- 英
- lettuce、Lactuca sativa
WordNet
- any of various plants of the genus Lactuca
- leaves of any of various plants of Lactuca sativa
PrepTutorEJDIC
- レタス,チシャ
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2017/09/09 04:04:25」(JST)
[Wiki ja表示]
|
音楽バンドについては「レタス (バンド)」を、アニメーション制作ソフトについては「RETAS STUDIO」をご覧ください。 |
|
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。
出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(2017年1月) |
レタス |
レタス
|
分類 |
界 |
: |
植物界 Plantae |
階級なし |
: |
被子植物 Angiosperms |
階級なし |
: |
真正双子葉類 Eudicots |
階級なし |
: |
キク類 Asterids |
目 |
: |
キク目 Asterales |
科 |
: |
キク科 Asteraceae |
属 |
: |
アキノノゲシ属 Lactuca |
種 |
: |
チシャ L. sativa |
|
学名 |
Lactuca sativa L. |
和名 |
チシャ |
英名 |
Lettuce |
下位分類(変種) |
|
レタス(green leaf, raw)
100 gあたりの栄養価 |
エネルギー |
62 kJ (15 kcal) |
|
炭水化物
|
2.87 g
|
糖類 |
0.78 g |
食物繊維 |
1.3 g |
|
脂肪
|
0.15 g
|
飽和脂肪酸 |
0.02 g |
一価不飽和 |
0.006 g |
多価不飽和 |
0.082 g |
|
タンパク質
|
1.36 g
|
|
ビタミン |
ビタミンA相当量
β-カロテン
ルテインと
ゼアキサンチン
|
(46%)
370 μg
1730 μg
|
チアミン (B1) |
(6%)
0.07 mg |
リボフラビン (B2) |
(7%)
0.08 mg |
ナイアシン (B3) |
(3%)
0.375 mg |
パントテン酸 (B5) |
(3%)
0.134 mg |
ビタミンB6 |
(7%)
0.09 mg |
葉酸 (B9) |
(10%)
38 μg |
ビタミンB12 |
(0%)
0 μg |
コリン |
(3%)
13.6 mg |
ビタミンC |
(11%)
9.2 mg |
ビタミンD |
(0%)
0 IU |
ビタミンE |
(1%)
0.22 mg |
ビタミンK |
(120%)
126.3 μg |
|
ミネラル |
ナトリウム |
(2%)
28 mg |
カリウム |
(4%)
194 mg |
カルシウム |
(4%)
36 mg |
マグネシウム |
(4%)
13 mg |
リン |
(4%)
29 mg |
鉄分 |
(7%)
0.86 mg |
亜鉛 |
(2%)
0.18 mg |
マンガン |
(12%)
0.25 mg |
セレン |
(1%)
0.6 μg |
|
他の成分 |
水分 |
94.98 g |
- 単位
- μg = マイクログラム • mg = ミリグラム
- IU = 国際単位
|
%はアメリカ合衆国における
成人栄養摂取目標 (RDI) の割合。
出典: USDA栄養データベース(英語) |
レタス(学名:Lactuca sativa)は、地中海沿岸、西アジア原産のキク科アキノノゲシ属の一年草または二年草。野菜として利用される。和名は、チシャ(萵苣・苣、チサとも)。
目次
- 1 利用
- 2 形態
- 3 分類
- 4 レタスに似ているものの生物学上において関係のない植物
- 5 逸話
- 6 ギャラリー
- 7 脚注
- 8 関連項目
- 9 外部リンク
利用
欧米では葉部分を主にサラダ、ハンバーガー、タコスなどに利用し生食するが、フランスではソテーにすることもある。紀元前6世紀よりアケメネス朝ペルシアで栽培が始められ、古代ギリシャでは媚薬・催淫薬として広く食された[1]。
日本の多くの地域では古くから掻き萵苣(カキヂシャ)が食用利用され、1697年に出版の『農業全書』にも栽培や品種、調理法などが記されている。現代の市場には玉レタス、リーフレタス、サラダ菜など様々あるが、日本においてはクリスプヘッド型の玉レタスが主に流通し、サラダにして生食することが多い。その他、みそ汁やスープの具、おでんの添え物やおひたし、蒸し煮や炒め物、チャーハンの具など、諸々に調理され各家庭から料理店と広く用いられている食材である。
中国などでは中華炒め、鍋料理、クリーム煮など加熱調理することが多く、葉だけでなく茎も重要な食材となる。また、加熱する事によって独特の苦味が弱まると共に旨味が増す。
形態
レタスは生育初期の茎が非常に短く、ロゼットを形成する。他の野菜と異なり、高温条件が続くと開花のために茎を伸張・分枝させる。この現象を抽苔と言う。レタスでは一般に日平均温度の積算が1700〜2500℃で芯が伸張し始める。開花時には、茎を伸張・分枝させ、直径1cm程度の黄色いタンポポを小さくしたような花をその先に付ける。なお、開花時間は非常に短く、朝の1〜2時間程度しか咲かない。葉を食用にする際は、抽苔が起こる前に収穫しなければならない。
新鮮なレタスを切ると白い乳状の苦い液体が滲出するが、これはポリフェノールの一種である。レタスの語源はラテン語で「牛乳」という意の語Lacであり、また、和名のチシャ(チサ)も「乳草(ちちくさ)」の略で、共にレタスの切り口から出る液体の見た目に基づき付けられた呼び名である。
鎮静作用のあるセスキテルペノイドのラクチュコピクリンがわずかに含まれており、レタスには「軽い鎮静作用、催眠促進」の効果があると俗に言われているが、本種には効果を期待できるほどの量は含まれていない。19世紀頃まで鎮静剤として利用されていたのは、本種ではなく同属のワイルドレタスである。
俗説で「玉レタスを4分の1程度食べると眠くなる」と言われ、韓国では仕事前の職業ドライバーが食べてはいけない食べ物として知られている。ビアトリクス・ポターの絵本「フロプシーのこどもたち」の記述をアイデアに、関西テレビにより、『発掘!あるある大事典』内で、実験結果が捏造された。捏造の理由は、もともとラクチュコピクリン含有量の少ない本種を水分の多い生の状態で使用しため、どんなに大量に投与しても意図通りの結果が得られなかったからである(ラクッコピコリンの項を参照)。
分類
レタスは、その特徴により次の種類に分けられる。
- ヘッドレタス (L. s. var. capitata) - タマチシャ
- クリスプヘッド型とバターヘッド型に細分することが出来る。クリスプヘッド型は一般的な結球性のレタスとして普及しているものであり、レタスといえば日本では通常これを想像する人が多いと思われる。クリスプ (crisp) とは、「ぱりぱりした」という意味であり、その名の通り歯触りがよい。バターヘッド型は、日本では一般的にサラダナ(サラダ菜)の名称で通っている。キャベツのような形のクリスプヘッド型とは違い、結球が緩い。
- リーフレタス (L. s. var. crispa) - 葉チシャ、チリメンヂシャ
- 非結球レタス。緑色の物もあるが、サニーレタスのようにアントシアニンが発現し、赤色を帯びる品種もある。
- 立ちレタス (L. s. var. longifolia) - 立ちヂシャ
- 結球性レタス。ロメインレタス、コスレタスとも呼ばれる。ヘッドレタスのようにややつぶれた球ではなく、白菜のように丈の高い球状になる。シーザーサラダでは本来この種類を用い、アメリカでは、レタスの約3割がこの種類。日本での栽培・流通は外食産業、中食産業向けが中心で、まだ少ない。
- カッティングレタス (L. s. var. crispa) - カキヂシャ
- 分類上はリーフレタスの中に含まれるが、中国に7世紀頃に導入され、日本にも同じ頃から奈良時代にかけて導入された。日本では導入がもっとも古いレタス(チシャ)である。生長するに従い、下葉をかき(収穫)ながら食用とし、このためにカキヂシャ(掻き萵苣)と呼ばれる。日本でも食用としてきたが多くの場合は生食せず、茹でておひたし、味噌和えなどにして消費してきた。山口県西部(旧長州藩)では、カキヂシャとほぐした焼き魚または煮干しなどを酢味噌で和えた郷土料理「ちしゃなます」(「ちしゃもみ」とも)が有名である。戦後は消費量が大幅に減ったが、近年[いつ?]、日本でも韓国のように焼肉をサンチュ(カキヂシャの一種、チマ・サンチェとも)に包んで食べる方法が普及したために、再び流通が増えてきている。
- ステムレタス (L. s. var. angustana) - 茎チシャ
- ステム (stem) とは「茎」を意味し、その名の通り茎を食用とするレタス。一般的にレタスの茎はロゼット状であるのに対し、ステムレタスの茎は30cm程にまで生長する。アスパラガスレタスともいう。日本では乾燥したものを水で戻して漬け物に加工した「山クラゲ」の名前の方が有名である。中国では、生の茎を炒め物に使う。
レタスに似ているものの生物学上において関係のない植物
- マーシュ(ノヂシャ、Valerianella olitoria) - オミナエシ科。若葉を食用とする。グリム童話「ラプンツェル」に出てくる野菜。
- ウォーターレタス(ボタンウキクサ、Pistia stratiotes) - サトイモ科。観賞用の水草。食用にはならない。
逸話
- レタスだけを使ったサラダを英語で「ハネムーンサラダ」と言う。Lettuce only、もしくはLettuce alone(レタスだけ)の発音をLet us onlyやLet us alone(私たちだけにして)に引っ掛けたものである。
- ジョン・スタインベックの小説『エデンの東』には、主人公の父・アダムがレタスを氷で冷却保存して輸送する「コールドチェーン」事業に挑戦する場面が描かれている。
ギャラリー
脚注
- ^ 宮崎正勝 『知っておきたい「食」の日本史』 角川学芸出版〈角川ソフィア文庫〉、2009年、223頁。ISBN 978-4-04-406412-9。
関連項目
|
ウィキメディア・コモンズには、レタスに関連するメディアがあります。 |
外部リンク
- 野菜図鑑「レタス」 農畜産業振興機構
- 業務用カットレタスの製造と品質保持に関する研究 日本食品工業学会誌 Vol.34 (1987) No.7 P432-438
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- 生産現場へGO!! 緑肥やレタスを組み合わせ秋冬、春ニンジンを栽培 千葉県山武市 十川将彦さん
- レタスはキャベツより冠水に強い 弱った株には尿素が効く (春、今年は排水のいい畑にする) -- (畑が水に浸かった時の緊急対策)
Related Links
- みんなから推薦されたレタスレシピ(作り方)。サラダにかかせないレタス。でも、炒めたりスープにしたり、温かい料理もおいしいんです!皆さんのレシピ参考にしちゃいましょう。
- エデンの東へ 貨車に乗ったレタス ジェームス・ディーン主演の映画「エデンの東」には、満載したレタスを貨車で遠く東部に輸送するシーンがあります。 この映画に見られるように、アメリカでは収穫したてのレタスを出荷前に砕氷 ...
Related Pictures
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
プレタスミン錠250mg
組成
有効成分の名称
含量
添加物
- D−マンニトール、トウモロコシデンプン、セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、二酸化ケイ素、ステアリン酸Mg
禁忌
効能または効果
- ○全身性線溶亢進が関与すると考えられる出血傾向
(白血病、再生不良性貧血、紫斑病等、および手術中・術後の異常出血)
○局所線溶亢進が関与すると考えられる異常出血
(肺出血、鼻出血、性器出血、腎出血、前立腺手術中・術後の異常出血)
○下記疾患における紅斑・腫脹・そう痒等の症状
湿疹およびその類症、蕁麻疹、薬疹・中毒疹
○下記疾患における咽頭痛・発赤・充血・腫脹等の症状
扁桃炎、咽喉頭炎
○口内炎における口内痛および口内粘膜アフター
- トラネキサム酸として、通常成人1日750〜2000mg(プレタスミン錠250mgとして3〜8錠、プレタスミン細粒50%として1.5〜4g)を3〜4回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
慎重投与
- 血栓のある患者(脳血栓、心筋梗塞、血栓性静脈炎等)および血栓症があらわれるおそれのある患者
[血栓を安定化するおそれがある。]
- 消費性凝固障害のある患者(ヘパリン等と併用すること)
[血栓を安定化するおそれがある。]
- 術後の臥床状態にある患者および圧迫止血の処置を受けている患者
[静脈血栓を生じやすい状態であり、本剤投与により血栓を安定化するおそれがある。離床、圧迫解除に伴い肺塞栓症を発症した例が報告されている。]
- 腎不全のある患者
[血中濃度が上昇することがある。]
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
有効成分に関する理化学的知見
一般名
化学名
- trans-4-(Aminomethyl)cyclohexanecarboxylic acid
分子式
分子量
性状
- 白色の結晶又は結晶性の粉末である。
水に溶けやすく、エタノール(99.5)にほとんど溶けない。
★リンクテーブル★
[★]
レタス
- 関
- Lactuca sativa
[★]
レタス
- 関
- lettuce
[★]
- 英
- lettuce infectious yellows virus
- 関
- クリニウイルス