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- intraarterial injection
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- 動脈内注射、動脈内投与
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 急性膵炎 (特集 急性腹症 : 決断のプロセス) -- (急性腹症始末記)
- 北村 勝哉
- 救急医学 = The Japanese journal of acute medicine 39(3), 336-339, 2015-03
- NAID 40020389540
- 第39・40回教育研修会(2013年口腔四学会合同研修会)「口腔癌の診断と冶療 : 基礎から最新の冶療まで」 口腔癌に対する超選択的動注化学療法 : 臓器温存治療を目指して
- 藤内 祝
- 日本口腔外科学会雑誌 = Japanese journal of oral and maxillofacial surgery 61(2), 86-101, 2015-02
- NAID 40020380161
- 超選択的動注療法を用いた化学放射線療法後のrim enhancementを伴う口腔癌頸部転移リンパ節のCT画像の経時的変化
- 丹下 和久,中島 克仁,脇田 壮,北島 正一朗,福田 幸太
- 頭頸部癌 41(1), 40-50, 2015
- … 当科では口腔癌に対して血流改変術を併用した超選択的動注化学放射線療法を施行しており,この方法は原発腫瘍のみならず転移リンパ節に対しても効果がある。 …
- NAID 130005070002
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- 動注療法とは?がん(ガン・癌)の動注療法についてわかりやすく解説しています。動注 療法とはどのようなものなのでしょうか?動注療法について知りたい方は参考にして ください。動注療法についてはこちら.
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
動注用アイエーコール50mg
組成
- 動注用アイエーコール50mgは、1バイアル中に次の成分を含有する。
有効成分・含有量
禁忌
[腎障害を増悪させることがある。また、腎からの排泄が遅れ、重篤な副作用が発現することがある。]
- 本剤又は他の白金を含む薬剤に対し過敏症の既往歴のある患者
- 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人
[「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照]
効能または効果
- 本剤と肝動脈塞栓療法との併用における有効性及び安全性は確立していない。
- 本剤の術後補助療法における有効性及び安全性は確立していない。
- シスプラチン100mgあたり70mLの生理食塩液を加えて溶解し、65mg/m2(体表面積)を肝動脈内に挿入されたカテーテルから、1日1回肝動脈内に20〜40分間で投与し、4〜6週間休薬する。これを1クールとし、投与を繰り返す。
なお、投与量は症状等により適宜減量する。
- 本剤の投与時には腎毒性を軽減するために下記の処置を行うこと。
- 本剤投与前、1,000〜2,000mLの適当な輸液を4時間以上かけて投与する。
- 本剤投与時から投与終了後、1,500〜3,000mLの適当な輸液を6時間以上かけて投与する。
- 本剤投与中は、尿量確保に注意し、必要に応じてマンニトール及びフロセミド等の利尿剤を投与すること。
- 本剤を速やかに溶解するため、調製時には湯浴(約50℃)で加温した生理食塩液を加えて強く振り混ぜる。また、溶解後は速やかに投与すること。
[「適用上の注意」の項参照]
- 本剤をシスプラチン100mgあたり70mL未満の生理食塩液に溶解した場合、結晶が析出するおそれがある。
慎重投与
[腎機能が低下しているので、副作用が強くあらわれることがある。]
[肝細胞癌患者の多くは肝硬変等により代謝機能等が低下しているので、副作用が強くあらわれることがある。]
[骨髄抑制を増悪させることがある。]
[聴器障害を増悪させることがある。]
[骨髄抑制により、感染症を増悪させることがある。]
[致命的全身症状があらわれるおそれがある。]
[「高齢者への投与」の項参照]
[「小児等への投与」の項参照]
[腎障害、骨髄抑制等が強くあらわれ、遷延性に推移することがある。]
重大な副作用
急性腎不全(頻度不明)
- 急性腎不全等の重篤な腎障害があらわれるおそれがあるので、観察を十分に行い、BUN、血清クレアチニン、クレアチニン・クリアランス値等に異常が認められた場合は投与を中止し、適切な処置を行うこと。その他、血尿、尿蛋白、乏尿、無尿があらわれることがある。
汎血球減少等の骨髄抑制
- 汎血球減少(頻度不明)、貧血(1%未満)、白血球減少(20.8%)、好中球減少(18.7%)、血小板減少(23.2%)等があらわれることがあるので、頻回に血液検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には減量、休薬、中止等の適切な処置を行うこと。
血小板減少(1.4%)
- 本剤投与1〜4日後に急激な血小板減少があらわれることがあるので、本剤投与後は頻回に血液検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。
ショック、アナフィラキシー(頻度不明)
- ショック、アナフィラキシーを起こすおそれがあり、本剤を複数回投与した後に発現する場合もあるので、毎回観察を十分に行い、顔面浮腫、気管支痙攣、チアノーゼ、呼吸困難、胸痛、血圧低下等の症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
劇症肝炎(頻度不明)、肝機能障害(35.4%)、黄疸(1%未満)
- AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-P、LDH、γ-GTP、血清ビリルビン値上昇等を伴う重篤な肝機能障害、劇症肝炎、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には減量、休薬、中止等の適切な処置を行うこと。その他、血清アルブミン、血清総蛋白、ICG値等に異常があらわれることがある。また、本剤の反復投与等により胆汁うっ滞があらわれるおそれがある。
肝・胆道障害(1%未満)
- 胆嚢炎、胆汁性嚢胞、肝膿瘍等の肝・胆道障害があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。
心筋梗塞(1%未満)、狭心症(頻度不明)、うっ血性心不全(頻度不明)、不整脈(1%未満)
- 心筋梗塞、狭心症(異型狭心症を含む)、うっ血性心不全、不整脈(心室細動、心停止、心房細動、徐脈等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、胸痛、失神、息切れ、動悸、心電図異常等が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
肺結核(1%未満)
- 肺結核等の重大な感染症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合は投与を中止すること。
聴覚障害(1%未満)
- 高音域の聴力低下、難聴、耳鳴等があらわれることがある。また、シスプラチン静注時においては投与量の増加に伴い聴器障害の発現頻度が高くなり、特に1日投与量では80mg/m2以上で、総投与量では300mg/m2を超えるとその傾向は顕著となることが知られているので十分な観察を行い投与すること。
乳頭浮腫、球後視神経炎、皮質盲(すべて頻度不明)
- 乳頭浮腫、球後視神経炎、皮質盲等の視覚障害があらわれるおそれがあるので、異常が認められた場合は投与を中止すること。
脳梗塞(頻度不明)
- 脳梗塞があらわれるおそれがあるので、異常が認められた場合は投与を中止すること。
溶血性尿毒症症候群(頻度不明)
- 血小板減少、溶血性貧血、腎不全を主徴とする溶血性尿毒症症候群があらわれるおそれがあるので、定期的に血液検査(血小板、赤血球等)及び腎機能検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
溶血性貧血(頻度不明)
- クームス試験陽性の溶血性貧血があらわれるおそれがあるので、異常が認められた場合には投与を中止すること。
間質性肺炎(頻度不明)
- 発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常等を伴う間質性肺炎があらわれるおそれがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(頻度不明)
- 低ナトリウム血症、低浸透圧血症、尿中ナトリウム排泄量の増加、高張尿、痙攣、意識障害等を伴う抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)があらわれるおそれがあるので、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、水分摂取の制限等の適切な処置を行うこと。
消化管出血、消化性潰瘍、消化管穿孔(すべて頻度不明)
- 消化管出血、消化性潰瘍、消化管穿孔があらわれるおそれがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には減量、休薬、中止等の適切な処置を行うこと。
急性膵炎(頻度不明)
- 急性膵炎があらわれるおそれがあるので、観察を十分に行い、血清アミラーゼ値、血清リパーゼ値等に異常が認められた場合には投与を中止すること。
高血糖(1%未満)、糖尿病の悪化(頻度不明)
- 高血糖、糖尿病の悪化があらわれるおそれがあり、シスプラチン静注時においては昏睡、ケトアシドーシスを伴う重篤な症例も報告されているので、血糖値や尿糖に注意するなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
横紋筋融解症(頻度不明)
- 横紋筋融解症があらわれるおそれがあるので、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇等が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
抗腫瘍効果
in vitro
- 本剤は5株のヒト肝癌培養細胞に対し、0.21〜3.6μg/mLのIC50値を示した。
in vivo
- ヌードマウスの肝臓に移植したヒト肝細胞癌PLC/PRF/5及びHuH-7に対して本剤7mg/kgの単回静脈内投与によって抗腫瘍作用が認められた。その効果は、ドキソルビシン12mg/kgの単回静脈内投与と同等以上であった。
ウサギの肝臓に移植したVX2癌に対して、本剤の単回肝動脈内投与において、50%以上の増殖抑制効果を示した。
本剤の肝動脈内投与した群の増殖抑制率は耳静脈内投与した群より高かった。
作用機序4)
- 癌細胞内のDNAと結合し、DNA合成及びそれに引き続く癌細胞の分裂を阻害するものと考えられている。
有効成分に関する理化学的知見
一般名:
化学名:
- (SP -4-2)-Diamminedichloroplatinum
分子式:
分子量:
- 300.05
- シスプラチンは、黄色の結晶性の粉末である。
N , N -ジメチルホルムアミドにやや溶けにくく、水に溶けにくく、エタノール(99.5)にほとんど溶けない。
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