- 英
- Pleistocene epoch、Pleistocene
WordNet
- from two million to 11 thousand years ago; extensive glaciation of the northern hemisphere; the time of human evolution (同)Pleistocene_epoch, Glacial epoch
PrepTutorEJDIC
- (地質時代で)洪積(更新,最新)世(統)
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/06/11 13:35:15」(JST)
[Wiki ja表示]
新
生
代 |
第
四
紀 |
完新世 |
|
更新世 |
後期
中期
カラブリアン
ジェラシアン |
新
第
三
紀 |
鮮新世 |
ピアセンジアン
ザンクリアン |
中新世 |
メッシニアン
トートニアン
サーラバリアン
ランギアン
バーディガリアン
アキタニアン |
古
第
三
紀 |
漸新世 |
チャッティアン
ルペリアン |
始新世 |
プリアボニアン
バートニアン
ルテシアン
ヤプレシアン |
暁新世 |
サネティアン
セランディアン
ダニアン |
中
生
代 |
白
亜
紀 |
後期 |
マーストリヒチアン |
更新世の地層、Scarboro Cliffs 、トロント、オンタリオ州、カナダ
更新世(こうしんせい、Pleistocene)は地質時代の区分の一つで、約258万年前から約1万年前までの期間。第四紀の第一の世。この前の鮮新世と合わせてPlio-Pleistoceneとして扱われることもある。更新世のほとんどは氷河時代であった。
かつては洪積世(こうせきせい、Diluvium)[注 1]ともいった。
目次
- 1 分類
- 2 大陸
- 3 気候
- 4 生物
- 5 脚注
- 6 参考文献
- 7 関連項目
- 8 外部リンク
分類
更新世は、前期、中期、後期に分けられ、前期はさらにジェラシアン及びカラブリアンに分けられている。
- 後期更新世(0.126 - 0.0117 Mya[1]、12万6000〜 (西暦2000年から数えて) 1万1700年前)[2] 現在、タランティアン (Tarantian) の名称がIUGS-ICSで検討されている[3]。
- 中期更新世(0.781 - 0.126 Mya、78万1000〜12万6000年前) 現在、イオニアン (Ionian) の名称がIUGS-ICSで検討されている[3][2]。
- カラブリアン (1.806 - 0.781 Mya、180万6000〜78万1000年前)[2]
- ジェラシアン (2.588 - 1.806 Mya、258万8000〜180万6000年前)[2]
大陸
大陸の形は現在とほとんど変わらないが、氷期・間氷期の氷床の拡大・縮小による海水準変動に伴って、海岸線の位置が移動した。更新世の後期では海水準にして百数十メートルの変動があった。海水準が低下した時期は、現在浅い海である海域の多くが陸地となっていた。
気候
氷期と間氷期を繰り返した[注 2]。総計で15回の氷期があった。その主たる要因は地球の回転軌道の性質からもたらされる変化のために生じる太陽放射量の周期的な変動である(ミランコヴィッチ周期)[4]。
更新世
- 200万年前 - ヒーバー氷期、ヒーバー-ドナウ間氷期
- 100万年前 - ドナウ氷期、ドナウ-ギュンツ間氷期
- 80万年前 - ギュンツ氷期(ネブラスカ)
- 50万年前 - ギュンツ-ミンデル間氷期(アフトニア)、ミンデル氷期(カンザス)
- 40万年前 - ミンデル-リス間氷期(イリノイ)、リス間氷期
- 25万年前 - 12万年前 リス氷期、
- 7万年前 - ヴュルム氷期(ウィスコンシン)(最終氷期)、リス-ヴュルム間氷期(サンガモン) - 北半球に巨大な氷床が発達しはじめた。カナダおよび米国北部、北西ヨーロッパの大部分を覆い、別の氷床がアルプス山脈とシベリアの一部を覆った。南半球ではそれほどでもなかったと考えられている。南極大陸は第四紀を通じて棚氷に覆われていた。[5]。
- 2〜1.8万年前 - 最寒冷期
- 1.4〜1.2万年前 - 古ドリアス期(小寒冷期)
完新世
- 1.2万年前 - アレレード期(温暖期)
- 1.1万年前 - 新ドリアス期
生物
- ヒト属が進化(原人ほか)。
- 更新世の終わり頃から、大型の哺乳類の絶滅が始まる(特に北米大陸で顕著だったという)。これは完新世まで続く。
脚注
注釈
- ^ 洪積世の名は地質学に時期区分が導入された17世紀にこの時代の地層がノアの洪水の反映と信じられたことによる。現在では神話に結びつけることは望ましくないため、この区分名は使われなくなった。
- ^ 地域によって異なった名称が与えられている。以下の名称はアルプス地域名(北アメリカ)(リチャード・サウスウッド著、垂水雄二訳 『生命進化の物語』 八坂書房 2007年 301ページ)より。
出典
- ^ mya、m.y.a.とは million years ago の略で、百万年前のこと。 英語版Wikipedia参照 ⇒ mya (unit)
- ^ a b c d “INTERNATIONAL CHRONOSTRATIGRAPHIC CHART (国際年代層序表) (PDF)”. 日本地質学会. 2014年3月19日閲覧。
- ^ a b 日本第四紀学会#第四紀学最新情報#第四紀の地位と新しい定義が確立されました2010年9月17日 (金) 16:57 (UTC)閲覧
- ^ リチャード・サウスウッド著、垂水雄二訳 『生命進化の物語』 八坂書房 2007年 299-300ページ
- ^ リチャード・サウスウッド著、垂水雄二訳 『生命進化の物語』 八坂書房 2007年 301ページ
参考文献
- リチャード・サウスウッド著、垂水雄二訳 『生命進化の物語』 八坂書房 2007年 ISBN 978-4-89694-887-5
関連項目
|
ウィキメディア・コモンズには、更新世に関連するカテゴリがあります。 |
- 地質時代 > 顕生代 > 新生代 > 新第三紀
- 完新世
- 先史時代/紀元前10千年紀以前
- 旧石器時代
外部リンク
- “地質系統・年代の日本語記述ガイドライン 2014年1月改訂版”. 日本地質学会. 2014年3月19日閲覧。
- “INTERNATIONAL CHRONOSTRATIGRAPHIC CHART (国際年代層序表) (PDF)”. 日本地質学会. 2014年3月19日閲覧。
- 仲田崇志 (2009年10月29日). “地質年代表”. きまぐれ生物学. 2011年2月14日閲覧。
地質時代 |
|
冥王代 |
-
|
|
始生代 |
原始生代 - 古始生代 - 中始生代 - 新始生代
|
|
原生代 |
シデリアン - リィアキアン - オロシリアン - スタテリアン - カリミアン - エクタシアン - ステニアン - トニアン - クライオジェニアン - エディアカラン
|
|
古生代 |
カンブリア紀 - オルドビス紀 - シルル紀 - デボン紀 - 石炭紀 - ペルム紀
|
|
中生代 |
三畳紀 - ジュラ紀(ヘッタンジアン - シネムーリアン - プリンスバッキアン - トアルシアン - アーレニアン - バッジョシアン - バトニアン - カロビアン - オクスフォーディアン - キンメリッジアン - チトニアン) - 白亜紀(ベリアシアン - バランギニアン - オーテリビアン - バレミアン - アプチアン - アルビアン - セノマニアン - チューロニアン - コニアシアン - サントニアン - カンパニアン - マーストリヒチアン)
|
|
新生代 |
古第三紀(暁新世{ダニアン - セランディアン - サネティアン} - 始新世{ヤプレシアン - ルテシアン - バートニアン - プリアボニアン} - 漸新世{ルペリアン - チャッティアン}) - 新第三紀(中新世{アキタニアン - バーディガリアン - ランギアン - サーラバリアン - トートニアン - メッシニアン} - 鮮新世{ザンクリアン - ピアセンジアン}) - 第四紀(更新世{ジェラシアン - カラブリアン - 中期 - 後期} - 完新世)
|
|
地球史年表 |
|
Japanese Journal
- 更新世末の土器出現期における遺跡立地と生態的行動 : 信濃川水系の遺跡群にみる行動パターン (特集 土器出現期の日本)
- 旧石器時代から縄文時代にかけての植生の変化 (特集 旧石器~縄文移行期を考える) -- (更新世から完新世への自然環境変動)
- 旧石器時代から縄文時代にかけての動物相の変化 (特集 旧石器~縄文移行期を考える) -- (更新世から完新世への自然環境変動)
Related Links
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 - 更新世の用語解説 - 地質時代の年代区分の一つで,新生代の第四紀を二分したときの前半の世。洪積世,最新世ともいう。人類の出現した時期で,約 258万8000年前から約 1万1700年前の期間に ...
- 更新世(こうしんせい、Pleistocene)は地質時代の区分の一つで、約258万年前から約1万年前までの期間。第四紀の第一の世。この前の鮮新世と合わせてPlio-Pleistoceneとして扱われることもある。更新世のほとんどは氷河時代であった。
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
更新世
- 関
- Pleistocene
[★]
- 英
- renewal、renew
- 関
- 再生、刷新