- 英
- Debye-Huckel theory
- 関
- Debye-Huckel理論
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/06/23 22:21:12」(JST)
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デバイ-ヒュッケルの式は電解液の中のイオンの相互作用を統計力学的に解析したものである。ピーター・デバイとエーリヒ・ヒュッケルの名前にちなんでいる[1]。
電解液全体で電気的中性の条件が成り立っていることと、各イオンが統計的に分布することを仮定する。
活量係数
電解液中のある成分(イオン)について 活量 とイオン濃度の間に
ここでを活量係数とする。
イオン強度を
-
-
-
-
|
電気素量 |
|
誘電率 |
|
ボルツマン定数) |
|
温度 |
|
アボガドロ定数 |
として
活量係数 は
-
次のようにも書ける。
ここで
-
- 妥当性の範囲はだいたい mol dm-3の領域である。
デバイ長
(デバイの遮蔽定数ともよばれる)の逆数
はまわりのイオンの影響でイオンの電荷による電界の影響が小さくなる距離を示しデバイ長とよばれる。
なお、プラズマに関連してのこの概念については項目「デバイの長さ」を参照。
脚注
- ^ P. Debye and E. Hückel, "Zur Theorie der Elektrolyte. I. Gefrierpunktserniedrigung und verwandte Erscheinungen," Physikalische Zeitschrift, 24, p.185 (1923)
Japanese Journal
- 46. Strong Coupling Perturbation Theory of Ionic Fluids(poster presentation,Soft Matter as Structured Materials)
- Frusawa Hiroshi
- 物性研究 84(6), 952-953, 2005-09-20
- … ある種のイオン性流体(イミダゾール誘導体などのイオン性溶融体、脱塩されたコロイド分散系など)では、デバイヒュッケル近似(弱結合近似)の適用範囲を超えた強いクーロン相互作用が働く。 … ところがこの強結合系においてすら、近距離の強相関性を相互作用に組み入れるだけで、デバイヒュッケル理論(Γ<<1の近似)が良く機能するのである。 …
- NAID 110006410136
- 15aTA-8 直線状に並んだ電荷を持つ高分子の作るイオン雰囲気と古典的デバイ-ヒュッケル理論による考察(生物物理, 領域 12)
- 丑田 公規,益田 晶子,Kluge Thomas,山下 宏一
- 日本物理学会講演概要集 59(2-2), 310, 2004-08-25
- NAID 110002052679
Related Links
- デバイ・ヒュッケル理論. 溶液中の電解質濃度について、計算上ではどのように分布して いるか、改めて求めることにします。 陽イオンの周りに、陰イオンが球状に集まります。 この領域をイオン雰囲気と言います。 まず、前提として次のような条件を定めます。
- デバイ-ヒュッケルの式は電解液の中のイオンの相互作用を統計力学的に解析したもの である。ピーター・デバイとエーリヒ・ヒュッケルの名前にちなんでいる。 電解液全体で 電気的中性の条件が成り立っていることと、各イオンが統計的に分布することを仮定する 。
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