- 英
- tabun
- 関
- サリン
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- the first known nerve agent, synthesized by German chemists in 1936; a highly toxic combustible liquid that is soluble in organic solvents and is used as a nerve gas in chemical warfare (同)GA
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/04/18 18:50:13」(JST)
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タブン |
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識別情報 |
CAS登録番号 |
77-81-6 |
特性 |
化学式 |
C2H5OP(O)(CN)N(CH3)2 |
モル質量 |
162.13 g/mol |
密度 |
1.07 g/cm3, 25 ℃ |
融点 |
−50 ℃
|
沸点 |
247.5 ℃
|
水への溶解度 |
7.2 g/100 g at 20 ℃ |
危険性 |
NFPA 704 |
|
引火点 |
78 ℃ |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
タブン(独: Tabun)は有機リン酸系の神経ガス(化学兵器)[1][2]。地下鉄サリン事件で使用されたサリンや、ソマンなど同じG剤の一種である[2]。
概要
1936年に発明され[3]、第二次世界大戦中には、ドイツで約12,000トンが生産された[4]。
即効性であり、サリンやソマンに比べて毒性は弱いが、吸入ないし皮膚からの浸透により、体内に吸収され痙攣や呼吸困難など様々な症状に陥る[2]。「タブン」という名称は、タブンがドイツ軍の制式兵器として採用される以前、Le-100という名称で研究されていた際に、Le-100の効果を検討する会議に出席したあるドイツ軍人がその毒性の強さに「これはタブーだ」とコメントしたことによるという[5]。
性質
無色~褐色の液体で、純物質は無臭であるが不純物が微量存在すると弱い果実臭がある[2]。有機溶媒に溶けやすく強酸・強塩基に分解されやすい[2]。
- LCt50:400 mg・min/m3
- ICt50:300 mg・min/m3
脚註
- ^ 公益財団法人 日本中毒情報センター 化学テロ・化学災害対応体制(概要) P5
- ^ a b c d e 神経剤 (Nerve Agents) 国立医薬品食品衛生研究所
- ^ Facts About Tabun, National Terror Alert Response System
- ^ 生物・化学兵器への公衆衛生対策 WHOガイダンス WHO専門家による生物・化学兵器の健康影響 世界保健機関 2004年 第2版,P129
- ^ ジョナサン・B・タッカー『神経ガス戦争の世界史―第一次世界大戦からアル=カーイダまで』みすず書房、2008年、30頁。
化学兵器関連の記事 |
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血液剤 |
シアン化塩素 (CK) - シアン化水素 (AC)
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神経ガス |
G剤
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VEガス - VGガス - VMガス - VXガス
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焼夷剤 |
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対物剤 |
パイロフォリック - 機動阻止システム
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化学兵器規制 |
ジュネーヴ議定書 - 化学兵器禁止条約 (CWC) - 化学兵器禁止機関 (OPCW) - 遺棄化学兵器問題
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(補足:関連項目) |
催涙スプレー - 防犯装備 - スカンク
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