胎児心拍動
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- CTGを読み解く(第1回)胎児心拍数はどのように調節されているか
- 中井 章人
- 助産師 = The Journal of Japanese Midwives' Association : 日本助産師会機関誌 69(2), 54-57, 2015-05-01
- NAID 40020467869
- 赤ちゃんは元気ですと言っても大丈夫? 胎児評価法を学ぶ!(6)胎児心拍数モニタリングについて知ろう! : 分娩時のCTG
- 赤ちゃんは元気ですと言っても大丈夫? 胎児評価法を学ぶ!(5)胎児心拍数モニタリングについて知ろう! : CSTとVAST
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★リンクテーブル★
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- 母体・胎児評価とその方法の姐合せで正しいのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [104H010]←[国試_104]→[104H012]
[★]
- 28歳の初産婦。妊娠39週時に少量の性器出血と陣痛とを主訴に来院した。陣痛間欠は3分で、発作は40秒である。
- 最初に行うのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [103E048]←[国試_103]→[103E050]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [106E004]←[国試_106]→[106E006]
[★]
- 英
- cardiotocogram CTG
- 同
- 心拍陣痛図
- 関
- コントラクションストレステスト、胎児心拍自動解析法
[show details]
- 図:G10M.258(胎児機能不全の判断、対処、処置)
- 多くの場合、
- 横軸:一目盛り(細い)20秒、三目盛り(太い)1分
- 縦軸:一目盛り(細い)2 bpm、五目盛り(太い)10bpm
判読ポイント
- 1. 基線の高さ。 正常では110-160bpm
- 2. 基線細変動。 正常では6-25bpm。<5bpmで基線細変動減少
- 3. 一過性変動の有無
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基線からの変動
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頂点/最下点までの時間
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持続時間
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子宮収縮との関係
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原因
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一過性頻脈
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≧15bpm上昇
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<30s
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15s≦ ≦2m
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胎動、子宮収縮、内診などの刺激、臍帯圧迫に伴う。胎児状態は悪くない
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一過性徐脈
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早発一過性徐脈
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≧30s
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一致
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児頭の圧迫のための頭蓋内圧の上昇による迷走神経反射が心拍数の低下を引き起こす
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遅発一過性徐脈
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≧30s
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遅れる
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胎盤機能低下、あるいは心筋機能抑制による低酸素血症の顕在化
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変動一過性徐脈
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>15bpm低下
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<30s
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15s≦ ≦2m
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様々
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臍帯圧迫による迷走神経反射
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遷延一過性徐脈
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>15bpm低下
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2m≦ ≦10m
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内診などによる刺激、過強陣痛、臍帯圧迫、臍帯脱出、仰臥位低血圧症候群、 硬膜外麻酔等による母体低血圧、胎盤早期離、子癇発作や癲癇発作、娩出直前のいきみ
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参考
- 1. C.産婦人科検査法 胎児心拍数モニタリング - 日産婦誌59巻7号
- http://www.jsog.or.jp/PDF/59/5907-203.pdf
[★]
- 英
- fetal heart rate monitoring
- 関
- 胎児心拍陣痛図
胎児心拍数基線
基線細変動
- 基線細変動正常:6-25bpm
- 基線細変動減少:5bpm以下
- サイヌソイダルパターン:胎児貧血、心不全、低酸素血症
胎児心拍数一過性変動
- 1. 一過性頻脈:15bpm以上増加した状態が15秒以上持続:自律神経系の正常反応:胎児状態良好
- 2. 一過性徐脈
- 1) 早発一過性徐脈:子宮収縮と一致して30秒以上の経過で低下:子宮収縮による児頭圧迫:正常反応:胎児状態良好
- 2) 遅発一過性徐脈:子宮収縮から遅れて30秒以上の経過で低下:胎盤機能不全:胎児状態不良
- 3) 変動一過性徐脈:子宮収縮から30秒未満で15bpm以上低下 :臍帯圧迫:?
- 4) 遷延一過性徐脈:15bpm以上低下した状態が2分~10分持続 :胎盤循環不全(架橋陣痛、臍帯圧迫、臍帯下垂・脱出、仰臥位低血圧症候群):胎児状態良好~不良
参考
- 1. 胎児機能不全の診断基準の作成と妥当性の検証に関する - 日産婦誌60巻6号
- http://www.jsog.or.jp/activity/pdf/shusanki_vol60no6.pdf
[★]
- 英
- fetal heart beat, FHB
- 関
- 胎児心拍数、胎児
- 胎芽の心拍動は妊娠6週で認められ、妊娠7週目では100%確認できる(G10M.6 QB.P-209) → 第2月末、妊娠初期の半ばにさしかかる頃
- 胎児心拍の聴診:胎児が屈位のときは心拍は胎児の背中を通して最も良く聞こえる。
[★]
- 英
- antepartum fetal heart rate monitoring
- 関
- ノンストレステスト
[★]
胎児心拍数基線細変動
[★]
- 英
- fetus
- 関
- 胎児の発生
成長
- およそのめやすね。正確ではない。(SPE.68)
- 25週: 750g
- 30週:1500g
- 35週:2000g ←だいたい2200gだけど
- 40週:3000g
- 25週から5週間で2倍、30週から10週で2倍
循環器
- 胎児心拍動は妊娠6週で認められ、妊娠7週目では100%確認できる。(G10M.6 QB.P-209)
感覚系
- 妊娠10週ごろから刺激に反応して口、指、趾、目を動かす。(NGY.285)
聴覚
- 妊娠中期には聴覚が発達。(NGY.285)
- 妊娠28-30週(妊娠後期の始め)には音の刺激により心拍数が増加。(QB.P-190)
胎児の成長
- G10M.6改変
妊娠月数 (月)
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妊娠週数 (週)
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胎児のイベント
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1
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2
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肺胞期に着床(受精後6日後)
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2
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5
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中枢神経系、心臓形成開始
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6
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肺形成開始
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7
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胚形成、胎盤形成開始
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3
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9
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胎児心拍最速(170-180bpm)
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10
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躯幹と四肢の運動が超音波で測定可能
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11
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外陰の性差が決まる(が超音波では分からない)
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4
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12
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排尿が超音波で観察可能、胎便形成開始。
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15
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胎盤完成。呼吸様運動が不規則に観察可能(10週から始まっているが観察は容易ではない)。
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5
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16
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嚥下が超音波で観察可能。 → 胎盤完成以降に羊水量が(急に)増えるが、嚥下が観察可能になるのはこれと関係ある?
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17
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外陰の性差が超音波で観察可能
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18
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胎動を感ずる(18-20週)
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6
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20
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肺サーファクタント産生開始
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7
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26
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肺の構造完成
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8
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28
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肺サーファクタント増加
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9
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34
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胚が成熟、腎の発生完了
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国試
[★]
- 英
- heart rate、heartbeat
- 関
- 心拍数、脈拍数