- 英
- Donnan's membrane equilibrium
- 膜によって隔てられた2溶液の一方にのみ電荷を持つ巨大分子が存在しており、しかもその膜が巨大分子を除く他のイオンおよび溶媒である水を自由に通すとき、平衡状態では膜を通りうるイオンは両駅に不均等に分布し、また両液間に電位差および静水圧差が生じる。この状態をドナン膜平衡という。
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/12/05 11:08:57」(JST)
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ドナン効果(ドナンこうか、Donnan effect)とは不透過性のイオンが膜の片側に存在する場合に透過性のイオンも不透過性のイオンの影響を受けて膜の両側に不均衡に分布される現象。この現象により膜の両側に電位差が生じる。細胞内液、細胞外液では透過性イオンと不透過性イオンの両者が存在するため、細胞膜を隔ててドナン効果が成立する。また血漿における膠質浸透圧の発生にもドナン効果が寄与している。
フレデリック・ドナンとウィラード・ギブズの名前から、ギブズ-ドナン(Gibbs-Donnan)効果とも言う。
関連項目
静止膜電位とは、興奮状態ではない時の細胞内と細胞外の電位差のことである。
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