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壁

英
wall

WordNet

  1. surround with a wall in order to fortify (同)palisade, fence, fence in, surround
  2. a difficult or awkward situation; "his back was to the wall"; "competition was pushing them to the wall"
  3. a layer of material that encloses space; "the walls of the cylinder were perforated"; "the containers walls were blue"
  4. a masonry fence (as around an estate or garden); "the wall followed the road"; "he ducked behind the garden wall and waited"
  5. an architectural partition with a height and length greater than its thickness; used to divide or enclose an area or to support another structure; "the south wall had a small window"; "the walls were covered with pictures"
  6. (anatomy) a layer (a lining or membrane) that encloses a structure; "stomach walls" (同)paries
  7. a vertical (or almost vertical) smooth rock face (as of a cave or mountain)
  8. anything that suggests a wall in structure or function or effect; "a wall of water"; "a wall of smoke"; "a wall of prejudice"; "negotiations ran into a brick wall"

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  1. {C}(石・れんがなどの)『壁』,へい / {U}(胃などの)内壁,内側 / {C}(…の)壁[のようなもの]《+of+名》 / …‘を'壁(へい)で囲む / …‘を'壁で仕切る / 〈窓・入り口など〉‘を'壁ぃふさぐ《+up+名,+名+up》

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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/07/30 06:29:28」(JST)

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安部公房の小説については「壁 (小説)」をご覧ください。
中国の宝玉については「璧」をご覧ください。
白い壁と、その前に立つ人
部屋の内壁

壁(かべ、wall)とは、家の四方を囲うもの、または室と室の隔てとなるもの[1]。建物の仕切りとなる平板状の部分[2]。


目次

  • 1 概説
  • 2 材料
    • 2.1 日本と壁
  • 3 内壁
  • 4 壁面線
  • 5 著名な壁
    • 5.1 人工の壁
    • 5.2 天然の壁
  • 6 比喩的な「壁」
  • 7 関連項目

概説

室内と外界との境にある壁を外壁(がいへき)と言う[2]。建物の中の各室あるいは部屋と廊下などの間を仕切る壁は内壁(ないへき)や間仕切り壁(まじきりかべ)と呼ばれている[2]。

二つの地域を隔てて、人間を移動できなくして閉じ込めたり、隔離したりする目的の壁、人権を侵害する壁もある。(イスラエル西岸地区の分離壁、ベルリンの壁等)  

日本語の「壁」は狭義には建造物を構成する外壁や内部を間仕切る内壁のみを指すが、広義には屋外で領域を区切るための「塀」と同義で使われることも多い。塀とほぼ同じ意味の「垣」は近年では「石垣」や「生け垣」など、もっぱら限定された意味で用いられる。区画を仕切る物としては、他に「柵」があるが、これは木製(近年は金属製なども)の柱を複数本立て、貫(ぬき)を通して往来を遮断する物をいう。ただし、最近は有刺鉄線を使った物などものなども柵というが、基本的にはお互いがすき間から確認できるような物に対して使われ、表面が塗り固められている物には「壁」や「塀」を用いるのが一般的である。古語では家屋の内外壁を「かへ(処重)」、屋外を仕切る物は一般に「き(柵、垣、城)」と呼ばれたようであり、塀(ヘイ)や柵(サク)の語は大陸伝来の漢語である。

機能

壁には建物を支える構造体となっているものと、そうでないものがある。前者は「耐力壁(bearing wall ベアリングウォール)」、後者は「帳壁」「非耐力壁」(curtain wall カーテンウォール)と呼ばれる。

パリのノートルダム大聖堂。壁が屋根を支えている。この大聖堂では、壁をさらに外側から支える構造体がある。

欧米の建築では、伝統的に、外壁が石壁・レンガ壁などでできていて、壁が建築物の基本の構造体となっており、壁が屋根を支えている。つまり、西欧の伝統的な建築物の壁は「耐力壁(bearing wall ベアリングウォール)」である。しかし、鉄骨造建築の出現以降は、欧米においても非耐力壁構造も増えており、特に高層建築に多く用いられている。

日本の木造住宅では、柱や梁が建物の基本構造体になっており、壁というのは柱の間にはめこまれているだけで、屋根を支えているわけではない[2]。日本建築では、非耐力壁が多く使われてきたわけである。

洋風の住宅などで、柱を内装・外装で包み、柱を見せない様式を「大壁造」と言う[2]。 木造の家で、柱と柱の間に壁をはめこんで柱が外部から見える様式を「真壁造」と言う[2]。

外壁の機能・役目には、室内を外界から守る、ということがあり、断熱性・遮音性・水密性・気密性・防火性・耐衝撃性・耐候性などが求められる[2]。内壁のほうの機能・役割としては、遮音性・防水性・防汚性に加えて、視覚的に美しいこと、触れた感触も良いことなど、感覚的な性質も大切である[2]。

さまざまな機能を持った壁があり、 遮音性を特に高めた「防音壁」、音の反響を防ぐ「吸音壁」、火事の際に延焼を防ぐ「防火壁」、放射線が漏れるのを防ぐ「放射線遮蔽壁」、「収納する」機能と「部屋を仕切る」機能が融合した「収納壁」 等々等々がある。 その他にも様々な役割を持つ壁がある。たとえば岸壁は船舶が接岸する場所を確保するために、垂直の壁で陸地の土砂を支えるのが目的である。また擁壁は切り通しや盛り土の法面の崩落を防ぐために設けられるものである。

材料

石壁(マチュ・ピチュの切石積み)


日本と壁

漆喰壁(今西家住宅)
漆喰壁の断面

壁材として、伝統的には、日本では内壁には土壁、漆喰などが用いられてきた。 外壁としては板壁、石、土壁、漆喰など。

明治、大正時代は、土壁・漆喰・板・石に加えて煉瓦が用いられるようになった。

第二次世界大戦後は、土壁・漆喰・板・石・煉瓦に加えてコンクリート、石膏ボードなどが用いられている。

洋風建築の普及に伴い、断熱材等の開発が行われている。防音目的でグラスウール(近年では断熱も兼ねて被覆されたもの)が用いられる場合もある。

屋外ではコンクリートやトタンの上に塗装を行ったりして装飾される。また、石膏ボードの場合にはそれ自体にプラスチック又はアルミニウムなどの板により装飾がされているものもあり、その場合外壁材として直に張られる。

室内は塗料、壁紙などで装飾される。床から1メートルほどの高さまでは汚れたり傷んだりしやすいため、この部分だけ補強を兼ねて板やタイルで装飾されることもある。この部分、あるいはこのような装飾を腰壁という。

崖などに於ける壁材はコンクリートの他に硬化プラスチック製の物がある。主に風化や波による浸食で崩落した場合の景観復元のために用いられている。

また、次世代の壁として愛知万博のパビリオンの様に水のカーテンを壁としている場合もある。

寝室の内壁の装飾の例。Pierre Ranson (1736 - 1786)によるデザイン画(1780年) 。
壁紙(Morris & Co. Wallpaper Sample Book. 1915年 - 1917年ころ。)

内壁

エジプト、ルクソール、トトメス3世の王墓の壁画
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院の食堂の壁に描かれている壁画「最後の晩餐」

概説でも説明したが、内壁では感覚的な性質も重要である。西洋では伝統的に、貴族の館などでは、石壁の内側にタピスリーなどが掛けられた。これは石の壁がそのまま見えているより視覚的に柔らかで優しいということ、また寒い季節などは、石の壁がそのままむき出しでは部屋の中が冷え込んでしまうのでそれを少しでも緩和させる役割もあった。

壁に様々な目的で絵画が描かれることがある。これを壁画という。古代ローマではテンペラ画などが描かれた。

近年の住宅では、内壁には壁紙が貼られることが多い。


壁面線

壁面線(へきめんせん、building line)とは、敷地境界から外壁面の位置を後退させるラインのこと。通りに面する建物の位置をそろえ、まちなみとしての景観を向上させる目的で決められる。一般には地区計画、特定街区、建築協定などで定められる。建築基準法第2節に、建築物又はその敷地と道路又は壁面線との関係等(第43条~第47条)が定められている。

建物の外壁または柱の面から敷地境界線(道路境界線含む)までの距離を壁面後退距離と呼ばれる。これも第一種低層住居専用地域や第二種低層住居専用地域では、良好な住宅市街地形成のために指定されている場合がある。その他の用途地域においても、良好なまちなみづくりや空地の確保などを目的として、地区計画で定められている場合もある。

著名な壁

人工の壁

万里の長城
ベルリンの壁
  • アントニヌスの長城(スコットランド)
  • 大西洋の壁(フランス 1942年-1944年)
  • ベルリンの壁(ドイツ)
  • 連盟兵の壁 (フランス、パリ、ペール・ラシェーズ墓地)
  • 民主の壁(北京 1978年-1979年)
  • 万里の長城(中国)
  • ハドリアヌスの長城(イングランド)
  • ジェリコの壁(旧約聖書)
  • クレムリンの壁 (ロシア, モスクワ)
  • ジョン・レノンの壁 (プラハ)
  • ロンドン・ウォール (イングランド)
  • モロッコの壁(西サハラ及びモロッコ)
  • ベトナム戦争戦没者慰霊碑 ザ・ウォールとも呼ばれている。
  • 嘆きの壁 (エルサレム)
  • ベルファスト・ピースライン (北アイルランド、ベルファスト)

(w:List of wallsより一部翻訳、改変)

  • パレスチナ分離壁

天然の壁

  • アルプス三大北壁
    • アイガー北壁
    • マッターホルン北壁
    • グランド・ジョラス北壁
  • アンナプルナ北壁
  • グレートウォール

比喩的な「壁」

壁が内と外とを隔て、外界からの影響を遮断するものであることから、転じて心理的あるいは象徴的に何かを隔てるもの、あるいは行く手に立ちふさがる大きな障害を比喩的に壁と呼ぶことがある。例として、「男女の壁」「夫婦の壁」「世代の壁」「記録の壁」「心の壁」「言葉の壁」「音の壁」「バカの壁」などが挙げられる。スポーツ関係でいう「記録の壁」は、例えば100メートル走におけるかつての「10秒の壁」などが知られる。特に遮断するという意味では、コンピュータ用語としてのファイヤーウォール(防火壁)は、コンピュータネットワークに於いて通信の内容を監視し、外部からの侵入活動などを遮断する役割を持つソフトウェアあるいは機器を指す。サッカーなどでゴールキーパーが「鉄壁」と喩えられることもある。また野球ではその役割から、ブルペン捕手を譬喩する。

また、大きくのっぺりした平らな面といった形状から壁と呼ばれている構造物もある。例えば、山岳用語では海岸段丘や山の崖などにおける平らな垂直部分を壁または壁面と呼ぶ。あるいはコンピュータ用語でGUIにおいて、背景として置く画像を壁紙と呼ぶのもこのような意味の比喩である(ただし壁紙が貼ってある作業域はデスクトップ(机上)である)。天文学の世界でも、宇宙の大規模構造における超銀河団の数億光年にわたる連なりが、グレートウォールと呼ばれている。

単に区切りという意味では、パソコン通信のニフティサーブにおいては会議室(いわゆる電子掲示板)と会議室を区切るための空の会議室があり「壁会議室」又は単に「壁」と言われた。このような区切り会議室は通常は書き込みができないようになっているが、偶然又は故意に書き込めるようにしたものもあり、そういう会議室はさながら「壁」への落書きのようにボードチャットや本来のフォーラムの趣旨とは関係ない書き込みで満たされた。

教育用語においては、脳の認知機能などの変化をさす物として、「9歳の壁」あるいは「10歳の壁」という表現が使われる。

関連項目

ウィキメディア・コモンズには、壁に関連するカテゴリがあります。
  • 壁材
  • 壁画
  • フレスコ画
  • 壁紙
  • 2×4工法
  • グレート・ウォール
  • 城壁
  • 内断熱工法 - 外断熱工法
  • 岸壁
  • 真壁 (建築) - 大壁
  • 扉
  • 窓
    • ^ 広辞苑【壁】
    • ^ a b c d e f g h ブリタニカ百科事典【壁】


    UpToDate Contents

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    • 1. 慢性腹壁痛 chronic abdominal wall pain
    • 2. 女性の骨盤臓器脱:後膣壁脱の外科的修復 pelvic organ prolapse in women surgical repair of anterior vaginal wall prolapse
    • 3. 急性心筋梗塞における心エコー検査の役割 role of echocardiography in acute myocardial infarction
    • 4. 胸壁疾患 diseases of the chest wall
    • 5. 広範囲または合併性の腹壁欠損に対するcomponent separation法による修復 component separation repair of large or complex abdominal wall defects

    Japanese Journal

    • 拡大版 永田町ライブ!(Number 174)安倍政権 「1強多弱」でもリスクめじろ押し 政権の行方を決定づける4月の壁 (特集 2014→2020総予測) -- (政策・社会・暮らし 女性活用や規制緩和で大きく変わる日本社会)
    • 後藤 謙次
    • 週刊ダイヤモンド 102(1), 120-123, 2014-12-28
    • NAID 40019918702
    • クラシックに言語の壁はない
    • オット アリス=紗良,タカ大丸 [聞き手]
    • Voice (440), 156-165, 2014-08
    • NAID 40020108308
    • 運用アドバイスのための日経新聞の読み方(第201回)欧州中銀 マイナス金利 低インフレ長期化警戒
    • 真壁 昭夫
    • 近代セールス 59(14), 74-77, 2014-07-15
    • NAID 40020107491

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    Japan Pharmaceutical Reference

    薬効分類名

    • 高カロリー輸液用 アミノ酸・糖・脂肪・電解質液

    販売名

    ミキシッドL輸液

    組成

    本剤は、1つのソフトバッグに隔壁を介して上室に脂肪・ブドウ糖液を、下室にアミノ酸・電解質液を充填した注射液で、それぞれ次の成分を含有する。

    1. 上室(脂肪・ブドウ糖液)

    成分(600mL中)

    精製大豆油

    • 15.6g

    ブドウ糖

    • 110g

    添加物(600mL中)

    精製卵黄レシチン

    • 2.246g

    L-ヒスチジン

    • 0.06g

    塩酸(pH調整剤)

    • 適量

    2. 下室(アミノ酸・電解質液)

    成分(300mL中)

    L−ロイシン

    • 4.200g

    L−イソロイシン

    • 2.400g

    L−バリン

    • 2.400g

    L−リシン塩酸塩

    • 3.000g

    (*L−リシンとして)

    • (2.400g)

    L−トレオニン

    • 1.800g

    L−トリプトファン

    • 0.360g

    L−メチオニン

    • 1.200g

    L−フェニルアラニン

    • 2.400g

    アセチルシステイン

    • 0.300g

    (L−システインとして)

    • (0.223g)

    L−チロシン

    • 0.150g

    L−アルギニン

    • 3.150g

    L−ヒスチジン

    • 1.500g

    L−アラニン

    • 2.550g

    L−プロリン

    • 1.800g

    L−セリン

    • 0.900g

    グリシン

    • 1.590g

    L−アスパラギン酸

    • 0.450g

    L−グルタミン酸

    • 0.450g

    塩化ナトリウム

    • 0.585g

    塩化カリウム

    • 1.291g

    硫酸マグネシウム水和物

    • 0.616g

    グルコン酸カルシウム水和物

    • 1.906g

    グリセロリン酸カリウム50%液

    • 2.404g

    無水酢酸ナトリウム

    • 2.051g

    硫酸亜鉛水和物

    • 2.876mg

    添加物(300mL中)

    亜硫酸水素ナトリウム

    • 15mg

    クエン酸水和物(pH調整剤)

    • 適量

    3. 混合時(900mL中)

    (脂肪)

    脂肪量

    • 15.6g

    脂肪濃度

    • 1.7%

    (糖質)

    ブドウ糖量

    • 110g

    ブドウ糖濃度

    • 12.2%

    (アミノ酸)

    総遊離アミノ酸量

    • 30g

    総窒素量

    • 4.61g

    必須アミノ酸/ 非必須アミノ酸

    • 1.34

    分岐鎖アミノ酸含有率

    • 30w/w%

    (電解質)

    Na+

    • 35mEq

    K+

    • 27mEq

    Mg2+

    • 5mEq

    Ca2+

    • 8.5mEq

    Cl-

    • 44mEq

    SO42-

    • 5mEq

    Acetate-

    • 25mEq

    Gluconate-

    • 8.5mEq

    P

    • 150mg

    Zn

    • 10μmol

    総熱量

    • 700kcal

    非蛋白熱量

    • 580kcal

    非蛋白熱量/窒素

    • 126

    禁忌

    • 電解質代謝異常のある患者[症状が悪化するおそれがある。]
    • 高カリウム血症(乏尿、アジソン病、高窒素血症等)の患者
    • 高リン血症(副甲状腺機能低下症等)の患者
    • 高マグネシウム血症(甲状腺機能低下症等)の患者
    • 高カルシウム血症の患者
    • 高ナトリウム血症の患者
    • 高クロル血症の患者
    • 肝性昏睡又は肝性昏睡のおそれのある患者[アミノ酸の代謝が十分に行われないため、症状が悪化するおそれがある。]
    • 重篤な腎障害のある患者[水分、電解質の過剰投与に陥りやすく、症状が悪化するおそれがある。また、アミノ酸の代謝産物である尿素等が滞留し、症状が悪化するおそれがある。]
    • アミノ酸代謝異常のある患者[投与されたアミノ酸が代謝されず、症状が悪化するおそれがある。]
    • 重篤な血液凝固異常のある患者[凝固能亢進により症状を悪化させるおそれがある。]
    • 血栓症の患者[凝固能亢進により症状を更に悪化させるおそれがある。]
    • ケトーシスを伴った糖尿病の患者[ケトーシスを助長させ糖尿病を悪化させるおそれがある。]
    • 高脂血症の患者[高脂血症を助長させるおそれがある。]

    効能または効果

    • 経口、経腸管栄養補給が不能又は不十分で、経中心静脈栄養に頼らざるを得ない場合の水分、電解質、アミノ酸、脂肪、カロリー補給

    ミキシッドL輸液

    • 本品は経中心静脈輸液療法の開始時で、耐糖能が不明の場合や耐糖能が低下している場合の開始液として、あるいは侵襲時等で耐糖能が低下しており、ブドウ糖を制限する必要がある場合の維持液として用いる。
      用時、隔壁を開通して上室液と下室液をよく混合し、開始液又は維持液とする。
      通常、成人には1 日1800mL の開始液又は維持液を、24 時間かけて中心静脈内に持続点滴注入する。
      なお、年齢、症状、体重により適宜増減する。

    ミキシッドH輸液

    • 本品は経中心静脈輸液療法の維持液として用いる。
      用時、隔壁を開通して上室液と下室液をよく混合し、維持液とする。
      通常、成人には1 日1800mL の維持液を、24 時間かけて中心静脈内に持続点滴注入する。
      なお、年齢、症状、体重により適宜増減する。
    • 高カロリー輸液療法施行中にビタミンB1欠乏により重篤なアシドーシスが起こることがあるので、本剤を投与する場合には、必ず必要量(1日3mg以上を目安)のビタミンB1を投与すること。
    • 細菌混入の防止に関する注意事項
      本剤に含有される脂肪が目詰まりするため除菌用ファイナルフィルターを使用できない。このため細菌混入の防止に関し以下の点に注意すること。なお、混注操作法及び本剤使用時の形態については、適用上の注意 2. 調製時(6) ビタミン剤、微量元素製剤、電解質製剤(ナトリウム製剤、カリウム製剤のみ)の混注操作の項を参照のこと。
    • ビタミン剤、微量元素製剤又は電解質製剤(ナトリウム製剤、カリウム製剤のみ)の投与
      本剤バッグへの直接添加は、バッグの混注用フィルターを介して行うこと。
    • ビタミン剤、微量元素製剤及び電解質製剤(ナトリウム製剤、カリウム製剤のみ)以外の薬剤の投与
      本剤バッグへ直接添加せず、他の輸液ラインから無菌的に投与すること。
    • 輸液ラインの接合部は、常に清潔な状態にしておくこと。
    • 本剤は、連結管による連続投与を行わないこと。バッグの付け替えは、瓶針の刺し換えにより、速やかに行うこと。
    • カテーテル刺入部位は、常に清潔な状態にしておくこと。
    • 発熱などカテーテル感染が疑われた場合は、カテーテルを抜去するなど適切な処置を講じること。

    慎重投与

    • 菌血症の患者[カテーテルが二次感染巣となることがあり、敗血症さらには敗血症性ショックを起こすおそれがある。]
    • 心不全のある患者[循環血液量を増すことから心臓に負担をかけ、症状が悪化するおそれがある]
    • 高カリウム血症を伴わない腎不全のある患者[水分、電解質の調節機能が低下しているので、慎重に投与すること。]
    • 腎疾患に基づく腎不全のある患者[水分、電解質の調節機能が低下しているので、慎重に投与すること。]
    • 閉塞性尿路疾患により尿量が減少している患者[水分、電解質の過負荷となり、症状が悪化するおそれがある。]
    • 脱水症の患者[本症には適切な水分、電解質管理が必要であり、本剤の投与により水分、電解質等に影響を与え、症状が悪化するおそれがある。]
    • 尿崩症の患者[本症には適切な水分、電解質管理が必要であり、本剤の投与により電解質等に影響を与え、症状が悪化するおそれがある。]
    • 糖尿病の患者[ブドウ糖の組織への移行が抑制されているので、高血糖を生じ症状が悪化するおそれがある。]
    • 重症熱傷のある患者[水分、電解質代謝等が著しく障害されており、慎重に投与する必要がある。]
    • 高度のアシドーシスのある患者[症状が悪化するおそれがある。]
    • 膵障害(膵炎、膵硬化症、膵腫瘍等)のある患者[糖代謝異常などを伴うことがあり、慎重に投与する必要がある。]
    • 血液凝固障害のある患者[凝固時間の延長を起こすおそれがある。]
    • 肝機能障害のある患者[肝機能を悪化させるおそれがある。]

    重大な副作用

    アシドーシス

    • 他の高カロリー輸液製剤投与中に重篤なアシドーシスが発現したとの報告があるので、投与中は観察を十分に行い、症状があらわれた場合にはビタミンB1を投与するなど適切な処置を行うこと。

    高血糖

    • 本剤は高濃度のブドウ糖含有製剤なので、過度の尿糖、高血糖、高浸透圧利尿、口渇があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には、インスリンの投与等の適切な処置を行うこと。

    静脈塞栓

    • 静脈塞栓があらわれることがあるので、このような場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

    ショック、アナフィラキシー反応

    • ショック、アナフィラキシー反応があらわれることがあるので、呼吸困難、チアノーゼ等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

    薬効薬理

    • 本剤の栄養学的評価、脂肪配合の有効性、脂肪の配合比率、アミノ酸組成、ブドウ糖配合及び電解質組成の妥当性について検討した。
      その結果、本剤はブドウ糖、アミノ酸、脂肪の3大栄養素を適切な比率で配合し、適正量の電解質も配合していることより、十分な栄養学的効果を有することが確認された。特に、脂肪配合の有効性については、無脂肪TPNに比し、より高い蛋白節約効果(窒素出納改善、血清及び肝臓蛋白の維持)、長期間投与における肝臓の脂肪蓄積の抑制及び必須脂肪酸補給効果等が認められた13〜20)。

    ★リンクテーブル★
    リンク元「wall」
    拡張検索「腹壁ヘルニア」「壁孔壁」

    「wall」

      [★]

    • 壁

                     

    「腹壁ヘルニア」

      [★]

    英
    ventral hernia, abdominal hernia
    ラ
    hernia ventralis
    関
    腹腔ヘルニア、腹部ヘルニア

    「壁孔壁」

      [★]

    英
    pit membrane
    関
    壁孔膜
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