- 英
- prosimian、Strepsirhini
- 関
- 原猿類、曲鼻猿亜目、原猿亜目
WordNet
- in some classifications either coextensive with the Lemuroidea or comprising the true lemurs (同)suborder Strepsirhini
- primitive primates having large ears and eyes and characterized by nocturnal habits
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/11/04 12:47:57」(JST)
[Wiki ja表示]
曲鼻猿亜目 |
ワオキツネザル
|
分類 |
界 |
: |
動物界 Animalia |
門 |
: |
脊索動物門 Chordata |
亜門 |
: |
脊椎動物亜門 Vertebrata |
綱 |
: |
哺乳綱 Mammalia |
目 |
: |
サル目(霊長目) Primates |
亜目 |
: |
曲鼻猿亜目 Strepsirrhini |
|
学名 |
Strepsirrhini E. Geoffroy, 1812 |
下目 |
- キツネザル下目 Lemuriformes
- ロリス下目 Loriformes
|
曲鼻猿亜目(きょくびえんあもく)は脊椎動物門哺乳綱サル目の一亜目。
キツネザル、ロリスなどが属している。サル目(霊長類)の中では、原始的なグループであり、キツネザル下目の一部を除くと夜行性の種が多い。
目次
- 1 原猿
- 2 特徴
- 3 生息域
- 4 分類
- 5 脚注
原猿[編集]
かつては、メガネザルを含めて、真猿亜目以外の霊長類全体を原猿亜目(げんえんあもく、Prosimii)に分類していた。
その後、メガネザルは実際は真猿に近いことが明らかになったため、霊長類は曲鼻猿亜目と直鼻猿亜目(真猿下目とメガネザル下目)に分けられるようになった。
原猿は現在の分類では曲鼻猿とメガネザルの総称と言うことになるが、正式な分類群としては使わない。しかし、一部には用語に混乱が見られ、曲鼻猿・原猿と直鼻猿・真猿の混用が見られる。
特徴[編集]
名前の「曲鼻」とは、鼻腔が屈曲して鼻孔が左右に離れて外側を向いていることを意味し、これは鼻腔がまっすぐで鼻孔が左右そろって前方ないし下方を向いている直鼻猿亜目との相違点である。
次のような、夜行性動物特有の特徴をそなえている。
- タペータムと呼ばれる反射膜が網膜の裏側にあり、弱い光でも感知できる。
- 鼻が湿っていて嗅覚が優れている。
形態的には、以下のようにサルの特徴と、サルになりきれない部分とが混在する。
- 顔面に眼が正面を向いて並ぶが、毛の生えない顔面は発達せず、口先がとがる。
- ほとんどの指が平爪であるが、鉤爪が混在する。
直鼻猿亜目は、L-グロノラクトンオキシダーゼ(ビタミンC合成酵素)の活性が失われているためビタミンCを合成することができない。曲鼻猿亜目は、ビタミンC合成酵素の活性が失われていない。直鼻猿亜目と曲鼻猿亜目の分岐と同時期の6300万年前に直鼻猿亜目のこの酵素活性が失われている[1]。
生息域[編集]
原猿亜目の2下目のうち、キツネザル下目はすべてマダガスカル島および周辺の島々にのみ生息している。ロリス下目はサハラ以南のアフリカ、インド、スリランカ、および東南アジアに生息している。
分類[編集]
- 霊長目 Primates
- 直鼻猿亜目 Haplorrhini
- 真猿下目 Simiiformes
- メガネザル下目 Tarsiiformes
- 曲鼻猿亜目 Strepsirhini
- キツネザル下目 Lemuriformes
- コビトキツネザル上科 Cheirogaleoidea
- キツネザル上科 Lemuroidea
- キツネザル科 Lemuridae - ワオキツネザル
- イタチキツネザル科 Lepilemuridae
- インドリ科 Indridae - インドリ
- アイアイ下目 Chiromyiformes
- アイアイ科 Daubentoniidae: - アイアイ
- ロリス下目 Loriformes
- ロリス科 Loridae
- ガラゴ科 Galagonidae
アイアイ下目を置かず、アイアイ科をキツネザル下目アイアイ上科 (Daubentonioidea) アイアイ科とすることもある。
真猿下目を伝統的な分類と同じ亜目に格上げするために、この表全体の亜目をsemiorderなどに、下目を亜目に格上げすることがある。
なお英語では、キツネザル下目をlemur(リーマー)、ロリス下目のロリス科をloris(ロリス)、ガラゴ科をgalago(ガラゴ)と呼ぶ。
脚注[編集]
- ^ Pollock JI, Mullin RJ (May 1987). “Vitamin C biosynthesis in prosimians: evidence for the anthropoid affinity of Tarsius”. Am. J. Phys. Anthropol. 73 (1): 65–70. doi:10.1002/ajpa.1330730106. PMID 3113259.
|
ウィキスピーシーズに曲鼻猿亜目に関する情報があります。 |
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- 李 世安
- 畜産の研究 67(5), 553-557, 2013-05
- … される旧人類(10万年前),石を割って造った石器と棍棒および火を使う「北京原人」に代表される原人類(40万年前),アフリカに棲み,腐れ易い木の道具を使っていたと思われる頭骨の異なる「アウストラロピテクス」と「パラントロプス」の両者の代表する猿人類(200万年前),二本足で立つ,両手を使う「ラマピテクス」を代表する原猿人類(1500万年前),および四つん這いで歩いた原類人猿類(3000万年前)などがあった。 …
- NAID 120005581056
- B-40 マダガスカル産稀少原猿類の遺伝的管理法の確立
Related Links
- げんえんるい【原猿類】とは。意味や解説、類語。哺乳綱霊長目の一群で、原始的なサル類の総称。一般に小形で大脳の発達程度は低く、樹上で生活する。ツパイ・メガネザル・キツネザル・ロリスの類が含まれる。アジア・アフリカ ...
- 原猿→真猿→類人猿の進化 千万年 6.5 隕石の落下 →寒冷化と食糧減少 巨鳥の繁栄 5.5 メタンハイドレ-ド大爆発 →地球温暖化 肉食哺乳類が巨鳥を駆逐 →小型哺乳類の繁殖 →原猿の誕生 5.0 原猿の拡散 原始原猿の分岐
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
曲鼻猿亜目、原猿亜目、原猿類、原猿
- 関
- Propithecus、prosimian、Prosimii
[★]
- ラ
- Strepsirhini
- 関
- シファカ属、原猿類、原猿、原猿亜目
[★]
原猿類、原猿
- 関
- Propithecus、Prosimii、Strepsirhini
[★]
- ラ
- Prosimii、Strepsirhini
- 関
- シファカ属、原猿類、原猿、曲鼻猿亜目
[★]
- 英
- prosimian、Strepsirhini
- 関
- シファカ属、原猿、曲鼻猿亜目、原猿亜目