- 英
- triptone
- 関
- ジメンヒドリナート
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2017/12/16 23:20:45」(JST)
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トリプトン(Tryptone)は、トリプシンによるカゼインの消化によって形成される一連のペプチドの混合物である[1]。
トリプトンはアミノ酸源として、大腸菌や他の微生物の増殖のためのLB培地を産生するために、微生物学において一般的に使用されている[2]。トリプトンはカザミノ酸に似ている。どちらもカゼインの消化物であるが、カザミノ酸は酸加水分解によって生成し、典型的には遊離アミノ酸と少数のペプチド鎖しか持たない。一方、後者はいくつかのオリゴペプチドが存在する不完全な酵素加水分解である。
トリプトンは、植物の繁殖に用いられるいくつかの発芽培地の成分でもある[3]。
出典
- ^ Fraser, Dean; Powell, Richard. “The Kinetics of Trypsin Digestion”. The Journal of Biological Chemistry. http://www.jbc.org/content/187/2/803.full.pdf 2014年7月28日閲覧。.
- ^ “Indole Test”. American Society for Microbiology (2009年12月8日). 2017年8月16日閲覧。
- ^ Pierik, R. L. M., et al. (1988). Seed germination and further development of plantlets of Paphiopedilum ciliolare Pfitz. in vitro. Scientia Horticulturae, 34(1), 139-153.
関連項目
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 黒木 俊郎,宇根 有美
- 獣医疫学雑誌 = The journal of veterinary epidemiology 11(1), 63-65, 2007-07-20
- … しかし,ケラチンを含まないトリプトン(タンパク質を加水分解したもの)寒天培地でも培養することができる。 …
- NAID 10022001711
- 内蒙古原産チーズ起源の乳酸桿菌IMC-1によって生産される抗菌性物質の抗菌特性
- 睦 宗洙,宮本 拓,片岡 啓
- 日本畜産学会報 69(8), 768-778, 1998
- … rusと同定した.抗菌活性はMRS培地および脱脂乳培地のような緩衝力を持つ培地の培養濾液で検出され,脱脂乳培地の活性はMRS培地の場合よりも高かった.脱脂乳培地に窒素原として加えた酵母エキス,ペプトン,トリプトン,肉エキスのような培地成分のうち,酵母エキス含有の脱脂乳培地において一番高い活性を示した.抗菌性物質は30°Cから45°Cまでの培養温度で生産された.抗菌性物質の最適生産条件は0.5%酵母エキス含有の脱 …
- NAID 130000743095
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
アクトヒブ
組成
製法の概要
- 本剤は,インフルエンザ菌b型 (1482株) の培養液から抽出精製した莢膜多糖体 (ポリリボシルリビトールリン酸: PRP) と,破傷風菌 (Harvard株) の培養液から分離精製した毒素をホルマリンで無毒化した破傷風トキソイドを共有結合した破傷風トキソイド結合インフルエンザ菌b型多糖の原液に,精製白糖,トロメタモールを含む緩衝液を加えて希釈した後,凍結乾燥したものである。
*なお,本剤は製造工程で,ウシの乳由来成分 (カゼイン酸加水分解物,カゼインパンクレアチン消化物,トリプトンV,カゼインペプチドN3,スキムミルク),ブタ由来成分 (チャコールアガー,カゼインパンクレアチン消化物及びトリプトンV),ウシの肝臓及び肺由来成分 (肉エキス),ウシの心臓 (ウシ心臓浸出液及びチャコールアガー) 及び骨格筋 (チャコールアガー) 由来成分,ウマの血液由来成分 (脱線維ウマ血液) を使用している。
組成
- 本剤は,1バイアル中に下記の成分・分量を含有する。
有効成分
- 破傷風トキソイド結合インフルエンザ菌b型多糖
多糖の量として10μg
添加物
- トロメタモール 0.6mg
精製白糖 42.5mg
pH調節剤
添付溶剤
禁忌
(予防接種を受けることが適当でない者)
- 被接種者が次のいずれかに該当すると認められる場合には,接種を行ってはならない。
- 明らかな発熱を呈している者
- 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな者
- 本剤の成分又は破傷風トキソイドによってアナフィラキシーを呈したことがあることが明らかな者
- 上記に掲げる者のほか,予防接種を行うことが不適当な状態にある者
効能または効果
- 本剤では,b型以外のインフルエンザ菌による感染症あるいは他の起炎菌による髄膜炎を予防することはできない。
- 本剤に含まれる破傷風トキソイドを,予防接種法に基づく破傷風の予防接種に転用することはできない。
- 本剤は,インフルエンザ菌b型による感染症,特に侵襲性の感染症 (髄膜炎,敗血症,蜂巣炎,関節炎,喉頭蓋炎,肺炎及び骨髄炎など) に対する予防効果が期待できる。
- 本剤を添付溶剤0.5mLで溶解し,その全量を1回分とする。
初回免疫:
- 通常,3回,いずれも4〜8週間の間隔で皮下に注射する。ただし,医師が必要と認めた場合には3週間の間隔で接種することができる。
追加免疫:
- 通常,初回免疫後おおむね1年の間隔をおいて,1回皮下に注射する。
接種対象者・接種時期
- 本剤の接種は2ヵ月齢以上5歳未満の間にある者に行うが,標準として2ヵ月齢以上7ヵ月齢未満で接種を開始すること。また,接種もれ者に対しては下記のように接種回数を減らすことができる。
○接種開始齢が7ヵ月齢以上12ヵ月齢未満の場合
初回免疫:
- 通常,2回,4〜8週間の間隔で皮下に注射する。ただし,医師が必要と認めた場合には3週間の間隔で接種することができる。
追加免疫:
- 通常,初回免疫後おおむね1年の間隔をおいて,1回皮下に注射する。
○接種開始齢が1歳以上5歳未満の場合
他のワクチン製剤との接種間隔
- 生ワクチンの接種を受けた者は,通常,27日以上,また他の不活化ワクチンの接種を受けた者は,通常,6日以上間隔をおいて本剤を接種すること。ただし,医師が必要と認めた場合には,同時に接種することができる (なお,本剤を他のワクチンと混合して接種してはならない)。
慎重投与
(接種の判断を行うに際し,注意を要する者)
- 被接種者が次のいずれかに該当すると認められる場合は,健康状態及び体質を勘案し,診察及び接種適否の判断を慎重に行い,予防接種の必要性,副反応,有用性について十分な説明を行い,同意を確実に得た上で,注意して接種すること。
- 心臓血管系疾患,腎臓疾患,肝臓疾患,血液疾患,発育障害等の基礎疾患を有する者
- 予防接種で接種後2日以内に発熱のみられた者及び全身性発疹等のアレルギーを疑う症状を呈したことがある者
- 過去にけいれんの既往のある者
- 過去に免疫不全の診断がなされている者及び近親者に先天性免疫不全症の者がいる者
- 本剤の成分又は破傷風トキソイドに対して,アレルギーを呈するおそれのある者
重大な副作用
- ショック,アナフィラキシー (じん麻疹,呼吸困難,血管浮腫,顔面浮腫,喉頭浮腫等) (0.1%未満) があらわれることがあるので,接種後は観察を十分に行い,異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。
- けいれん (熱性けいれんを含む) (0.1%未満注1))があらわれることがあるので,症状があらわれた場合には適切な処置を行うこと。
- 血小板減少性紫斑病 (頻度不明) があらわれることがある。通常,接種後数日から3週ごろに紫斑,鼻出血,口腔粘膜出血等があらわれる。本症が疑われる場合には,血液検査等の観察を十分に行い,適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- Hibの感染防御抗原は,その莢膜多糖体のPRPである。PRPはマウスに反復接種しても抗PRP抗体産生を誘導しなかったが,PRPに破傷風トキソイドを結合した本剤はマウスに対して抗PRP抗体産生を誘導し,その効果は反復接種によって増強された7)。
乳幼児において本剤によって誘導される抗PRP抗体はIgG (主にIgG1) が主体であった。また,本剤接種後の血清には殺菌活性及びオプソニン活性が抗PRP抗体価に相関して認められた8)9)。
なお,外国で行われたHib全身感染症の疫学研究等により,Hibの感染予防に必要な抗PRP抗体価 (感染予防レベル) は0.15μg/mL,長期の感染予防に必要な抗PRP抗体価 (長期感染予防レベル) は1μg/mLであることが明らかにされた10)。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- dimenhydrinate
- ラ
- dimenhydrinatum
- 商
- ドラマミン Dramamine
- 関
- トリプトン
[★]
トリプトン
- 関
- dimenhydrinate
[★]
- 英
- bird、avian
- 関
- 鳥類