ハロタン+(チモール)
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- 燃料電池のコストダウン・小型化に寄与する「メタルマイクロポンプ」・「マイクロフローセンサー」の開発
Related Links
- 住友精化のフローセン デジタルカタログ.
Related Pictures
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
フローセン
組成
組成
- ハロタンに添加物としてチモール0.01%を添加したものである。
禁忌
- 以前にハロゲン化麻酔剤を使用して、黄疸又は発熱がみられた患者
[重篤な肝障害があらわれることがある。]
- 本剤の成分に対する過敏症の既往歴のある患者
効能または効果
導入
- 通常、ハロタン1.5?2.0%を含む酸素又は酸素・亜酸化窒素混合ガスを吸入させる。
維持
- 通常、ハロタン0.5?1.5%の濃度で血圧の変動に注意しながら維持する。
慎重投与
- 薬物過敏症の既往歴のある患者
- 肝・胆道疾患のある患者
[症状を悪化させることがある。]
- サクシニルコリンの投与により筋強直がみられた患者
[悪性高熱があらわれることがある。]
- 血族に悪性高熱がみられた患者
[悪性高熱があらわれることがある。]
- アドレナリン含有製剤を投与中の患者
[併用により心筋のアドレナリンに対する感受性が亢進することが知られており、頻脈、不整脈等を起こすおそれがある。](「相互作用」の項参照)
重大な副作用
- 原因不明の頻脈・不整脈・血圧変動、急激な体温上昇、筋強直、血液の暗赤色化(チアノーゼ)、過呼吸、ソーダライムの異常過熱・急激な変色、発汗、アシドーシス、高カリウム血症、ミオグロビン尿(ポートワイン色尿)等を伴う重篤な悪性高熱(0.1%未満)があらわれることがある。本剤使用中、もしくは使用後に悪性高熱に伴うこれらの症状を認めた場合は、直ちに投与を中止し、ダントロレンナトリウムの静脈内投与、全身冷却、純酸素での過換気、酸塩基平衡の是正等適切な処置を行うこと。また、本症は腎不全を続発することがあるので、尿量の維持をはかること。
- 発熱を伴う重篤な肝障害(0.1%未満)があらわれることがある。ことに短期間内に反復投与した場合、その頻度が増すとの報告があるので、少なくとも3ヵ月以内の反復投与は避けることが望ましい。また、本剤と他のハロゲン化麻酔剤との間に交叉過敏症のあることが報告されている。
薬効薬理
麻酔作用
- ハロタンのAC50はラットで約1.2%4)、また、マウスでは0.86%でその強さはクロロホルムの約1.5倍、エーテルの約5倍である。5)
イヌでは、2?4%の蒸気吸入で興奮することなく2?3分後にGuedelの第III期第2?3相に達し、ついで0.8%の蒸気吸入で維持できる。覚醒は速やかで、5?6時間の連続麻酔でも、吸入中止後、角膜反射は2分以内、自発運動は5分以内にみられる。5)
なお、ヒトにおける最小肺胞内濃度(MAC)は0.77%である。6)
その他の作用
呼吸器系への作用
- 麻酔の深度にほぼ平行して呼吸抑制傾向を示すが7)、適当な補助ないしは調節呼吸により換気を適正に保つことができる。
気管支の拡張、気道・口腔分泌の抑制、咽頭・喉頭反射、喉頭痙攣、気管支痙攣、咳嗽反射等の抑制がみられるので、調節呼吸が容易に行える。8?10)
循環器系への作用
- 動脈血圧、心収縮力、心拍出量、末梢血管抵抗の減少をもたらし、深麻酔ほど著しいとされている(イヌ)。11,12)
心筋のアドレナリンに対する感受性を高めるが、サイクロプロペインより軽度である(イヌ)。5,13,14)
また、洞性徐脈をおこすが、アトロピンにより拮抗される。15,16)
その他の作用
- 筋弛緩作用は弱い。17,18)
子宮収縮抑制作用を示し、オキシトシンによる収縮も抑制する。19,20)
血液凝固系への有意の影響は認められない。21,22)
有効成分に関する理化学的知見
一般名
化学名
- (2RS)-2-Bromo-2-chloro-1,1,1-trifluoroethane
分子式
分子量
性状
- ハロタンは無色澄明の流動しやすい液である。エタノール(95)、ジエチルエーテル又はイソオクタンと混和する。水に溶けにくい。揮発性で、引火性はなく、加熱したガスに点火しても燃えない。光によって変化する。
沸点
比重d2020
屈折率n20D
★リンクテーブル★
[★]
[★]
- 英
- halothane
- ラ
- Halothanum
- 同
- ハロセン
- 商
- フローセン Fluothane
- 関
- 麻酔薬
[show details]
参考
- http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/1112700X1038_1_09/1112700X1038_1_09?view=body
臨床関連
[★]
- 英
- general anesthetic
- 関
- 全身麻酔薬
商品