Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/12/26 22:06:42」(JST)
[Wiki ja表示]
不完全優性(ふかんぜんゆうせい)とは、ヘテロ接合体において、個体が持つ2つの対立遺伝子のどちらの表現型でもない、中間的な表現型が現れる遺伝現象のこと。メンデルの優性の法則の例外である。また、この中間的な表現型の個体を中間雑種という。
不完全優性の例
赤花遺伝子Rと白花遺伝子rを両方持つ個体(遺伝子型Rr)は、両者の中間的な表現型である桃色になる。桃色どうしの交配では、子の遺伝子型の分離比は RR:Rr:rr=1:2:1 となり、表現型の分離比は 赤色:桃色:白色=1:2:1 となる(優性の法則が成立する場合には、赤色:白色=3:1 になるはずである)。
A型の遺伝子とB型の遺伝子は複対立遺伝子となっており、双方の遺伝子を半分ずつ持つ場合はAB型となる。
関連項目
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- 異形花型自家不和合性アマ科植物ベニバナアマ(<i>Linum grandiflorum</i> Desf.)における花器官形態と花弁色の遺伝的制御
Related Links
- 「不完全優性」に関連する人気のQ&Aのランキング。みんなが知りたい「不完全優性」にまつわる質問・疑問のおすすめをまとめています。気になる1位のQ&Aは…?
- 大辞林 第三版 不完全優性の用語解説 - 一方,IAやIBはiに対し優性dominantであり,逆にiはIAやIBに対し劣性recessiveであるので,二つのヘテロ接合体IAiとIBiの表現型はそれぞれA型とB型になる。[対立遺伝子の関係] ヘテロ接合体に ...
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 英
-
- 関
- 完了、終了、十分、積分、全体的、徹底的、不可欠、全く、完成、複合的、満ちた
[★]
- 英
- imperfection、incomplete、defective、imperfect、faulty、vicious、incompletely、imperfectly
- 関
- 欠く、欠損、ひどい、欠陥、欠陥のある、不完全型
[★]
- 英
- predominance、predominant、dominant、predominantly、dominantly
- 同
- 顕性
- 関
- 主、顕性、支配、ドミナント、優位、優勢、優占、支配的