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ミソジニー (英: misogyny) とは、女性や女らしさに対する嫌悪や蔑視の事である。女性嫌悪(じょせいけんお)[1]、女性蔑視(じょせいべっし)などともいう。ギリシア語の μῖσος mîsos (嫌悪、憎しみ)と γυνή gunḗ(女性)から由来し、女性、女性らしさを嫌悪する人物をミソジニスト(misogynist)と呼ぶ。
対義語には、「女性や女らしさに対する愛好」を意味するフィロジニー(英: philogyny)と、「男性や男らしさに対する嫌悪」を意味するミサンドリー(英: misandry)の二つがある。
ミソジニーは、通常「女性嫌悪」「女性蔑視」などと訳される。男性にとっては「女性嫌悪」、女性にとっては「自己嫌悪」、その心性がミソジニーである。
男性側のミソジニーの例として、女性に対する性的暴力やセクシャルハラスメント、制度的差別などに加え、広告や映画、文学テクストなどにおける女性を憎む表現などが挙げられている。また、これはミサンドリーにも見られる傾向。 女性全般は嫌いだが、女性に性欲を感じることもあるし(創作物のみ、女体のみというもの、バイセクシャルや性同一障害の者もいる)、好きな女性が出来ることもある。
一方、女性側においてミソジニーは、女性の体に対する羞恥心、拒食症などの摂食障碍、性的機能不全、鬱病、女性であることに起因する劣後感や無価値感といった「女性であることが嫌だ」という感情の形をとって表れるとされる。
広く父権制的な社会においては、その社会構造に由来する必然的なミソジニーが見られる。キリスト教やイスラム教のような父権制的な宗教では、大地信仰を行うような母権制的社会における宗教のテクストに比べ明らかなミソジニーが見られる。こうした宗教社会では、女性は負の要素の象徴として、あるいはその元凶として描かれることが多く、こうした記述はミソジニーの表れであると評価される。
しばしばヒップホップなどの分野が、激しいホモフォビアの傾向とともにこの傾向を強く帯びる事がある。攻撃的なスラングをもって女性を嘲罵する一方で、当の女性たちからの熱い支持を受けもする。21世紀初頭ではエミネムは、GLAADからの批判を受けた[2]。
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