- 英
- combustion、burning、combustible
- 関
- 可燃性、可燃物、燃焼性
WordNet
- of immediate import; "burning issues of the day"
- execution by fire (同)burning at the stake
- the act of burning something; "the burning of leaves was prohibited by a town ordinance" (同)combustion
- a form of torture in which cigarettes or cigars or other hot implements are used to burn the victims skin
- capable of igniting and burning
- a substance that can be burned to provide heat or power (同)combustible material
- a process in which a substance reacts with oxygen to give heat and light (同)burning
- a state of violent disturbance and excitement; "combustion grew until revolt was unavoidable"
- a response of body tissues to injury or irritation; characterized by pain and swelling and redness and heat (同)redness, rubor
- arousal to violent emotion (同)inflaming
PrepTutorEJDIC
- 燃えている,焼けている / 燃えるように熱い;強烈な / 火急の,差し迫った
- (物が)燃えやすい,可燃性の / (人・性質・状況などが)激しやすい,興奮しやすい / 可燃物
- 燃焼 / (化学的な)燃焼 / (熱と光を伴う)急激な酸化 / (高温や光を伴わない)ゆっくりした酸化
- 〈U〉〈C〉炎症 / 〈U〉点火,燃焼 / 〈U〉興奮すること,激怒すること
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/07/12 06:55:18」(JST)
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燃焼(ねんしょう、英語:combustion)とは、可燃物(有機化合物やある種の元素など)が空気中または酸素中で光や熱の発生を伴いながら、比較的激しく酸素と反応する酸化反応のことである(ろうそくの燃焼、木炭の燃焼、マグネシウムの燃焼など)。
また、火薬類のように酸化剤(硝酸塩、過塩素酸塩など)から酸素が供給される場合は、空気が無くても燃焼は起こる。
広義には次のような反応も燃焼と呼ぶことがある。
- 生体内で起こる緩やかな酸化反応(ブドウ糖が酸化されて水と二酸化炭素になる反応など)。
- 鉄がさびるなどの、ゆっくりした酸化反応。
- 酸素以外の物質(塩素やフッ素など)と可燃物との反応。
特に気体の燃焼現象は炎または火炎と呼ばれる。火は燃焼現象(特に発光を伴う場合)を指す一般的な名称である。燃焼には炎を有する有炎燃焼と有しない無炎燃焼(燻焼)があり、線香の火やタバコの火は無炎燃焼の例である。
爆燃や爆轟は爆発を伴う燃焼のことであり、反応速度が音速以下の場合が爆燃、反応速度が音速を超え衝撃波を伴う場合が爆轟(detonation)と定義される。TNTの爆轟波は約8,000m/sである。爆発の際の爆轟波の衝撃に耐え切れずに建築物が破壊され、生物の肉体強度を遥かに上回るゆえに、事故が発生する。
目次
- 1 燃焼の3要素
- 2 燃焼の3T
- 3 燃焼の種類
- 3.1 気体燃焼
- 3.2 液体燃焼
- 3.3 固体燃料
- 4 燃焼機器
- 5 反応機構
- 6 脚注
- 7 関連項目
- 8 外部リンク
燃焼の3要素
燃焼に必要な要素として、次の3要素が挙げられる[1]。
- 可燃性物質
- 酸素
- 温度(火源)
これらに「燃焼の連鎖反応」を加え、燃焼の4要素とする場合もある[2]。
燃焼の3T
完全燃焼の要素として、次の3つの「T」が挙げられる[3]。
- 燃焼温度(Temperature)
- 滞留時間(Time)
- 空気との混合状態(Turbulance)
燃焼の種類
気体燃焼
- 拡散燃焼 - 燃料と酸化剤が別々に供給される燃焼。
- 予混合燃焼 - 燃料と酸化剤が予め混合される燃焼。
液体燃焼
- 蒸発燃焼 - 液面から燃料が蒸発して燃焼すること。
- 灯芯燃焼 - 芯を用いて燃料を吸い上げて燃焼する。
固体燃料
- 分解燃焼 - 物が加熱によって可燃性ガス、または酸素を発生し燃焼すること。
- 蒸発燃焼
- 表面燃焼
- イブリ燃焼 - 燻り燃焼。通気が悪い、酸素が薄いなどの原因があり、不完全燃焼する。酸素が供給されれば一気に燃え上がる(バックドラフト)。
- 触媒燃焼 - 白金(プラチナ)等を触媒とした燃焼。
燃焼機器
- バーナー - 気体・液体・粉体を空気などと混合して燃焼させる機器。
- 火格子燃焼 - 格子の上に固体の固定層を作り燃焼させる。
- ストーカー燃焼(移動火格子): 固体を移動する火格子の上で燃焼させる。
- 流動床燃焼 - 空気などで流動させた高温のケイ砂などに固体を接触させ燃焼させる。
反応機構
燃焼の化学反応機構は100以上の素反応を経るためかなり複雑である。各素反応は、開始反応、連鎖分岐反応、置換反応、停止反応の4つに分類される。
水素ガスの場合
水素ガス(H2)の燃焼が最も単純なため(理由は、反応には水素と酸素の2種類の元素のみが関わるため)、まず水素の燃焼機構について記す。
- 開始反応
- H2 + M → H + H + M (水素分子の開裂)
- O2 + M → O + O + M (酸素分子の開裂)
このうち、結合エネルギーから、水素分子の開裂のほうが起こりやすい。
- 連鎖分岐反応(ラジカルの数が増える反応で、開始反応以外のもの)
- O2 + H → OH + O
- H2 + O → OH + H
- O2 + OH → HO2 + O
- 置換反応(ラジカルの個数は変わらず、種類が変わるもの)
- H2 + OH → H2O + H
- H2 + HO2 → H2O + OH
- 停止反応(ラジカルの数が減少するもの)
- H + OH + M → H2O + M
- H + H + M → H2 + M
- O + O + M → O2 + M
高校までの化学の授業では、水素ガスが燃焼する反応は、単に
と習うのであるが、これは反応前と反応後の物質収支を述べたに過ぎず、実際には上記のように複雑な過程を経て最終的には停止反応により反応が終息する。
また、燃焼がいったん開始すると継続して行われ、悪条件により暴走すると爆発(爆燃または爆轟)に至るのは、ラジカルが急速(等比級数的に)に増加する連鎖分岐反応を経るからである。 [4]
脚注
- ^ 化学工学会SCE・Net、2011年『熱とエネルギーを科学する』東京電機大学、ISBN 9784501419004、47ページ目。
- ^ 能美防災 解説ページ
- ^ Miyoshi, Y.、2000年「Selection guide of incinerator on medical organizations」『臨床病理』2000年5月、補冊112、53~63ページ、PMID: 10901046。
- ^ 燃焼の化学反応機構を研究する分野では、慣習上例えば水素ラジカル2個を表現する場合、"2H"とは書かず、"H + H"のように表記する。また、Mはここでは任意の化学種である(エネルギーだけを与えたり、持ち去ったりするもの。反応の前後で化学変化をしない)。
関連項目
- フロギストン説
- 酸化
- 燃焼管理
- 排気ガス処理
- 衝撃波管
外部リンク
- 「Combustion」 - Encyclopedia of Earthにある「燃焼」についての項目(英語)。
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 活性種のレーザー計測による大気圧ストリーマ放電の反応機構解明
- 小野 亮
- プラズマ・核融合学会誌 87(5), 302-312, 2011-05-25
- … コロナ放電やバリア放電などの大気圧ストリーマ放電は,環境応用,バイオ,医療,表面処理,燃焼支援など様々なところで利用されている.これらのストリーマ放電技術では,放電で生成されるラジカル・イオンなどの活性種が重要な役割を果たしている.近年,ストリーマ放電の活性種のレーザー計測が行われるようになり,これまでよくわからなかった活性種の挙動がしだいに明らかになってきた.本解説ではストリーマ放電の …
- NAID 110008662263
- 燃料多様化に向けた低NOx燃焼技術の開発(<特集>ガスタービンを用いたコージェネレーションシステムと関連機器)
Related Links
- 燃焼(ねんしょう、英語:combustion)とは、発熱を伴う激しい物質の化学反応のこと。 発光現象を伴うことも多い。ただし、一般的には可燃物質と酸素の化合の内、発熱と 発光を伴うものを指す(ろうそくの燃焼、木炭の燃焼、マグネシウムの燃焼などがこれで ある) ...
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★リンクテーブル★
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- 英
- combustibility、combustible、flammable
- 関
- 引火性、可燃物、燃焼、燃焼性
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- 英
- combustible、inflammable
- 関
- 引火性、引火物、可燃性、燃焼、燃焼性
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- 英
- combustibility、combustible
- 関
- 可燃性、可燃物、燃焼
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- 英
- combustion equivalent
- 関
- 温当量
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- 英
- flame retardant
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- 難燃剤