ジルチアゼム
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ルチアノンカプセルR100
組成
成分・分量(1カプセル中)
添加物
- 乳糖水和物、結晶セルロース、ヒプロメロース、マクロゴール6000、アミノアルキルメタクリレートコポリマーRS、タルク、ステアリン酸、ゼラチン、ラウリル硫酸ナトリウム
禁忌
- 重篤なうっ血性心不全の患者[心不全症状を悪化させるおそれがある。]
- 2度以上の房室ブロック、洞不全症候群(持続性の洞性徐脈(50拍/分未満)、洞停止、洞房ブロック等)のある患者[本剤の心刺激生成抑制作用、心伝導抑制作用が過度にあらわれるおそれがある。]
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人[「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照]
効能または効果
- 通常、成人にはジルチアゼム塩酸塩として1日1回100mgを経口投与する。効果不十分な場合には、1日1回200mgまで増量することができる。
- ○本態性高血圧症(軽症〜中等症)
- 通常、成人にはジルチアゼム塩酸塩として1日1回100〜200mgを経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
慎重投与
- うっ血性心不全の患者[心不全症状を悪化させるおそれがある。]
- 高度の徐脈(50拍/分未満)又は1度の房室ブロックのある患者[本剤の心刺激生成抑制作用、心伝導抑制作用が過度にあらわれるおそれがある。]
- 過度に血圧の低い患者[血圧を更に低下させるおそれがある。]
- 重篤な肝・腎機能障害のある患者[薬物の代謝、排泄が遅延し、作用が増強するおそれがある。]
重大な副作用
- 完全房室ブロック、高度徐脈(初期症状:徐脈、めまい、ふらつき等)等があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、アトロピン硫酸塩水和物、イソプレナリン等の投与や必要に応じて心臓ペーシング等の適切な処置を行うこと(頻度不明)。
- うっ血性心不全があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、強心剤の投与等の適切な処置を行うこと(頻度不明)。
- 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)、紅皮症(剥脱性皮膚炎)、急性汎発性発疹性膿疱症があらわれることがあるので、紅斑、水疱、膿疱、そう痒、発熱、粘膜疹等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと(頻度不明)。
- AST(GOT)、ALT(GPT)、γ−GTPの上昇等を伴う肝機能障害や黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと(頻度不明)。
有効成分に関する理化学的知見
一 般 名
- ジルチアゼム塩酸塩(Diltiazem Hydrochloride)
化 学 名
- (2S,3S)-5-[2-(Dimethylamino)ethyl]-2-(4-methoxyphenyl)-4-oxo-2,3,4,5-tetrahydro-1,5-benzothiazepin-3-yl-acetate monohydrochloride
構 造 式
分 子 式
分 子 量
性 状
- 白色の結晶又は結晶性の粉末で、においはない。
ギ酸に極めて溶けやすく、水、メタノール又はクロロホルムに溶けやすく、アセトニトリルにやや溶けにくく、無水酢酸又はエタノール(99.5)に溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
融点:210〜215℃(分解)
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- vasodilator、vasodilatator
- 関
- 血管拡張薬
商品
[★]
- 英
- diltiazem
- 化
- 塩酸ジルチアゼム ジルチアゼム塩酸塩 diltiazem hydrochloride
- 商
- コロヘルサーR、コロヘルサー、セレスナット、ヘマレキート、ヘルベッサーR、ヘルベッサー、ミオカルジー、ヨウチアゼム、ルチアノン
- Cardizen
- 関
- ニフェジピン、ベラパミル
- 血管拡張剤
- カルシウム拮抗薬