- 英
- base excision repair
- 関
- 除去修復、DNA修復、ヌクレオチド除去修復
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/10/04 13:29:14」(JST)
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塩基除去修復(えんきじょきょしゅうふく、base excision repair)は、生体に備わっているDNA修復機構の1つで、DNAを構成する塩基の損傷を修復する。省略してBERと呼ばれる。
DNAを構成する塩基は恒常的に活性酸素種やアルキル化剤、また自発的な加水分解などにより損傷を受けており、これらの損傷塩基が修復されずに放置されると突然変異など、細胞にとって有害な影響を及ぼす可能性がある。生体内において、このような1塩基の損傷は塩基除去修復機構によって修復されることが知られている。
BERはDNA中に生じた損傷塩基を認識し、損傷塩基を切断、生じたギャップを鋳型鎖の情報をもとに埋めることで遺伝情報の維持に寄与している。これらの反応にはDNAグリコシラーゼ、APエンドヌクレアーゼ、DNAポリメラーゼ、DNAリガーゼといった酵素が関与している。
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- Sirt1によるAPエンドヌクレアーゼ1脱アセチル化はDNA塩基除去修復活性を調節する
- 7.塩基除去修復システムとXRCC1タンパク質(B群ビタミン酵素のシステムバイオロジー-新機能タンパク質の発見から病気との関連まで-,シンポジウム(平成21年度),ビタミンB研究委員会)
Related Links
- 塩基除去修復とは酵素群DNAグリコシダーゼが関わる。各DNAグリコシラーぜはそれぞれが異なった塩基変化を認識し、変化した塩基を加水分解して取り除く。このような酵素は6種類以上存在していると考えられ、脱アミノ化 ...
- ・塩基除去修復 これは塩基が損傷した部分を酵素によって切り取って再びつなぎ合わせる方法である。1 塩基を切り取る場合はDNAグリコシラーゼによって行われる。DNAグリコシラーゼは損傷塩基を外し、APサイトを作る働きを ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- reparation
- 関
- 再生
定義
- 損傷→修復→瘢痕形成
- 再生との違いは結合組織により欠損を補う
- 機能障害と組織変形をもたらす
修復の形
- 皮膚、腎臓、脾臓
- 慢性炎症が起こった組織に起こる
- 結合組織が実質細胞の間に入り込む
[★]
- 英
- excision repair
- 関
- DNA修復、ヌクレオチド除去修復、塩基除去修復