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- リハビックス-K1号輸液/ リハビックス-K2号輸液 ... 製剤的事項. 本剤に使用のバッグ の規格は次のとおりである。 プラスチックバッグ全満容量. 約2000mL(製品容量:500mL ) (75cmの落差で薬液を注入した時). 販売名: リハビックス-K2号輸液 ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
リハビックス-K1号輸液
組成
- 本剤は1袋(500mL)中に下記の成分を含有する注射液である。
成分
- グリセロリン酸カリウム 1.242g
L-乳酸カルシウム 0.617g
L-乳酸ナトリウム 0.561g
酢酸マグネシウム 0.107g
塩化亜鉛 1.37mg
ブドウ糖 85.0g
添加物
- クエン酸水和物 0.21g
L-乳酸(pH調節剤) 適量
電解質量
- Na+ 5mEq
K+ 10mEq
Ca2+ 4mEq
Mg2+ 1mEq
P 5mmol
Acetate? 1mEq
L-Lactate? 9mEq
Zn 10μmol
カロリー
禁忌
- 高カリウム血症、乏尿、アジソン病、高窒素血症の患者[高カリウム血症を増悪する、又は起こすおそれがある。]
- 高リン血症、副甲状腺機能低下症の患者[高リン血症を増悪する、又は起こすおそれがある。]
- 高マグネシウム血症、甲状腺機能低下症の患者[高マグネシウム血症を増悪する、又は起こすおそれがある。]
- 高カルシウム血症の患者[高カルシウム血症を増悪するおそれがある。]
- 肝性昏睡又はそのおそれのある患者[アミノ酸の代謝が十分に行われないため、肝性昏睡を増悪する、又は起こすおそれがある。]
- 重篤な腎障害のある患者[水分、電解質の過剰負荷になりやすく、また、アミノ酸の代謝産物である尿素などの窒素化合物の尿中排泄が阻害されるため、症状が増悪するおそれがある。]
- アミノ酸代謝異常のある患者[投与されたアミノ酸が代謝されず、症状が増悪するおそれがある。]
- 遺伝性果糖不耐症の患者(ソルビトールを含有するアミノ酸注射液を混合した場合)[果糖が正常に代謝されず、低血糖症等が発現し、さらに重篤な肝障害や腎障害を起こすおそれがある。]
- 乳酸血症の患者[乳酸血症が増悪するおそれがある。]
効能または効果
- 経口、経腸管栄養補給が不能又は不十分で、経中心静脈栄養に頼らざるを得ない場合の水分、電解質、カロリー補給に用いる。
リハビックス-K1号輸液
- 経中心静脈輸液療法の開始時で、耐糖能が不明の場合や耐糖能が低下している場合の開始液として、あるいは侵襲時等で耐糖能が低下しており、ブドウ糖を制限する必要がある場合の維持液として用いる。500mLに10?12%アミノ酸注射液50?100mLを加えてよく混合し、小児の開始液又は維持液とする。通常、次に示した量の開始液又は維持液を小児に24時間かけて中心静脈内に持続点滴注入する。
体重1kgあたりの1日の投与量(mL/kg体重/日)
- 1歳未満:80?150
1?5歳:80?130
6?10歳:60?100
11?15歳:35?60
なお、症状、年齢、体重に応じて適宜増減する。
リハビックス-K2号輸液
- 経中心静脈輸液療法の維持液として用いる。500mLに10?12%アミノ酸注射液100?200mLを加えてよく混合し、小児の維持液とする。通常、次に示した量の維持液を小児に24時間かけて中心静脈内に持続点滴注入する。
体重1kgあたりの1日の投与量(mL/kg体重/日)
- 1歳未満:80?150
1?5歳:80?130
6?10歳:60?100
11?15歳:35?60
なお、症状、年齢、体重に応じて適宜増減する。
- 高カロリー輸液療法施行中にビタミンB1欠乏により重篤なアシドーシスが起こることがあるので、本剤を投与する場合には、必ず必要量(1日3mg以上を目安)のビタミンB1を投与すること。
- 本剤はナトリウム及びクロールの配合量が低いので、必要に応じてナトリウム及びクロールを含む電解質液を用いて補正を行うこと。
慎重投与
- 菌血症の患者[カテーテルが二次感染巣となることがあり、敗血症さらには敗血症性ショックを起こすおそれがある。]
- 脱水症の患者[水分、電解質等に影響を与え、症状が悪化するおそれがある。]
- 尿崩症の患者[電解質等に影響を与え、症状が悪化するおそれがある。]
- 心不全の患者[循環血漿量の増加により心臓に負担をかけ、症状が悪化するおそれがある。]
- 糖尿病の患者[高血糖を生じ、症状が悪化するおそれがある。]
- 重症熱傷のある患者[水分、電解質や耐糖能の異常がみられるので、適切な水分、電解質及び血糖管理が必要である。]
- 高度のアシドーシスのある患者[アシドーシスが悪化するおそれがある。]
- 高カリウム血症を伴わない腎不全のある患者[水分、電解質が過剰負荷になりやすく、また、血中尿素窒素の上昇を起こしやすいため、症状が悪化するおそれがある。]
- 閉塞性尿路疾患により尿量が減少している患者[水分、電解質が過剰負荷となり、症状が悪化するおそれがある。]
- 膵炎、膵硬化症、膵腫瘍等の膵障害のある患者[耐糖能異常を伴うことがあり、高血糖を起こすおそれがある。]
- 肝障害、腎障害のある患者(キシリトールを含有するアミノ酸注射液を混合した場合)[キシリトールの大量を急速投与すると、症状が悪化するおそれがある。]
重大な副作用
アシドーシス(頻度不明)
- 重篤なアシドーシスがあらわれることがある。(「警告」の項参照)
高血糖(頻度不明)
- 本剤は高濃度のブドウ糖含有製剤なので、高血糖、高浸透圧利尿、口渇があらわれることがある。このような症状があらわれた場合には、投与量を減ずるかインスリン投与等の適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- リハビックス-K1号輸液・-K2号輸液投与群(リハビックス-K1号輸液、リハビックス-K2号輸液の順に投与)に、アミノ酸、ビタミン等の必要栄養素を配合し、ラットに投与速度2mL/hr/ratで14日間点滴注入し、体重の推移、窒素出納及び電解質出納を検討した結果、体重の順調な増加、正の窒素出納、正のリン、カルシウム、マグネシウム出納を示し、栄養学的効果が認められた6)。