エストラジオール
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- 成分, プロピオン酸エストラジオール(主成分) 溶剤(ゴマ油). 形状, 橙黄色澄明な油性 注射液をアンプルに入れてある(10.0mg). 使用方法, プロピオン酸エストラジオール として、症状により量を増減して1週~1ヵ月ごとに筋肉内注射する。 製造方法. 元来の 使用 ...
- 薬品名. 用量. ・エストラジオール誘導体(*1). 吉草酸エストラジオール. プロギノン・ デポー(Progynon Depot). 10mg/1~2week. ぺラニン・デポー. プロピオン酸 エストラジオール. エストルモン・デポー (Estolmon Depot). 10mg/1~2week. ・エスト リオール誘導体 ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
オバホルモンデポー筋注5mg
組成
成分・含量
- 1管1mL中 エストラジオールプロピオン酸エステル 5mg
添加物
- 1管1mL中 安息香酸ベンジル 0.2mL,ゴマ油適量
禁忌
- エストロゲン依存性悪性腫瘍(例えば,乳癌,子宮内膜癌)及びその疑いのある患者
[腫瘍の悪化あるいは顕性化を促すことがある.]
- 未治療の子宮内膜増殖症のある患者
[子宮内膜増殖症は細胞異型を伴う場合があるため.]
- 乳癌の既往歴のある患者
[乳癌が再発するおそれがある.]
- 血栓性静脈炎,肺塞栓症又はその既往歴のある患者
[血液凝固能の亢進により,これらの症状が増悪することがある.]
- 動脈性の血栓塞栓疾患(例えば,冠動脈性心疾患,脳卒中)又はその既往歴のある患者(「その他の注意」の項参照)
- 重篤な肝障害のある患者
[代謝能が低下しており肝臓への負担が増加するため,症状が増悪することがある.]
- 診断の確定していない異常性器出血のある患者
[出血が子宮内膜癌による場合は,癌の悪化あるいは顕性化を促すことがある.]
効能または効果
- 無月経,月経周期異常(稀発月経,多発月経),月経量異常(過少月経,過多月経),月経困難症,機能性子宮出血,子宮発育不全症,卵巣欠落症状,更年期障害,不妊症
- エストラジオールプロピオン酸エステルとして,通常成人1回1.0〜10mgを1週〜1カ月ごとに筋肉内注射する.
なお,症状により適宜増減する.
慎重投与
- 乳癌家族素因が強い患者,乳房結節のある患者,乳腺症の患者又は乳房レントゲン像に異常がみられた患者
[症状が増悪するおそれがある.]
- 術前又は長期臥床状態の患者
[血液凝固脳が亢進され,心血管系の副作用の危険性が高くなることがある.]
- 肝障害のある患者(「禁忌」の項参照)
- 子宮筋腫のある患者
[子宮筋腫の発育を促進するおそれがある.]
- 子宮内膜症のある患者
[症状が増悪するおそれがある.]
- 心疾患,腎疾患又はその既往歴のある患者
[ナトリウムや体液の貯留により,これらの症状が増悪するおそれがある.]
- てんかん患者
[体液の貯留により,症状が増悪するおそれがある.]
- 糖尿病患者
[耐糖能が低下することがあるので,十分コントロールを行いながら投与すること.]
- 全身性エリテマトーデスの患者
[症状が増悪するおそれがある.]
- 骨成長が終了していない可能性がある患者,思春期前の患者(「小児等への投与」の項参照)
重大な副作用
血栓症(頻度不明)
- 卵胞ホルモン剤の長期連用により,血栓症が起こることが報告されているので,異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行うこと.
薬効薬理
- 卵胞ホルモンは雌性動物の性器系を発育させるとともに,第二次性徴の発現に関与し20),21),次の作用を示す.
- 去勢又は幼若動物において発情作用を示し,腟粘膜細胞の角化現象を起こさせる21),22).
- 子宮内膜を増殖させ筋層の肥大を促す20),21),23).
- 脳下垂体性ゴナドトロピンの分泌を抑制する24),25).
- 乳管の発育を促進する21),26).
- エストラジオールプロピオン酸エステルは,生体内での分解排泄が遅く,その作用は1〜2週間持続する(去勢,更年期後婦人27),28)).
有効成分に関する理化学的知見
分子量
融 点
性 状
- 白色〜微灰白色の結晶又は結晶性の粉末で,においはない.
アセトン又は1,4-ジオキサンに溶けやすく,エタノール(95)にやや溶けにくく,メタノール又はゴマ油に溶けにくく,水にほとんど溶けない.
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- estrogen replacement therapy
- 関
- ホルモン補充療法、閉経後ホルモン補充療法、エストロゲン補充、エストロゲン
エストロゲン製剤
禁忌
- プレマリン錠0.625mg
- (次の患者には投与しないこと)
- 1. エストロゲン依存性腫瘍(例えば乳癌、子宮内膜癌)及びその疑いのある患者[腫瘍の悪化あるいは顕性化を促すことがある。]
- 2. 乳癌の既往歴のある患者
- 3. 血栓性静脈炎や肺塞栓症のある患者、又はその既往歴のある患者[エストロゲンは凝固因子を増加させ、血栓形成傾向を促進するとの報告がある。]
- 4. 動脈性の血栓塞栓疾患(例えば、冠動脈性心疾患、脳卒中)又はその既往歴のある患者[「使用上の注意 その他の注意」の項参照]
- 5. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 6. 妊婦又は妊娠している可能性のある女性[「使用上の注意 妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照]
- 7. 重篤な肝障害のある患者[代謝能が低下しており肝臓への負担が増加するため、症状が増悪することがある。]
- 8. 診断の確定していない異常性器出血のある患者[出血が子宮内膜癌による場合は、癌の悪化あるいは顕性化を促すことがある。]
参考
http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/2479004F1033_3_01/2479004F1033_3_01?view=body
- http://www.jsog.or.jp/PDF/56/5607-158.pdf
[★]
プロピオン酸エストラジオール、ジプロピオン酸エストラジオール、エストラジオール
[★]
- 英
- propionic acid
- 同
- プロパン酸、プロパン
- 関
- カルボン酸
- プロピオン酸(プロピオンさん、propionic acid)は示性式CH3CH2COOH、分子量74.08のカルボン酸。IUPAC命名法ではプロパン酸 (propanoic acid) となる。CAS登録番号は79-09-4。
物性
反芻動物におけるプロピオン酸
ヒト(非反芻動物を含む)におけるプロピオン酸
- 奇数脂肪酸のβ酸化、イソロイシンとコレステロール側鎖の酸化によって得られる。(HBC.169)
代謝
- HBC. 169
- →プロピオン酸血症
- →メチルマロン酸尿症
誘導体
臨床関連
[★]
- 英
- estradiol, E2, oestradiol
- 化
- 安息香酸エストラジオール, estradiol benzoate, EB、ジプロピオン酸エストラジオール, estradiol dipropionate、吉草酸エストラジオール estradiol valerate
- 商
- ペラニン、ル・エストロ、プロギノン、フェミエスト、ディビ、ジュリナ、オバホルモン、エストラーナ、エストラダームTTS、エストルモンデポー
- (ヒドロキシプロゲステロン、エストラジオール)E・P・ホルモン
- (レボノルゲストレル、エストラジオール)ウェールナラ
- (テストステロン、エストラジオール)プリモジアン、ダイホルモン、ボセルモン
- (ノルエチステロン、エストラジオール)メノエイドコンビパッチ
- (ヒドロキシプロゲステロン、エストラジオール)ルテス
- 関
- エストロゲン、17 beta-estradiol、estradiol-17beta
[★]
- 英
- id
- 独
- Es
- 同
- イド
- 関
- リビドー
- フリードリヒ・ニーチェが使用し、ゲオルグ・グロデック(Georg・Groddeck)の『エスとの対話』("Gesellschaft")などで使われた用語で、彼と交流があったジークムント・フロイトが採用した精神分析学用語ともなった。(なお、1953年にジェイムズ・ストレイチーによるフロイト翻訳全集の英訳の際、エスはイド(ラテン語)と訳されアメリカ系の精神分析学で流布された。)自我参照。(wikipedia jaより)
参考
[★]
- 英
- acid
- 関
- 塩基
ブランステッド-ローリーの定義
ルイスの定義
[★]
- 英
- pro