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- 膵外分泌機能検査用PFD内服液
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
膵外分泌機能検査用PFD内服液500mg
組成
- 本剤は、1瓶(10mL)中ベンチロミド500mgを含有する無色澄明の液体である。
添加物として亜硫酸水素ナトリウム、エタノール、塩酸、水酸化ナトリウム、D‐ソルビトール液を含有する。
禁忌
- 腎機能が高度に低下している患者
〔一定時間内の尿中排泄率で評価するため。〕
- 急性膵炎の急性期
〔庇護療法が最優先され、本検査の対象でない。〕
- 急性肝炎の急性期
〔庇護療法が最優先され、本検査の対象でない。〕
効能または効果
- 一般に早朝空腹時に採尿後1回1瓶を200mL以上の水とともに服用する。利尿をはかる目的で服用から約1時間後に最低約200mLの水を飲用させるが、それ以後については水分を自由にとらせてかまわない。
検査開始より、3時間以上経過した場合の食事は自由にとらせて良い。
尿は、服用から6時間までの全尿を採尿する。
(成績は服用後6時間までの総尿中のPABA排泄率(%)で表示する。)
薬効薬理
原 理
- ベンチロミドは、よく知られた生体内物質の安息香酸、チロジン、パラアミノ安息香酸(PABA)から成る合成ペプタイドである。このペプタイドは、経口投与してもほとんど消化管から吸収されないが、膵酵素の一つであるα‐キモトリプシンによって容易にしかも特異的に加水分解をうけ、PABAを遊離する。PABAは小腸で吸収され、肝で抱合(主にグリシン抱合)をうけて腎より尿中に排泄される。膵疾患で外分泌能が障害されるとベンチロミドは十分に分解されず、PABA抱合物の尿中排泄が減少する。したがって一定量のベンチロミドを経口投与し、一定時間内の尿中PABA量を測定してその排泄率を求めれば、それはとりもなおさず膵外分泌機能を反映していることになり、膵外分泌機能の診断ができる。1) 2)
有効成分に関する理化学的知見
一般名
化学名
- p‐〔(N‐benzoyl‐L‐tyrosin)amido〕benzoic acid
分子式
分子量
物理化学的性状
- ベンチロミドは白色の結晶性の粉末で、におい及び味はない。
本品はN,N‐ジメチルホルムアミドに溶けやすく、メタノール、エタノール(99.5)又はテトラヒドロフランにやや溶けにくく、水又は無水ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
本品は水酸化ナトリウム試液に溶ける。
旋光度〔α〕20D:+85〜+93°(乾燥後、0.5g、N,N‐ジメチルホルムアミド、25mL、100mm)
融 点
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