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- ハンセン病とは、抗酸菌(こうさんきん)と呼ばれる細菌の一種である、らい菌に感染することで発症する感染症です。 ハンセン病を発症すると、主に皮膚に発疹ができ、手足の麻痺、痛みや熱さを感じにくくなる知覚障害などが現れます。 ハンセン病の原因であるらい菌とは? らい菌は感染力・発症力が弱い細菌 らい菌は感染力が弱く、さらに、病気を発症させる力も弱い細菌です。 また、他の細菌と比べ、増殖が遅いという特徴があります。 皮膚や、手足や顔の末梢神経に住みつく らい菌は、低温部である人の皮膚や末梢神経(運動神経、感覚神経、自律神経などから成り立ち、脳や脊髄からでて全身に分布している神経)を好み、住みつくといわれています。 全身にある末梢神経のなかでも、手や足、顔の神経が菌におかされることが多いでしょう。
- ハンセン病とは、らい菌と呼ばれる細菌に感染することによって皮疹や末梢神経障害を引き起こす病気のことです。 現在は開発途上国を中心に発症者はいるものの、日本では年間数人程度しか新たな発症者はいません。 結核などと同じく“過去の病気”と考えられがちですが、日本ではかつてハンセン病患者に対する強制隔離など不当な偏見・差別や人権侵害が横行しており、いまだに社会的な問題を抱える患者や家族も多いと考えられています。 ハンセン病の特徴は、症状の現れ方に大きな個人差があることです。 多くはさまざまなタイプの皮疹が現れ、皮疹部やその周囲の感覚が麻痺していきます。 また、進行すると末梢神経に強いダメージが生じて運動麻痺などを引き起こすこともあり、治療をしても改善しないことが知られています。 原因
- ハンセン病は「らい菌」という細菌に感染することで引き起こされる感染症の一種です。かつては「癩」と呼ばれていましたが、差別的なイメージがつきまとうことから、現在はらい菌を発見したアルマウル・ハンセンにちなんで「ハンセン病」と
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★リンクテーブル★
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癩菌
- 日
- マイコバクテリウム・レプラエ、マイコバクテリウム・リプレ
- 同
- ハンセン菌 Hansen's bacillus
- 関
- ハンセン病
[★]
- 英
- fungus、fungi、microbial
- 関
- 菌類、真菌、真菌類、微生物