- 英
- myosin filament
- 同
- ミオシン細糸、Aフィラメント A filament A-filament
- 関
- ミオシン、太いフィラメント
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/09/10 15:26:55」(JST)
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ミオシン(英: myosin[1])は、アクチンを制御するタンパク質である。ミオシンはATPase活性を持ち、ATPを加水分解しながら、-端から+端に向かってアクチンフィラメント上を移動するモータータンパク質である。ミオシンが固定されている場合、ミオシンの位置は変わらず、引っぱられてアクチンフィラメントの方が動く。この典型的な例が、骨格筋の収縮である。
概要[編集]
ミオシンIIは、2本ずつの重鎖(英語版)と、個々の重鎖に2本ずつの軽鎖(英語版)の、合計6本のポリペプチド鎖からなる複合体である。はじめは骨格筋から単離された。筋繊維に多量に存在し、筋肉の収縮等に関与するほか、様々なタイプのミオシンがあり、細胞の移動や細胞分裂にも関わっていることが明らかにされている。筋収縮では、II型ミオシンが関与している。
筋収縮は、ミオシンフィラメントとアクチンフィラメントの構造変化により起こる。まず、ATPがミオシンと結合する。加水分解により、ADPとリン酸に分解される。この分解で、ミオシンのヘッドの構造が変化し、アクチンに沿って移動し、新たな場所に弱く結合する。すると、リン酸が離れ、さらに強い結合となる。その後、ADPがミオシンから離れ、ミオシンの構造変化による引っ張りが、収縮となる。この機構は、さらに細胞質中のカルシウムイオン濃度の変化により制御される。
人類の進化の過程で、このミオシンの突然変異が顎の筋肉の進化に影響して、結果、他の霊長類と脳の発達において区別しているのではないかと考える学説がある[2]が、この説に関しては論争もある[3]。
脚注[編集]
- ^ 文部省・日本動物学会編 『学術用語集 動物学編』 丸善、1988年、増訂版。ISBN 4-621-03256-9。
- ^ Stedman HH, Kozyak BW, Nelson A, Thesier DM, Su LT, Low DW, Bridges CR, Shrager JB, Minugh-Purvis N, Mitchell MA. (2004). “Myosin gene mutation correlates with anatomical changes in the human lineage” (PDF). Nature (Nature Publishing Group) 428 (6981): 415-418. doi:10.1038/nature02358. ISSN 0028-0836. PMID 15042088. http://sapientfridge.org/chromosome_count/science_papers/myosin_gene_mutation.pdf.
- ^ “Docs Drop Jaws Over Gene Mutation” (英語). Wired.com (2004年3月25日). 2012年3月30日閲覧。
関連項目[編集]
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- 5. 心疾患関連する遺伝性症候群 inherited syndromes associated with cardiac disease
Japanese Journal
- 1P181 サルコメア模倣ゲル : 光反応性ポリマービーズにプラスエンドを固定化した星型アクチンフィラメントの作製とミオシンフィラメントによるゲル化(分子モーター,第48回日本生物物理学会年会)
- Ikawa Taiji,Shiozawa Masahito,Mouri Makoto,Narita Mamiko,Hoshino Fumihiko,Watanabe Osamu,Edamatsu Masaki,Toyoshima Yoko
- 生物物理 50(SUPPLEMENT_2), S51, 2010-08-15
- NAID 110008102417
- 1P172 ミオシンフィラメント双極トラックに沿ったアクチンフィラメント滑り運動の活性化エネルギー(分子モーター,第48回日本生物物理学会年会)
- Okubo Hiroyuki,Iwai Masanori,Iwai Sosuke,Chaen Shigeru
- 生物物理 50(SUPPLEMENT_2), S49, 2010-08-15
- NAID 110008102408
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- 検索結果: "ミオシンフィラメント" im Internet, an Universitäten und in der Literatur... cyclopaedia.net ... 筋収縮の基本的なしくみは,モータータンパク質のミオシンがATPのエネルギー. を用い て,アクチンフィラメントを動かすことにある。
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- A band (K)
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- 暗帯 anisotropic band、不等方帯、異方性帯
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- I帯, isotropic band。等方性物質
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- thick filament
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- ミオシンフィラメント、筋フィラメント
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ミオシンフィラメント
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