- 英
- prochlorperazine mesilate
- 関
- プロクロルペラジン
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- P-178 メシル酸プロクロルペラジン注射液(ノバミン注)の MUE と適正使用
- 高橋 麻利子,満木 景子,久保田 理恵,根岸 健一,小宮山 貴子
- 日本医療薬学会年会講演要旨集 13, 203, 2003-09-01
- NAID 110004065109
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- 医薬品情報 サイト イーファーマ(トップ) >品名索引(の) >現表示ページ >薬効名索引(中枢神経系用薬) 商品名 ノバミン錠5mg (成分:プロクロルペラジン,マレイン酸プロクロルペラジン)
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ノバミン筋注5mg
組成
成分・含量〔1管(1mL)中〕:
- プロクロルペラジンメシル酸塩7.57mg
(プロクロルペラジンとして5mgに相当)
添加物:
- アスコルビン酸1mg
乾燥亜硫酸ナトリウム2mg
塩化ナトリウム,クエン酸ナトリウム水和物,炭酸水素ナトリウム,注射用水
禁忌
昏睡状態,循環虚脱状態にある患者[これらの状態を悪化させるおそれがある。]
バルビツール酸誘導体・麻酔剤等の中枢神経抑制剤の強い影響下にある患者[中枢神経抑制剤の作用を延長し増強させる。]
アドレナリンを投与中の患者[「相互作用」の項参照]
フェノチアジン系化合物及びその類似化合物に対し過敏症の患者
効能または効果
術前・術後等の悪心・嘔吐
*通常,成人にはプロクロルペラジンとして1日1回5mgを筋肉内注射する。
なお,年齢,症状により適宜増減する。
参考:
通常,小児には0.1mg/kgを筋肉内注射する。
生後6ヵ月未満の乳児への使用は避けることが望ましい。
慎重投与
肝障害又は血液障害のある患者[肝障害又は血液障害を悪化させるおそれがある。]
褐色細胞腫,動脈硬化症あるいは心疾患の疑いのある患者[血圧の急速な変動がみられることがある。]
重症喘息,肺気腫,呼吸器感染症等の患者[呼吸抑制があらわれることがある。]
てんかん等の痙攣性疾患又はこれらの既往歴のある患者[痙攣閾値を低下させることがある。]
幼児,小児[「小児等への投与」の項参照]
高齢者[「高齢者への投与」の項参照]
高温環境にある患者[体温調節中枢を抑制するため,環境温度に影響されるおそれがある。]
脱水・栄養不良状態等を伴う身体的疲弊のある患者[Syndrome malin(悪性症候群)が起こりやすい。]
重大な副作用
Syndrome malin(悪性症候群)(頻度不明):無動緘黙,強度の筋強剛,嚥下困難,頻脈,血圧の変動,発汗等が発現し,それに引き続き発熱がみられる場合は,投与を中止し,体冷却,水分補給等の全身管理と共に適切な処置を行うこと。
本症発症時には,白血球の増加や血清CK(CPK)の上昇がみられることが多く,また,ミオグロビン尿を伴う腎機能の低下がみられることがある。
なお,高熱が持続し,意識障害,呼吸困難,循環虚脱,脱水症状,急性腎不全へと移行し,死亡した例が報告されている。
突然死(頻度不明):血圧降下,心電図異常(QT間隔の延長,T波の平低化や逆転,二峰性T波ないしU波の出現等)に続く突然死が報告されているので,特にQT部分に変化があれば投与を中止すること。
また,フェノチアジン系化合物投与中の心電図異常は,大量投与されていた例に多いとの報告がある。
再生不良性貧血,無顆粒球症,白血球減少(頻度不明):再生不良性貧血,無顆粒球症,白血球減少があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には,減量又は投与を中止すること。
麻痺性イレウス(0.1%未満):腸管麻痺(食欲不振,悪心・嘔吐,著しい便秘,腹部の膨満あるいは弛緩及び腸内容物のうっ滞等)を来し,麻痺性イレウスに移行することがあるので,腸管麻痺があらわれた場合には投与を中止すること。
なお,この悪心・嘔吐は,本剤の制吐作用により不顕性化することもあるので注意すること。
遅発性ジスキネジア(0.1〜5%未満):長期投与により,口周部等の不随意運動があらわれ,投与中止後も持続することがある。
抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)(0.1%未満):低ナトリウム血症,低浸透圧血症,尿中ナトリウム排泄量の増加,高張尿,痙攣,意識障害等を伴う抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)があらわれることがあるので,このような場合には投与を中止し,水分摂取の制限等適切な処置を行うこと 2),3)。
眼障害(頻度不明):長期又は大量投与により,角膜・水晶体の混濁,網膜・角膜の色素沈着があらわれることがある。
SLE様症状(頻度不明):SLE様症状があらわれることがある。
肺塞栓症,深部静脈血栓症(頻度不明):抗精神病薬において,肺塞栓症,静脈血栓症等の血栓塞栓症が報告されているので,観察を十分に行い,息切れ,胸痛,四肢の疼痛,浮腫等が認められた場合には,投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
薬効薬理
薬理作用 6)
本剤の薬理作用と臨床効果の関係
条件反射抑制作用を含めた抗ドパミン作用は,幻覚・妄想や概念の統合障害等の陽性症状の改善及び悪心・嘔吐の改善に関連する。
自発運動抑制作用を含めた抗ノルアドレナリン作用は,躁状態や緊張状態の改善に関連する。
抗セロトニン作用は,思考の貧困化や感情鈍麻等の陰性症状の改善に関連する。
有効成分に関する理化学的知見
一般的名称:
- プロクロルペラジンメシル酸塩(JAN)[局外規]
Prochlorperazine Mesilate
化学名:
- 2-Chloro-10-[3-(4-methylpiperazin-1-yl)propyl]phenothiazine dimesilate
分子式:
分子量:
化学構造式:
性状:
- 白色〜微黄白色の結晶性の粉末で,においはない。
水又は酢酸(100)に極めて溶けやすく,メタノール又は無水酢酸にやや溶けにくく,エタノール(99.5)又はクロロホルムに溶けにくく,ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
融点:
分配係数:
★リンクテーブル★
[★]
- 関
- prochlorperazine、prochlorperazine maleate
[★]
- 英
- perazine、perazine maleate、perazine dimalonate、perazine fendizoate
- 関
- マレイン酸ペラジン、マロン酸ペラジン、フェンジゾ酸ペラジン。プロクロルペラジン
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- 英
- prochlorperazine
- 化
- マレイン酸プロクロルペラジン prochlorperazine maleate, メシル酸プロクロルペラジン prochlorperazine mesilate
- 商
- ノバミン
- 関
- Compazine
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- mesylate、mesilate
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- メシル酸塩、メシレート、メタンスルホン酸塩
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