Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/09/19 19:01:25」(JST)
[Wiki ja表示]
|
この項目では、かつてピテカントロプス・エレクトスとよばれた化石人類について説明しています。2人組のお笑いコンビについては「ピテカントロプス (お笑い) 」をご覧ください。 |
ホモ・エレクトス 絶滅 (EX) |
Homo erectus tautavelensis
|
地質時代 |
更新世 |
分類 |
界 |
: |
動物界 Animalia |
門 |
: |
脊索動物門 Chordata |
亜門 |
: |
脊椎動物亜門 Vertebrata |
綱 |
: |
哺乳綱 Mammalia |
目 |
: |
霊長目(サル目)Primates |
亜目 |
: |
真猿亜目 Haplorhini |
下目 |
: |
狭鼻下目 Catarrhini |
上科 |
: |
ヒト上科 Hominoidae |
科 |
: |
ヒト科 Hominidae |
亜科 |
: |
ヒト亜科 Homininae |
族 |
: |
ヒト族 Hominini |
亜族 |
: |
ヒト亜族Hominina |
属 |
: |
ヒト属 Homo |
種 |
: |
ホモ・エレクトス
H. erectus |
|
学名 |
Homo erectus
Dubois, 1892
|
ホモ・エレクトスの模型(from Museum of Archaeology, Herne, Germany)
ホモ・エレクトス(Homo erectus)またはホモ・エレクトゥスは、更新世に生きていたヒト科の一種である。
形態的特徴として、ホモ・ハビリス種に比べ額の傾斜がゆるく、大きな頭蓋の容量を持つ。脳容量は950ミリリットルから1100ミリリットルで、現生人類の75%程度。また、歯はより小さく、現代人に近い。行動面では、それ以前の人類よりも精巧な石器を作り、使用していた。
ホモ属に含められる前はピテカントロプス・エレクトス(Pithecanthropus erectus)と呼ばれていた。この学名はジャワ原人発見の際に作られた。ピテカントロプスはギリシャ語のピテコス(pitekos 猿)、アントロポス(anthropos 人類)の合成語であり、猿人を意味した。なお、現在はピテカントロプス属は廃止されており、ジャワ原人の現在の学名はホモ・エレクトス・エレクトス(Homo erectus erectus)であり、ホモ・エレクトスの亜種である。
目次
- 1 種分類の異論
- 2 研究史
- 3 脚注
- 4 関連項目
種分類の異論
近年では、かつてホモ・エレクトゥスに含められていた以下の化石を別種とすることが多いが、亜種とすることもある。
- ホモ・エルガステル(ホモ・エルガスター H. ergaster)
- トゥルカナ・ボーイを始めとするアフリカの化石
- ホモ・ハイデルベルゲンシス (H. heiderbergensis)
- ハイデルベルク人
- ホモ・アンテセッサー (ホモ・アンテセッソール H. antecessor)
- ハイデルベルク人に近いが時代が古い。
研究史
- 1890年代にウジェーヌ・デュボワがジャワ島でジャワ原人を発掘し、ピテカントロプス・エレクトスと名付けた。
- 1948年 ロバート・ブルームらが南アフリカのスワートクランズ (Swartkrans) でホモ・エレクトスの化石を発見。
脚注
関連項目
- アクア説
- 古人類学
- 原人
- ジャワ原人(ホモ・エレクトス・エレクトス)
- 北京原人(ホモ・エレクトス・ペキネンシス)
- ヒト
- ピルトダウン人(捏造化石)
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- ウォン K.
- 日経サイエンス 34(3), 70-79, 2004-03
- … 1991年,グルジア共和国のドマニシ遺跡でホモ・エレクトスの頭骨が発掘された。 …
- NAID 140000293778
- <研究報告>サンギラン出土のホモ・エレクトス9号頭蓋(Tjg-1993.05)の予備的研究
- アリフ ヨハン,馬場 悠男,スパルカ マデ・エミ [他],ザイム ヤフディ
- Bulletin of the National Science Museum. Series D, Anthropology 27, 1-17, 2001
- A new skull of Homo erectus was recovered from Tanjung village, Sangiran, Central Java, Indonesia. The skull was presumed to be derived from the middle part of the Bapang (Kabuh) formation. Sartono pr …
- NAID 110000008594
Related Links
- ホモ・エレクトス(Homo erectus)またはホモ・エレクトゥスは、更新世に生きていた ホミニドの一種である。 形態的特徴として、ホモ・ ... ホモ属に含められる前は ピテカントロプス・エレクトス(Pithecanthropus erectus)と呼ばれていた。この学名は ジャワ原人発見 ...
- 大きな流れは、猿人(アウストラロピテクス)→原人(ホモ・エレクトス)→旧人(ホモ・ネ アンデルターレンシスなど)→新人(ホモ・サピエンス) ... ジャワ原人、北京原人などは アフリカに起源を持ち、アジアに進出して絶滅したホモ・エレクトスの一種で、彼らが現在 の ...
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- hominid, human-like
- 同
- ホモ・エレクトス Homo erectus
- 関
- 男性、ヒト、類人猿、ヒト科、ショウジョウ科
[★]
原人。ホモ・エレクトス