日本語では上側（外側）に着る着物を「上着（うわぎ）」と言い、下側（内側）に着る着物を「下着（したぎ）」と言う。 英語では「outerwear アウターウェア」 「innerwear インナーウェア」などと言う。

下着（インナー）

下着は吸汗（と汗の空気中への蒸発）という役割を荷っている。概して吸汗性の高い素材が使用され、もともともっぱら綿や絹などの天然繊維が用いられていたが、現在ではポリエステルなどの化学繊維が利用されることが多い。

詳細は「下着」を参照

• ランニングシャツ
• ブリーフ
• トランクス
• ボクサーブリーフ
• 褌
• 襦袢
• 腰巻
• 裾除け
• 湯文字
• おむつ（おしめ）
• ステテコ
• タンクトップ
• キャミソール
• ブラジャー
• パンティー（ショーツ）
• ズロース
• ガードル
• ボディスーツ
• スリップ
• スリーマー
• ウエストニッパー
• ペチコート

上着

上半身に着るものを英語では「topsトップス」と言い、下半身に着るものを「botomsボトムス」と言う。 日本語ではあまりそうした区分は使っていなかったが、便利な概念なのでそうした分類も使って紹介する。

• スーツ
• タキシード
• コート

• ワンピース
• ドレス

• 裃
  • ちゃんちゃんこ
• 丹前

• つなぎ

トップス

詳細は「トップス (衣服) 」を参照

• シャツ
  • ワイシャツ
• カットソー
  • Tシャツ
• トレーナー（スウェット）
• セーター
• ジャケット
• 羽織
• 半纏
  • 法被

ボトムス

詳細は「ボトムス」を参照

• ズボン
  • スラックス
  • ジーンズ
  • トレーニングパンツ
• ショーツ
  • 半ズボン
  • ハーフパンツ
  • ショートパンツ
• スカート
  • ロングスカート
  • ミニスカート
• 袴
  • 股引
  • もんぺ
• 腰蓑

他

• 布状のもの
  • スカーフ
  • ターバン
  • バンダナ
  • 手拭
    • 鉢巻

首に巻くもの

• ネクタイ
• スカーフ
• ネッカチーフ
• マフラー
• 手拭

手につけるもの

• 手袋
  • 軍手
  • 革手
• 手甲
• リストバンド

腰に巻くもの

• 帯
• 帯紐
• ベルト (服飾)

足につけるもの

• 靴下
  • ニーソックス（ハイソックス、オーバーニーソックス）
  • サイハイソックス
  • ルーズソックス
• 襪子
• 足袋
• レッグウォーマー
• ゲートル
• 脚絆
• タイツ
  • パンティストッキング

夜着

• 夜着
  • ガウン
  • パジャマ
  • バスローブ
  • 浴衣
  • ネグリジェ
  • ベビードール

雨天用

• レインウェア
• 合羽
• 蓑

運動用

• スポーツウェア（トレーニングウェア）
  • ジャージ

防護用

普通の服などの上に着用して汚れや負傷を防ぐのが、主な目的。

• エプロン
• 前掛
  • 手拭
• 割烹着
• 白衣
• チャップス
• 鎧

• 鉢金

• ボディアーマー（防弾衣。いわゆる、防弾チョッキ、防弾ベスト等のこと）
• 対爆スーツ（爆弾処理に当たる者が使用）
• 防刃チョッキ、防刃ベスト（外勤警察官が着用）
• 化学兵器防護スーツ（工兵が使用）
• 耐熱スーツ（消防隊使用）
• 化学防護服
• 放射線防護服
• ヘルメット

• 安全帽

• 安全靴

特殊衣類

日常生活ではまず使われず、特定の場面または場所または時期でしか着用しない衣類も存在する。

• 宇宙服
• 学生服
• 軍服
• 全身タイツ
• 潜水服
• 中性子爆弾身体影響緩和服（中性子爆弾が使用された状況下で生存し活動するためのもの）
• 白衣
• 法被（はっぴ：祭りなどに使用）
• 法衣
• 武装工作服（武装した特殊部隊が使用する。無線機などを備えているのが普通）
• 防塵服
• 無菌服（クリーンルームで着る）
• 喪服

最新鋭科学が生み出した物

• パワードスーツ

日本での衣類ブランド種類

I　インポートブランド ・L　ライセンスブランド ・D　デザイナーブランド ・O　オリジナルブランド 対象（キッズ、レディース、メンズ、婦人服、紳士服、シニア）などがある。

歴史

先史時代の遺跡（洞穴の絵画 等）に、身体の表面を布、毛皮、植物の葉や茎を編んだり束ねたりしたもの（蓑・腰蓑）などを身に付けた様子が描かれたものがある。

被服学の教科書等の歴史の説明で書かれていることは...

脚注

注

出典

関連項目

• 衣類の画像一覧
• 服飾
• 服装
• 被服
• 制服
• 衣裳
• ファッション
• フィッティングルーム
• アパレル

UpToDate Contents

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• 1. 節足動物および昆虫による咬傷の予防：防虫剤およびその他の対策法 prevention of arthropod and insect bites repellents and other measures
• 2. ライム病の予防 prevention of lyme disease
• 3. 日焼け止めおよび太陽光線からの保護法の選択 selection of sunscreen and sun protective measures
• 4. コロモジラミ症 pediculosis corporis
• 5. ツツガムシ咬傷 chigger bites

Japanese Journal

• 「心と身体にやさしい衣服」の普及活動を通して決意したこと (特集 リハビリテーションを支える繊維(2))

• 栗田 佐穂子
• Fiber = 繊維学会誌 : journal of the Society of Fiber Science and Technology, Japan 69(12), P-429-432, 2013-12
• NAID 40019898178

• 高齢または障害を配慮したおしゃれで体にやさしい衣服作りを教える学校としての取り組み (特集 リハビリテーションを支える繊維(2))

• 浜西 冨美子
• Fiber = 繊維学会誌 : journal of the Society of Fiber Science and Technology, Japan 69(12), P-421-428, 2013-12
• NAID 40019898169

• 民具資料のデジタル・アーカイブ化(第10報)文様の特徴情報を付加した衣服データベースの試作 (日本教育情報学会第29回年会) -- (ディジタルアーカイブの研究と実践)

• 皆川 雅章,鶴丸 俊明,臼杵 勲
• 年会論文集 29, 438-441, 2013-11
• NAID 40019896057

Related Links

• 衣服 とは - コトバンク

世界大百科事典 第2版 衣服の用語解説 - 人間が身体を部分的あるいは全体的に覆うために着用するもの。衣服の着用は，人間を動物から分かつことになった重要な文化要素で，食･住と並んで，人類の生活に不可欠な部分である。

• こころを育む衣服｜服育

服育は衣服を通して子供達の豊かな心を育む取り組みです。主に中学・高校を対象に地球環境や学校制服の着こなしを考える服育セミナー等を開催し、学校の授業サポートを行っています。衣服にまつわるコラム連載中。

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