張仲景

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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』「2019/02/15 12:32:57」(JST)

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張 機（ちょう き、150年代 - 219年）は、中国後漢の官僚で医師。張璣とも。一般には「張仲景」（仲景は字）としてよく知られ、その医学上の功績から医聖と称えられる。荊州南陽郡の人と伝わる（異説あり）。

生涯

張機は親孝行で清廉であったため、孝廉として推挙されて官僚生活を送り、献帝の建安年間初期には長沙太守であったという（建安元年は196年にあたる。なお、その4年前までは孫堅が長沙太守にあり、建安三年にあたる198年には、張機ではない別人の張羨が長沙太守として劉表に反旗を起こしている）。

青年時代に同郷の張伯祖から医術を学んだと言う。彼は、後漢末期の混乱と更に追い討ちをかける疫病（二百人いた親族のうち3分の2が10年間のうちに疫病によって死亡し、うち7割が「傷寒病」だったという）に心を痛め、官を退いて医学の研鑽に務める事になった。

古代から伝わる医書の知識と自らの経験を加えて書かれた『傷寒雑病論』（後世の『傷寒論』と『金匱要略方論』の2種類の書として分割されており、それぞれの項目を参照のこと）を著すことになった。

彼の医学は医道に精通して治療にあたると同時に、謹厳さと柔軟性、強い責任感を持つ事を旨とし、先人の知識を尊重しつつも患者個々のケースに応じて必要有らば、独創的な治療を試みたと言われている。その著書は後々にまで漢方医学の最も重要な文献として活躍する事となった。

現在の河南省南陽市宛城区に墓がある。順治13年の墓碑があり「万代医聖東漢長沙太守医聖張仲景先生之墓」と大書されており、祠堂も建設されている。全国重点文物保護単位。

関連項目

• 傷寒論
• 金匱要略方論
• 餃子 - 張仲景が餃子を発明して凍傷の予防としたという伝説がある。

UpToDate Contents

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• 1. 神経系および行動に及ぼすステロイドの作用glucocorticoid effects on the nervous system and behavior [show details]
  …exposed to antenatal glucocorticoids . A significant decrease in the choline-to-creatine ratio (Cho/Cr), a membrane marker of phosphatidylcholine metabolism, was measured by proton magnetic resonance …
• 2. 筋萎縮性側索硬化症およびその他の運動ニューロン疾患の診断diagnosis of amyotrophic lateral sclerosis and other forms of motor neuron disease [show details]
  …observed on an in vivo proton magnetic resonance spectrum are from N-acetyl aspartate (NAA), choline (Cho), and creatine (Cr). NAA is thought to correlate with neuronal integrity. The data are presented either …
• 3. モノクローナル抗体医薬品の概要overview of therapeutic monoclonal antibodies [show details]
  …immortalizing virus or production in an immortal cell culture line such as Chinese hamster ovary (CHO) cells . Once a source of the desired mAb (hybridoma, cell line, or other system) has been established …
• 4. ALA脱水酵素欠損性ポルフィリン症ala dehydratase porphyria [show details]
  …his myeloproliferative disorder . Interestingly, expression of ALAD cDNAs from this individual in CHO cells revealed that only one of the changes was pathogenic: cDNAs expressing the G133R mutation alone…
• 5. 組換え造血成長因子の概要introduction to recombinant hematopoietic growth factors [show details]
  …effectively treated with NSAIDs . rhGM-CSF that is produced in mammalian cells (Chinese hamster ovary [CHO] cells) is variably glycosylated on both O-linked and N-linked sites. In comparison, production in…

Japanese Journal

• 漢方薬による感冒ならびにアレルギー疾患の治療原理への新たな視点

• 高橋 秀実
• ファルマシア 56(3), 203-207, 2020
• … 今から２０００年ほど前、長沙の知事であった医聖・張仲景は、ウイルス感染に惹起する急性熱性病の治療体型を傷寒論雑病論に葛根湯・桂枝湯・麻黄湯などの発汗解表薬として紹介した。 …
• NAID 130007804235

• 中国史学から見た張仲景

• 濱口 昭宏
• おけら (11), 2-9, 2015-05
• NAID 40020505492

• 日中経方サロン 張仲景から処方を聞き書きすることを夢想して

• 黄 煌
• 中医臨床 35(4), 554-557, 2014-12
• NAID 40020338266

Related Links

• 張仲景(ちょうちゅうけい)とは - コトバンク

…中国，漢末の200年ころに張仲景が撰したとされている中国の臨床医学の古典。張仲景は長沙の太守であったとよくいわれるが，この説には根拠はなく，むしろ伝説的な名医で，もっとも古いものとしては《三国志》の注にその名がみられる。

• 漢方医列伝(4)張仲景(ちょうちゅうけい)。中国医学の三大古典の ...

張仲景の著作とされる「傷寒雑病論」の序文に以下の記述があります。 「余の一族は、もともと二百人にあまるほどいたが、建安元年(AD.196)から10年もたたないのに、死亡するものがその3分の2に達した。そしてそのうち10分の7は 傷寒 ...

• 傷寒論(しょうかんろん)とは - コトバンク

後漢の張仲景の著，晋の王叔和の編次と伝えられる中国最古の医方書。 現行テキストは10巻。主として傷寒（急性熱病）の療法を記したもので，後世に与えた影響はきわめて大きく，特に日本では古医方によって聖典視され，関係著述600部に及ぶ。

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「傷寒雑病論」

「傷寒雑病論」

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傷寒論、金匱要略

• 張仲景によって記された。傷寒論と金匱要略に分けられた