商品名
ラビピュール
会社名
グラクソ・スミスクライン
成分
薬効分類
ワクチン
薬効
狂犬病の予防及び発病阻止を効能・効果とする新有効成分含有医薬品
UpToDate Contents
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…availability on its rabies . Rabies vaccines available outside the United States include: PCECV (Rabipur), HDCV (Rabivac), purified Vero cell rabies vaccine (PVRV; Verorab; Imovax-Rabies Vero, Rabivax-S…
Japanese Journal
- 審査報告書から見る 新薬の裏側(第30回)ラビピュール筋注用(乾燥組織培養不活化狂犬病ワクチン)
- 冨田 隆志
- 月刊薬事 = The pharmaceuticals monthly 61(9), 1668-1673, 2019-07
- NAID 40021964652
- 新薬紹介委員会
- ファルマシア 55(6), 559-559, 2019
- 本稿では厚生労働省が新たに承認した新有効成分含有など新規性の高い医薬品について,資料として掲載します.表1は,当該医薬品について販売名,申請会社名,薬効分類を一覧としました.<br>本稿は,厚生労働省医薬・生活衛生局医薬品審査管理課より各都道府県薬務主管課あてに通知される"新医薬品として承認された医薬品について"等を基に作成しています.今回は,平成31年3月26日付分の情報より引用掲載 …
- NAID 130007657558
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ラビピュール筋注用
組成
製法の概要
- 本剤は、狂犬病ウイルス(Flury LEP株)をニワトリ胚初代培養細胞で増殖させ、得られたウイルスをβ-プロピオラクトンで不活化した後、しょ糖密度勾配遠心で濃縮・精製し、安定剤を加え充填・凍結乾燥したものである。
なお、本剤は製造工程でウシの乳由来成分(トリプトースリン酸ブイヨン)、ウシの血液由来成分(ウシ胎児血清)、ブタに由来する成分(トリプトースリン酸ブイヨン、トリプシン)、ニワトリの発育鶏卵及びヒトの血液由来成分(ヒト血清アルブミン)を使用している。
組成
- 本剤を添付の溶剤(日本薬局方注射用水)全量で溶解したとき、液剤1.0mL中に次の成分・分量を含有する。
有効成分
- 不活化狂犬病ウイルス(Flury LEP株) 参照品と同等以上
添加物
- L-グルタミン酸カリウム水和物 0.8〜1.0mg
ポリゼリン注) 9.0〜12.0mg
塩化ナトリウム 4.0〜5.0mg
トロメタモール 3.0〜4.0mg
エデト酸ナトリウム水和物 0.2〜0.3mg
pH調節剤 適量
- 注)ゼラチンの分解物を重合させたゼラチン由来物質である。
禁忌
- (予防接種を受けることが適当でない者)
- 被接種者が次のいずれかに該当すると認められる場合には、接種を行ってはならない。
- 明らかな発熱を呈している者
- 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな者
- 本剤の成分によってアナフィラキシーを呈したことがあることが明らかな者
- 上記に掲げる者のほか、予防接種を行うことが不適当な状態にある者
- ただし、曝露後免疫を目的とした使用に限り、予防接種上の有益性を考慮して接種を行うこと。
効能または効果
- 狂犬病の予防及び発病阻止
- 本剤を添付の溶剤(日本薬局方注射用水)の全量で溶解し、次のとおり使用する。
曝露前免疫
- 1.0mLを1回量として、適切な間隔をおいて3回筋肉内に接種する。
曝露後免疫
- 1.0mLを1回量として、適切な間隔をおいて4〜6回筋肉内に接種する。
- 曝露前免疫及び曝露後免疫の接種日の目安等は以下のとおりである。なお、接種要否及び接種スケジュールは世界保健機関(WHO)の推奨1)も参考に検討すること。
曝露前免疫(狂犬病の予防)
接種日の目安(1回目接種日を0日とする。)
3回接種
他のワクチン製剤との接種間隔
- 生ワクチンの接種を受けた者は、通常、27日以上、また、他の不活化ワクチンの接種を受けた者は、通常、6日以上間隔をおいて本剤を接種すること。ただし、医師が必要と認めた場合には、同時に接種することができる(なお、本剤を他のワクチンと混合して接種してはならない)。
曝露後免疫(狂犬病の発病阻止)
接種日の目安(1回目接種日を0日とする。)
4回接種
- 接種日の目安:0(接種部位を変えて、2箇所に1回ずつ、計2回)、7、21日
5回接種
6回接種
- 接種日の目安:0、3、7、14、30、90日
- 咬傷等の曝露を受けた場合には、以前に曝露前免疫を完了した者であっても、必ず曝露後免疫を行うこと。
慎重投与
(接種の判断を行うに際し、注意を要する者)
- 被接種者が次の(1)〜(7)いずれかに該当すると認められる場合は、健康状態及び体質を勘案し、診察及び接種適否の判断を慎重に行い、予防接種の必要性、副反応、有用性について十分な説明を行い、同意を確実に得た上で、注意して接種すること。
- ゼラチン含有製剤又はゼラチン含有の食品に対して過敏症の既往歴のある者
- 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害等の基礎疾患を有する者
- 予防接種で接種後2日以内に発熱のみられた者及び全身性発疹等のアレルギーを疑う症状を呈したことがある者
- 過去にけいれんの既往のある者
- 過去に免疫不全の診断がなされている者及び近親者に先天性免疫不全症の者がいる者
- 本剤の成分又は鶏卵、鶏肉、その他鶏由来のもの、テトラサイクリン、ネオマイシン、アムホテリシンBに対してアレルギーを呈するおそれのある者
- 血小板減少症や凝固障害を有する者、抗凝固療法を施行している者[筋肉内接種により出血するおそれがある。]
重大な副作用
ショック、アナフィラキシー
(頻度不明注))
- ショック、アナフィラキシーがあらわれることがあるので、接種後は観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。
脳炎
(頻度不明注))
- 脳炎があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、MRI等で診断し、適切な処置を行うこと。
ギラン・バレー症候群
(頻度不明注))
- ギラン・バレー症候群があらわれることがあるので、四肢遠位から始まる弛緩性麻痺、腱反射の減弱ないし消失等の症状があらわれた場合には適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- 狂犬病動物に咬まれた後でも速やかに抗血清(中和抗体)を注射すれば発病阻止に有効であるので、狂犬病ワクチン接種により産生される液性免疫(中和抗体)が有効となる2)。