- 英
- taste bud (Z), gustatory bulb (Z), taste buds
- ラ
- caliculi gustatorii, caliculus gustatorius
- 関
- 有郭乳頭
- 味覚器のことを味蕾と呼ぶ
- 味蕾の中には味細胞が含まれる
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/03/15 09:18:22」(JST)
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味蕾(みらい、英: Taste buds)は、舌や軟口蓋にある食べ物の味を感じる小さな器官である。 人間の舌には約10,000個の味蕾がある。
目次
- 1 乳頭の種類
- 2 衰え
- 3 味覚分布地図に関する誤解
- 4 脚注
- 5 用語
- 6 関連項目
- 7 外部リンク
乳頭の種類[編集]
舌の大多数の味蕾は、乳頭と呼ばれている舌面の高くなった突起に付いている。 人間の舌には4種類の乳頭がある。
- 茸状乳頭(Fungiform papillae)
- 糸状乳頭 (Filiform papillae)
- 葉状乳頭(Foliate papillae)
- 有郭乳頭(Circumvallate papillae)
このうち糸状乳頭のみが味蕾を持たない。
衰え[編集]
タバコ、刺激物、加齢によって衰える。
味覚分布地図に関する誤解[編集]
一般的な通説として舌の異なる領域で異なる味を感じる味覚分布地図が存在すると言われているが、実際には味蕾は全ての味を感じることができるため、どの味も舌の全領域で感じられる(ただし、味覚が生じる刺激強度の閾値には部位によって差がある[1])。
このような誤解の原書となった「味覚分布地図」は、1901年にフィロゾフィッシェ・シュトゥーディエンから出版されたヘーニック博士のドイツ語論文をアメリカのハーバード大学の心理学者エドウィン・ボーリングによって翻訳引用され、1942年に出版された「実証心理学の歴史における感覚と知覚」という書籍で一般に広まったといわれている。
この間違いは濾紙ディスク法などの味覚検査を行うことで容易に解明する程度の事実でありながら、長年にわたって医学の専門書にすら記載されている。
脚注[編集]
- ^ Collings, V.B., 1974. Human Taste Response as a Function of Locus of Stimulation on the Tongue and Soft Palate. Perception & Psychophysics, 16: 169-174.
用語[編集]
- 円錐乳頭(conical papilla)
- 低い円錐状の乳頭であり、イヌ、ネコ、ブタの舌根に分布
- レンズ状乳頭(lenticular papilla)
- 扁平なレンズ状乳頭であり、主に反芻類の舌背隆起部に分布
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- Characterization of the Modes of Binding between Human Sweet Taste Receptor and Low-Molecular-Weight Sweet Compounds:doi:10.1371/journal.pone.0035380
- ヒト甘味受容体における人工甘味料の認識機構の解明 (PDF)
- 本学応用生命科学部 生物機能化学研究室の石黒正路教授と東京大学などの共同チームが、人の舌が甘みを感じる仕組みを解明:新潟薬科大学
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- マウス味蕾由来株細胞塊における膜分化および興奮性の解析(平成22年度 大学院理学研究科修士論文題目と要旨)
- マウス味蕾由来株細胞を用いた in vitro 味蕾モデル構築の試み(平成22年度大学院理学研究科博士論文題目と要旨)
Related Links
- 味蕾. 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』. 移動: 案内, 検索. 味蕾. 味蕾 (みらい、英: Taste buds)は、舌や軟口蓋にある食べ物の味を感じる小さな器官である。 人間の舌には約10000個の味蕾がある。
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- gustatory sensation (SP), gustation, degustation, taste sense, sensation of taste
- 関
- 舌
器官
解剖
神経支配
味覚の伝導路
- 0. 味細胞
- 1. 味神経 (1次ニューロン)
- 2. 延髄孤束核(NTS) (2次ニューロン)
- 3. 中心被蓋路(TTC)
- 4. 視床腹側後内側核小細胞部(VPMpc) (3次ニューロン)
- 5. 大脳皮質第一次味覚野
- 頭頂弁蓋部と島の境界部ならびに中心溝下端付近
- 眼窩前頭皮質など