- 英
- fecalith、fecaloma
- 関
- 糞便埋伏、腸内結石
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/11/18 22:23:16」(JST)
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- 1. 糞石(ふんせき、coprolite)とは、動物や人間の排泄物である糞が化石化したもの。
- 2. ヒトの消化管内容物(食事内容や老廃消化管細胞、消化液)が消化管内で固化し、憩室や虫垂内に滞留したもの。虫垂炎などでみられる。
以下では考古学的な糞石について述べる。
花粉や寄生虫など内容物を分析することにより、当時の食生活や狩猟採集生活から食糧栽培段階への移行、健康状態など数多くのことがわかる考古資料。
歴史
糞石研究は新大陸の考古学において発展した。酸性土壌の卓越する日本では有機物が残存しにくかったため研究が遅れていたが、近年では福井県若狭町の縄文時代前期(約5,500年前)の遺跡鳥浜貝塚において2,000点をこす糞石が出土しており、糞石研究の発展におおいに寄与した。その形態は国際基督教大学の千浦美智子によって「ハジメ」、「シボリ」、「バナナジョウ」、「コロ」、「チョクジョウ」などの愛称で分類されている。糞石を観察すると、肉眼でも魚骨・鱗・種子などがふくまれていることがあるが、薬品処理(三リン酸ナトリウム)によって元の色や匂いまで取り戻すことが可能な場合がある。その結果、食事内容・料理法・糞をした季節・病気など、食生活とその環境を中心として多くのデータを集めることができる。 鳥浜貝塚以外で糞石を出土した遺跡には、粟津湖底遺跡第3貝塚(滋賀県大津市、縄文時代中期)、唐古・鍵遺跡(奈良県田原本町、弥生時代中期)、青谷上寺地遺跡(鳥取県鳥取市、弥生時代)などがある。
リンク
- 鳥浜貝塚の糞石~同志社大学歴史博物館
- 「ウンチの発見/青谷上寺地遺跡」日本海新聞
- 解説編「日本史クイズ集」
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UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 臨床研究 糞石を有する急性虫垂炎症例の臨床病理組織学的検討
- 松下 航平,井上 幹大,小池 勇樹,大竹 耕平,内田 恵一,三木 誓雄,楠 正人
- 日本小児外科学会雑誌 47(3), 336-340, 2011-06-20
- … 症例は11歳の男児.完全内臓逆位症,両大血管右室起始症,単心室の診断でFontan手術施行の既往があり,抗凝固療法を継続していた.今回,右上腹部痛が出現し,CT上回盲部と思われる部位が右上腹部に存在し,糞石様の石灰化を認めたため,腸回転異常症を伴う虫垂炎を疑った.全身状態が落ち着いており,抗凝固療法を行っていたため,保存的に加療したが,翌日には痛みが腹部全体へ波及したため,緊急開腹術を施行した.開腹時,虫垂 …
- NAID 110008673250
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★リンクテーブル★
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- 英
- intestinal calculus, enterolith, fecalith
- 同
- 腸結石、腸石、糞石
- 関
- 糞石
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- 英
- intestinal calculus
- ラ
- enterolithus
- 同
- 糞石 fecalith
- 関
- 腸内結石
[★]
糞石、腸内結石
- 関
- fecal impaction、fecaloma
- 腸石
[★]
- 英
- fecal impaction
- 関
- 宿便、糞詰まり、糞石
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- 糞石
- 関
- fecalith