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- 大黄牡丹皮湯エキス、腸癰湯エキス
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2017/08/15 07:25:07」(JST)
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トウガン |
|
分類 |
界 |
: |
植物界 Plantae |
門 |
: |
被子植物門 Magnoliophyta |
綱 |
: |
双子葉植物綱 Magnoliopsida |
目 |
: |
スミレ目 Violales |
科 |
: |
ウリ科 Cucurbitaceae |
属 |
: |
トウガン属 Benincasa |
種 |
: |
トウガン B. hispida |
|
学名 |
Benincasa hispida |
和名 |
冬瓜 |
英名 |
winter melon |
トウガン(冬瓜、学名:Benincasa hispida、中国語ラテン翻字: dōngguā)は、ウリ科のつる性一年草、雌雄同株の植物。果実を食用する夏野菜。カモウリ(氈瓜・加茂瓜・賀茂瓜)とも呼び、富山県ではカモリ、沖縄県ではシブイと言う。秋の季語。[1]
目次
- 1 概要
- 2 品種
- 3 利用
- 4 その他
- 5 脚注
- 6 関連項目
概要
原産はインド、東南アジア。7 - 9月に収穫し、実は大きいもので短径30 cm、長径80 cm程度にもなる。
完熟後皮が硬くなり、貯蔵性に優れる[2]。丸(玉)のままなら冷暗所保管で冬まで日持ちすることから、冬瓜と呼んだ[2]。一般的に音読みでトウガン(トウガ)と言い、冬の瓜と言うと他の類ではなくトウガンを指す旨が主である。完全に熟したトウガンは約半年品質を保つという。国内栽培は平安時代成立の『本草和名』に記載があり、同時代に入っていたが渡来詳細は明らかになっていない[3][4] 。
購入時の選別は重量感のあるもの、切り売りで果肉が見える状態は種子がふんだんに詰まり、表面がみずみずしいものが良品の目安となる[3]。丸(玉)のままなら長期保存が可能でも、切り口を入れた場合傷むため、冷蔵庫に保管し早めに消費する。
品種
栽培品種は、丸みのある球型の「マルトウガン(丸冬瓜)」と、長さや俵のような長楕円形の「ナガトウガン(長冬瓜)」に大別される。大きさは10 kgを超える巨大果から、2 - 3 kgの手頃なミニサイズまで幅広い。また特徴的な品種に完熟しても白粉をおびない「オキナワトウガン(沖縄冬瓜)」がある。
- 大丸冬瓜
- 丸みのある球型の実。熟すと表面に白粉をおびる。本州で古くから生産されている品種。
- 小丸冬瓜
- 長冬瓜
- 長く伸びやや細さがあるものや、俵のような長楕円形の実。熟すと表面に白粉をおびる。
- 沖縄冬瓜
- 俵のような長楕円形の実。熟しても白粉は付かず、果皮の緑色が視覚的に確認が容易である。九州南部以南が主な生産地域だったが、1972年の沖縄返還以降、多地域で品種改良や生産が活性化。近年においては「大阪産(もん)」の認定を受け、大阪特産品としても販売を行っている[5]。
利用
果実
成分的には95%以上が水分で栄養価は低いが、100 gあたり16 kcalと低カロリーとなっており、ダイエットに最適である[2]。類似のユウガオよりやや果肉は硬め、味は控えめでクセがないので、煮物、汁物、漬物、酢の物、和え物、あんかけ、など様々な具に用いる。
日本料理では大きく切って風呂吹きに使う[6]。
広東料理では大きいまま、中をくりぬいて刻んだ魚介類、中国ハム、シイタケなどの具とスープを入れ、全体を蒸した「冬瓜盅(トンクワチョン)」(zh:冬瓜盅)という宴会料理がある[7]。台湾では果実に砂糖を加えた水で煮込んだものを、茶の一種として飲む。缶入り飲料もある[8]。
料理以外でも砂糖漬けや、シロップで煮た後砂糖をからめて菓子となる。
果実以外
- 果皮 - 果皮をユウガオの代用食材としてかんぴょうに用いる。
- 若葉・柔らかい蔓 - 炒め物などに用いることができる。
- 種子 - 種子は乾燥させ生薬として漢方薬「冬瓜子(とうがし)」で用いる。利尿や排膿の作用がある。
作用
身体を冷やす作用があり冷え症の人、加えて排泄作用が強いため下痢や頻尿の起きやすい人は食べ過ぎに注意が必要である[2]。逆にのぼせ症や膀胱炎の解消に役立つ[2]。
その他
JA沖縄と沖縄県は、トウガンの沖縄方言名の「シブイ」の4と「トウガン」の10という語呂合わせから「とうがんの日」を4月10日にするよう提唱している。沖縄県内で出荷量が最も多い宮古島市では2010年4月10日に宮古地区「とうがんの日」実行委員会(委員長・長濱哲夫JAおきなわ宮古地区本部長)の主催で消費拡大キャンペーンを行った[9][10][11]。
脚注
- ^ 広辞苑第5版
- ^ a b c d e 食の医学館「とうがん<野菜類>」 小学館 2015年7月16日閲覧
- ^ a b 豊橋農業協同組合「JA豊橋ブランド:冬瓜」 2015年7月16日閲覧
- ^ 日本大百科全書『トウガン/冬瓜』小学館
- ^ 産経ニュース『夏の味覚・トウガン 岸和田で出荷本格化 大阪』 産経新聞社 2015年07月15日閲覧
- ^ 『四季日本の料理 冬』講談社 ISBN 4-06-267454-8
- ^ 私家廚房: 迷你八寶冬瓜盅 - YouTube(投稿日: 2008年7月1日)
- ^ 楊品瑜 (1999). 台湾茶の楽しみ方とおいしい料理. 三心堂出版社. ISBN 4883423131. 41p
- ^ とうがんの日 人の波 宮古島で催し(沖縄タイムス 2010年4月11日 09時37分)[リンク切れ]
- ^ 4月10日はとうがんの日です。(沖縄県)[リンク切れ]
- ^ 4月10日は「とうがんの日」(琉球朝日放送 2010年4月10日 17時46分)
関連項目
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ウィキメディア・コモンズには、トウガンに関連するメディアがあります。 |
UpToDate Contents
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- 1. 漢方薬および栄養補助食品の概要overview of herbal medicine and dietary supplements [show details]
…Cimicifuga racemosa) – and . Chamomile (Matricaria recutita) – ; Capsicum pepper, cayenne (Capsicum frutescens, Capsicum annuum) Coenzyme Q10 (Ubiquinol, Ubiquinone, Ubidecarenone) – ; Cranberry…
- 2. アレルギー性鼻炎および結膜炎に対する補完代替療法complementary and alternative therapies for allergic rhinitis and conjunctivitis [show details]
…becoming more common in the treatment of allergic rhinitis patients. Capsaicin, derived from red peppers, is believed to act in other forms of rhinitis by desensitizing nasal nerve fibers and reducing nasal…
- 3. 変形性膝関節症のマネージメントmanagement of knee osteoarthritis [show details]
…or contraindicated, we suggest topical capsaicin. Capsaicin is a substance derived from hot chili peppers with the potential to alleviate pain through the down-regulation of the TRPV1 receptor activity on …
- 4. 急性腰痛の治療treatment of acute low back pain [show details]
…of subacute or chronic back pain. Topical agents – There is low-quality evidence that topical capsicum may provide immediate relief for patients with acute back pain . There is no evidence to support…
- 5. 小児における有毒植物の誤飲:臨床症状および評価potentially toxic plant ingestions in children clinical manifestations and evaluation [show details]
Japanese Journal
- 植物防疫基礎講座 ヤガ類の見分け方(4)ヨトウ類の識別法--ヨトウガ・シロシタヨトウ
- 日本におけるカボチャ・モザイク病に関する研究:II. バイラスの物理的性質,同定及びトウガ,シロウリ,スイカのモザイク病株から分離されるバイラスとの関係.
- 小室 康雄
- 日本植物病理学会報 22(4-5), 220-224, 1957
- 1) カボチャ・モザイク・バイラスの耐稀釈性は500~1,000倍,耐熱性50~55℃,耐保存性は5~10日であつた。<BR>2) 本バイラスとCMVとの間でキュウリ,カボチャを用いて行つた交叉免疫試験では両バイラス間に交叉免疫作用はみられなかつた。<BR>3) 前報の結果とあわせ既知の諸バイラスの記載と比較した所,本バイラスはLindbergら(1956)のMelon m …
- NAID 130003749145
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