- 英
- celluloid
WordNet
- artificial as if portrayed in a film; "a novel with flat celluloid characters" (同)synthetic
- highly flammable substance made from cellulose nitrate and camphor; used in e.g. motion-picture and X-ray film; its use has decreased with the development of nonflammable thermoplastics
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- セルロイド
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/09/08 23:38:41」(JST)
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この項目では、合成樹脂について説明しています。Pierrotのアルバムについては「CELLULOID」をご覧ください。 |
セルロイド (celluloid) は、ニトロセルロースと樟脳などから合成される合成樹脂(硝酸セルロース)の名称である。歴史上最初の人工の熱可塑性樹脂である。象牙の代用品として開発され、加熱(大体90℃)で軟化し、成形が簡単であることからかつて大量に使われた。
歴史
- 1856年にイギリス人アレキサンダー・パークス(Alexander Parkes、1818-1890)によって初めて作られた。パークスはこれを「パークシン」と命名して売り出したがコストの問題から失敗に終わった。
- 1870年にアメリカのジョン・ウェズリー・ハイアット(John Wesley Hyatt、1837–1920)がビリヤードの玉の原料として実用化に成功し、彼の製造会社の商標としてセルロイドという名前が登録された。
- 1880年代後半からセルロイドは乾板に代わって写真フィルムとして使われるようになった。それらの製造技術を開発したハンニバル・グッドウィンの会社が現在のイーストマン・コダック社の前身である。
- 1955年、セルロイド製品の火災事故が多発していた事を受けアメリカで可燃物質規制法が成立。これにより日本製のセルロイド玩具などは全てアメリカへ輸出できなくなった。またこの出来事を期に世界的にセルロイドの製造や消費が落ち込む事となった。
20世紀の半ばまでは、食器の取っ手や万年筆の筒や眼鏡のフレーム、洋服の襟(カラー)やおもちゃ、飾り物などに広く利用されたセルロイドだが素材の顕著な可燃性が問題となり、アメリカから広まったセルロイド製品の市場からの排除運動が世界へ広まり、のちにそれらの製品の多くはアセテートやポリエチレンなど後発のすぐれた合成樹脂素材に取って代わられた。
アニメーション製作に使われる「セル画」は、当初セルロイドのシートを使用していたため、現在も名前として残っている。
欠点
硝酸セルロースは極めて燃え易く、摩擦などによって発火し易いことと、光などで劣化し、耐久性が低いという欠点がある。
前者の欠点は取り扱いやすさという点では致命的であり、セルロイド工場では素材の自己反応性による発火によりしばしば火災の原因となった。映画の初期作品(1950年代まで)はセルロイドをベースとしたフィルムで記録されており、映画館ではフィルム照明のアーク灯や電球の高温や摩擦によりセルロイドフィルムが発火するなどの事故も起きた。可燃性でフィルム自体が退化しやすいセルロイドの特性は、フィルム原本の保管を基本とするフィルム保管施設の作品の長期アーカイブ上の課題となっている。また実際に日本では火災事故が起きている(フィルムセンター火災)。日本ではセルロイドは消防法の可燃性の規制対象物(第5類危険物)に指定され製造、貯蔵、取扱方法が厳しく定められている。
またセルロイド製品は長期にわたる光や酸素などの影響を受けると、元のセルロースと硝酸に分解・劣化してべとついたり亀裂を生じやすい。このため長期保存に向かず、無傷で現存しているアンティーク製品は多くはない。また分解過程で強酸性ガスを発生させ、セルロイド自身や周辺の金属などを、腐食させる可能性がある。
用途
セルロイドに代わる、不燃性の酢酸セルロース(アセテート)など、プラスチック類の代替素材の開発が目覚ましく進歩したことから、現在では多く用いられることはなくなった。代表的な製品はピンポン玉、人形、ギターピックや、その美しさからペン軸の材料として少量が使われている。
関連項目
- セル画
- ダイセル(旧社名:大日本セルロイド)
- 鉄道営業法(鉄道車両内にセルロイドを持ち込ませない規制を定める。明治年間に制定。)
- 鹿児島線列車火災事故
- 青い目の人形
- 白木屋 (デパート)#白木屋大火1932年
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Japanese Journal
- 我が国セルロイド工業の軌跡 : 企業の変遷と苦難の歩み
- Polyfile 創刊50周年 セルロイドと高分子プラスチック産業 : 栄枯盛衰のドラマ
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- 株式会社セルロイドは1987年に設立した、アドバータイジング、セールスプロモーションを得意とするデザインプロダクションです。 ... 所在地 〒106-0031 東京都港区西麻布3-1-14 六本木フォレストビル 1F 電話:03-6447-1082 Fax: 03-6447 ...
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