ドパミン拮抗薬
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Japanese Journal
- 増田 豊,武村 尊生,清水 徹男,菱川 泰夫
- 心身医学 38(4), 267-271, 1998-04-01
- … 24歳女性の自己臭症者の治療を試みた.この患者の自己臭症状にはノルアドレナリンおよびドパミン遮断薬では効果がなかったが, D_2遮断作用を有する強力なセロトニン(5HT_2)遮断薬であるrisperidoneが奏効した.このことは, 本患者の自己臭症は5HT_2ニューロンの活動に密接な関わりをもっていたことを示唆する. …
- NAID 110001122078
- ドパミン遮断薬によって生ずるカタレプシー反応に対する Cocaine 反復投与および Cocaine とドパミン遮断薬併用投与の影響
- 小林 孝吉,牛島 逸子,松田 芳人,安部 公朗,河野 通英,山田 通夫
- 山口医学 46(4), 223-230, 1997-08-31
- NAID 10013836187
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- dopamine antagonist. →制吐薬 →定型抗精神病薬 →非定型抗精神病薬; ドーパミン 受容体遮断薬↑ー制吐薬↓
- 一方、パーキンソン病では黒質線条体のドーパミン神経が減少し筋固縮、振戦、無動 などの運動症状が起こる。また抗精神病薬などドーパミン遮断薬の副作用として パーキンソン症候群が起こることがある。 中脳皮質系ドーパミン神経は、とくに前頭葉に 分布する ...
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- 次の文を読み、10~12の問いに答えよ。
- 59歳の女性。言動の変化を心配した夫に付き添われ来院した。
- 現病歴 : 夫は「妻は元来料理が得意であったが、最近献立が毎日同じで味付けもまずくなった。しかも料理を焦がすことが多い」と訴える。市場に買い物に出て迷子になり、隣人に連れられ帰宅したこともあった。
- 既往歴 : 特記すべきことはない。
- 生活歴 : 25歳で現在の夫と結婚。専業主婦で一男二女をもうけた。元来明るく家事育児も問題なくこなした。
- 現症 : 意識は清明。身だしなみは整っている。本人はニコニコ笑って「ちよっと体の調子が悪いんです」と答える。
[正答]
※国試ナビ4※ [100C011]←[国試_100]→[100C013]
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[正答]
※国試ナビ4※ [108I001]←[国試_108]→[108I003]
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- 英
- dopamine antagonist、dopaminergic antagonist, dopamine receptor antagonist
- 同
- ドパミン受容体拮抗薬、ドパミン受容体遮断薬、ドパミン拮抗薬、ドパミン遮断薬、抗ドパミン薬 antidopaminergic agent
[show details]
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セロトニン・ドパミン拮抗薬
[★]
- 英
- dopamine DA DOA 3,4-dihydroxyphenethylamine
- 同
- ドーパミン
- 化
- 塩酸ドパミン, dopamine hydrochloride, ドパミン塩酸塩
- 商
- イノバン、イブタント、カコージンD、カコージン、カタボン、ガバンス、クリトパン、ツルドパミ、ドパラルミン、ドミニン、トロンジン、プレドパ、マートバーン、ヤエリスタ
- 関
- ドパミン受容体、カテコラミン。強心剤
概念
生合成
視床下部-下垂体系
- 視床下部弓状核や脳室周辺の隆起漏斗系ドパミンニューロンで産生される。
- 下垂体のD2受容体を介してホルモン分泌の調節を受けている。 → e.g. プロラクチン放出抑制ホルモン(PIF)
- 低用量での血管拡張はこの受容体を介して起こる (GOO.249)
- 中枢神経系に存在
神経伝達物質の薬理 (GOO.324)
薬理学
- D1受容体に作用して血管拡張→腎血流量↑→GFP↑→Na排出↑→利尿
- β1受容体に作用→心拍出量↑・心収縮力↑(頻脈はない)・収縮期圧↑・拡張期圧不変
- アドレナリン低用量投与と同じ?
- α1受容体に作用→血管平滑筋収縮(→収縮期圧↑、拡張期圧↑???)
- アドレナリン高用量投与と同じ?
ran]]
(PT.218)
- 中脳に細胞体を持つものが多く、黒質から線条体に至る黒質線条体系と黒質や腹側被蓋野から報酬系の神経核、辺縁系、前頭葉に至る中脳皮質系がある。視床下部やその周辺にもドーパミン作動性線維の細胞体とその終末があり、隆起漏斗系、隆起下垂体系、不確帯視床下部系、脳室周囲系を形成する。黒質線条体系の変性はパーキンソン病をもたらす。ドーパミン誘導体には幻覚剤となるものがある。ドーパミンの分泌増大や脳のD2受容体の増加は精神分裂病(統合失調症)の発病に関与している可能性がある。モルヒネはドーパミンの分泌を促進する。コカインは輸送体によるドーパミンの取り込みを阻害し作用の持続時間を延長する。一部の覚醒剤中毒はドーパミン輸送体の抑制による。
ホルモンの調節
- プロラクチンは視床下部でドパミンの産生を促進 ← プロラクチン抑制因子として作用
- ドパミンは視床下部でGnRHの分泌を抑制 → 卵巣機能の抑制
- ドパミンは下垂体前葉?でD受容体に作用してプロラクチンを抑制 ← 抗精神病薬(D2受容体をブロックする)を使うと高プロラクチン血症となる。
循環不全治療薬として
- イノバン
- 下記のような急性循環不全(心原性ショック、出血性ショック)
- (1) 無尿、乏尿や利尿剤で利尿が得られない状態 ← 低濃度で用いれば、腎血流を増加させ尿量の増加が期待できる → ドパミン#薬理学
- (2) 脈拍数の増加した状態 ← 高濃度でなければ、頻脈を起こさず心拍出量を増やす。 → ドパミン#薬理学
- (3) 他の強心・昇圧剤により副作用が認められたり、好ましい反応が得られない状態
[★]
- 英
- drug, agent
- 同
- 薬物
- 関
- 作用薬、剤、ドラッグ、媒介物、病原体、麻薬、薬剤、薬物、代理人、薬品
[★]
- 英
- block、blockade、turn off、block
- 関
- 阻害。塊、阻止、封鎖、ブロック、オフにする
[★]
- 英
- blocker, blockers
- 関
- アンタゴニスト