- 英
- deliquescence、deliquescent
- 関
- 潮解性
WordNet
- (especially of certain salts) becoming liquid by absorbing moisture from the air
PrepTutorEJDIC
- 潮解性の,融解性の
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/10/11 13:53:10」(JST)
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潮解(ちょうかい)は物質が空気中の水(水蒸気)をとりこんで自発的に水溶液となる現象のこと。
潮解は、結晶表面に微小体積の飽和水溶液があり、その飽和蒸気圧が大気中の水蒸気圧より小さいときに起こる。大気中の水蒸気が飽和水溶液表面に取り込まれ、飽和水溶液が薄まる。しかし結晶の物質量は十分に大きく多少の水が結晶を溶かしても結晶が溶け尽くすことはない。したがって飽和水溶液の量は増え続け、やがてすべての結晶を溶かし、さらにその溶液の水蒸気圧が大気中の水蒸気圧と等しくなるまで薄まっていく。そうなると、それ以上の水の吸収は停止する。
潮解性を示す物質[編集]
この現象を起こす物質の例としてクエン酸 (C6H8O7)、水酸化ナトリウム (NaOH) や炭酸カリウム (K2CO3)、塩化マグネシウム(MgCl2) や塩化カルシウム (CaCl2) などがある。
市販の乾燥剤は塩化カルシウムを主体とし、空中の水分を吸収して生じる飽和水溶液が下部の受器にたまるようになっている。つまり、いつも結晶表面が露出するので吸湿能力が一定である。この種の乾燥剤は密閉性の高い空間においては効果を発揮するが、開放的な空間の除湿には効果が薄い。
関連項目[編集]
Japanese Journal
- 杉山 正洋
- azbil technical review = azbilテクニカルレビュー : 山武グループ技術研究報告書 (56), 57-62, 2015-04
- NAID 40020437971
- 日本南方海域を通過する台風の最大風速半径の推定手法
- 高木 泰士,呉 文潔
- 土木学会論文集B3(海洋開発) 71(1), 1-6, 2015
- … 最大風速半径は高潮解析における重要なパラメータの一つである.本研究では,最大風速半径の推定手法をレビューするとともに,新たな手法を提案した.中心気圧や最大風速を使用する従来の手法は,最大風速半径の平均的な傾向を表すが,ばらつきが大きく,高潮を過大・過小推定する可能性が高い.沖縄や鹿児島の島々には10ヶ所もの気象観測所が存在し,陸地の影響をあまり受けていない台風時の気象データ …
- NAID 130005078668
- 2013年台風Yolanda(Haiyan)の統計的分析および高潮の調査と数値解析
- 高木 泰士,三上 貴仁,柴山 知也,松丸 亮, Mario P. de Leon, Esteban Miguel, Nguyen Danh Thao,中村 亮太
- 土木学会論文集B3(海洋開発) 70(2), I_1206-I_1211, 2014
- … ち,Yolandaは上陸時の風速が過去最大,平均的な台風の2倍の進行速度で上陸したなどの特異性を定量的に示した.人的な被害の大部分はLeyte湾で発生した高潮によるものであったが,現地調査においてはLeyte湾全域で2m以上,最奥部では4m以上の範囲が広がり,局所的には7m以上の浸水が発生した場所も確認された.経験的台風モデルに基づく高潮解析でも,このような湾内での高潮分布の特徴を再現できることを示した. …
- NAID 130004697259
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- 大気中の水分を 吸収する性質を 吸湿性と呼び 吸湿の結果 その物質が 吸湿した水と反応して溶ける場合 潮解性と呼びます 乾燥剤として シリカゲル は 吸湿性はありますが 潮解性はありません また、塩化カルシウム という ...
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