- 英
- Miocene epoch、Miocene
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- from 25 million to 13 million years ago; appearance of grazing mammals (同)Miocene_epoch
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- (地質時代の)中新世(草食哺乳(ほにゅう)類の存在を特徴とする第三紀の一つの世に相当する時代) / 中新世の
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/10/13 11:49:50」(JST)
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新
生
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マーストリヒチアン |
中新世(ちゅうしんせい、Miocene)は地質時代の一つであり、約2,300万年前から約500万年前までの期間。新生代の第四の時代。新第三紀の第一の世。
目次
- 1 分類
- 2 背景
- 3 気候
- 4 生物
- 5 脚注
- 6 参考文献
- 7 関連項目
- 8 外部リンク
分類
- メッシニアン (7.246 - 5.333 Mya[1])[2]
- トートニアン (11.62 - 7.246 Mya)[2]
- サーラバリアン (13.82 - 11.62 Mya)[2]
- ランギアン (15.97 - 13.82 Mya)[2]
- バーディガリアン (20.44 - 15.97 Mya)[2]
- アキタニアン (23.03 - 20.44 Mya)[2]
背景
大陸はほぼ現在の様相だが、北アメリカ大陸と南アメリカ大陸は離れている。ヨーロッパのアルプス山脈と北アメリカのロッキー山脈で造山運動が始まった。日本がユーラシア大陸から分離し、日本海が形成され、これに伴う海底火山活動で日本各地にグリーンタフと呼ばれる凝灰岩層が発達した。この紀に海面が低くなったことでジブラルタル海峡が閉じ、海水の蒸発により地中海は非常に塩分の濃い海となった。この状態は鮮新世の初め頃(およそ500万年前)まで続いた[3]。
気候
中新世は新第三紀以降から現在に至るまでの期間では最も気温が高い時代であり、一般的に温暖であったが、寒冷化は徐々に進行し、南極大陸には氷床が発達・拡大していた。中新世の終わりには氷床は大陸のほとんどを覆うようになっていた。これが更に地球を冷し、以降、氷河期が訪れることになる。
生物
海と陸の生物相はより現代に近づいた。オオカミ類、ウマ類、ビーバー類、鯨偶蹄類(シカ類、、ラクダ類等)、カラス類、カモ類、フクロウ類、メガロドンなどは、中新世にすでに存在していた。ヒト科もこの時代に現れた。アフリカ大陸がユーラシア大陸と繋がったことで両大陸の生物が行き来するようになった。北アメリカ大陸とユーラシア大陸もベーリング陸橋でしばしば繋がったため生物が往来していた。一部の大型哺乳類の系統(肉歯目、束柱目など)が姿を消し、奇蹄類も次第に衰えていく一方、アフリカから他の大陸に生息域を広げた長鼻目(ゾウ類)が大いに繁栄し、偶蹄類も勢力を拡大していった。植物ではC4型光合成を行うものが増加した。
孤立している南アメリカ大陸とオーストラリア大陸のみ、異なった動物相である。
脚注
- ^ mya、m.y.a.とは million years ago の略で、百万年前のこと。 英語版Wikipedia参照 ⇒ mya (unit)
- ^ a b c d e f “INTERNATIONAL CHRONOSTRATIGRAPHIC CHART (国際年代層序表) (PDF)”. 日本地質学会. 2014年3月19日閲覧。
- ^ リチャード・サウスウッド著、垂水雄二訳 『生命進化の物語』 八坂書房 2007年 252ページ
参考文献
関連項目
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ウィキメディア・コモンズには、中新世に関連するカテゴリがあります。 |
外部リンク
- “地質系統・年代の日本語記述ガイドライン 2014年1月改訂版”. 日本地質学会. 2014年3月19日閲覧。
- 仲田崇志 (2009年10月29日). “地質年代表”. きまぐれ生物学. 2011年2月14日閲覧。
地質時代 |
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新生代 |
古第三紀(暁新世{ダニアン - セランディアン - サネティアン} - 始新世{ヤプレシアン - ルテシアン - バートニアン - プリアボニアン} - 漸新世{ルペリアン - チャッティアン}) - 新第三紀(中新世{アキタニアン - バーディガリアン - ランギアン - サーラバリアン - トートニアン - メッシニアン} - 鮮新世{ザンクリアン - ピアセンジアン}) - 第四紀(更新世{ジェラシアン - カラブリアン - 中期 - 後期} - 完新世)
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地球史年表 |
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Japanese Journal
- 中新世中期,熊野酸性火成岩類の火山豆石を含む凝灰岩から産出した放散虫化石
- 長野県上田市の中部中新統から産出した深海性サメ類化石群集
- 鈴木 秀史
- 地球科學 66(2), 47-61, 2012-03-25
- … 本論において,中期中新世の横尾層と伊勢山層の泥岩から産出した,深海性サメ類であるツノザメ目3科4属の歯化石を形態的特徴をもとに記載した.これまでの研究と合わせるとツノザメ目5科8属の化石がこの地層から産出したことになる.中新統の地層では,同一の産出地点から同類化石が集中して産出することは極めて珍しい.産状として注目されるのは,最も深い生息域に棲むカラスザメ属,ユメザメ属,フンナガユメザメ属 …
- NAID 110009425870
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- 中新世 Miocene 後期 メッシニアン Messinian ~6.7 トートニアン Tortonian ~10.4 中期 サーラバリアン Serravallian ~14.2 ランギアン Langhian ~16.3 前期 バーディガリアン Burdigalian ~21.5 アキタニアン Aquitanian ~23.3 古第三紀 ...
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