セフポドキシムプロキセチル
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Japanese Journal
- セフポドキシム プロキセチル (特集 新規に開発された伴侶動物用抗菌剤の基礎と応用)
- CTX-M-2型 <I>β</I>-ラクタマ-ゼ産生<I>Klebsiella pneumoniae</I>による牛乳房炎の発生
- 大西 守,澤田 拓士,原田 和記 [他],江嵜 英剛,志村 圭子,丸茂 健治,高橋 敏雄
- 獣医疫学雑誌 16(2), 142-147, 2012
- … これらの分離株はアンピシリ,セファゾリン,セフロキシム,セフォタキシム,セフトリアキソン,セフポドキシム,セフチオフル,セフキノム,カナマイシン,オキシテトラサイクリンには耐性を表した。 …
- NAID 130003368638
- 成相 宏樹,設楽 利二,大戸 佑二,白井 晴己,宮路 尚子,棗田 とも,谷内 真由美,佐藤 吉壮,志関 孝夫,難波 貞夫
- 小児がん : 小児悪性腫瘍研究会記録 46(2), 201-206, 2009-05-30
- … の対策が重要である.今回我々はイリノテカン代謝のステップにおける腸内細菌の関与に着目し,抗菌薬投与によるIADの対策を行ったので報告する.神経芽腫1症例に対し,イリノテカン50mg/m^2(低用量)と180mg/m^2(高用量)静脈内投与を行ったが,セフポドキシム経口投与によりIADを減少させることができた.セフトリアキソン静注も同様に有効であった.IADに対する対策として,セファロスポリン系抗菌薬投与は有効な方法と考える. …
- NAID 110007338894
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- バナンとは?セフポドキシムの効能,副作用等を説明,ジェネリックや薬価も調べられる( おくすり110番:薬事典版)
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
セフポドキシムプロキセチル錠100「TCK」
組成
有効成分の名称
含量
- 1錠中セフポドキシム プロキセチル(日局)100mg(力価)
添加物
- 乳糖水和物、ヒドロキシプロピルセルロース、カルメロースカルシウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、ヒプロメロース、酸化チタン、マクロゴール6000、*タルク
禁忌
効能または効果
適応菌種
- セフポドキシムに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、淋菌、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、プロテウス属、プロビデンシア属、インフルエンザ菌、ペプトストレプトコッカス属
適応症
- 表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、乳腺炎、肛門周囲膿瘍、咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、尿道炎、バルトリン腺炎、中耳炎、副鼻腔炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎
- 通常、成人にはセフポドキシム プロキセチルとして1回100mg(力価)を1日2回食後経口投与する。
なお、年齢及び症状に応じて適宜増減するが、重症又は効果不十分と思われる症例には、1回200mg(力価)を1日2回食後経口投与する。
- 高度の腎障害のある患者には、投与量・投与間隔の適切な調節をするなど慎重に投与すること。(「慎重投与」の項参照)
- 本剤の使用にあたっては、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。[耐性菌の発現等を防ぐ。]
慎重投与
- ペニシリン系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある患者
- 本人又は両親、兄弟に気管支喘息、発疹、蕁麻疹等のアレルギー症状を起こしやすい体質を有する患者
- 高度の腎障害のある患者[本剤は腎排泄型の抗生物質のため排泄遅延が起こる。]([用法及び用量に関連する使用上の注意]の項参照)
- 経口摂取の不良な患者又は非経口栄養の患者、全身状態の悪い患者[ビタミンK欠乏症状があらわれることがあるので観察を十分に行うこと。]
- 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
重大な副作用
ショック、*アナフィラキシー(いずれも頻度不明)
- ショック、アナフィラキシー(血圧低下、不快感、口内異常感、喘鳴、眩暈、便意、耳鳴、発汗、発疹等)を起こすことがあるので観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群(いずれも頻度不明)
- 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)があらわれることがあるので観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
偽膜性大腸炎(頻度不明)
- 偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎(初期症状:腹痛、頻回の下痢)があらわれることがあるので観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
急性腎不全(頻度不明)
- 急性腎不全等の重篤な腎障害があらわれることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
間質性肺炎、PIE症候群(いずれも頻度不明)
- 発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増多等を伴う間質性肺炎、PIE症候群があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には直ちに投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)
- AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP上昇等の肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し適切な処置を行うこと。
血小板減少(頻度不明)
- 血小板減少があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- セフェム系抗生物質のエステル型プロドラッグである。腸管壁で代謝され、セフポドキシムとなって抗菌力を現す。細菌細胞壁の合成阻害が殺菌作用の主な機序である。作用点は菌種により異なるが、ペニシリン結合たん白(PBP)の1、3に親和性が高い。セフポドキシムはグラム陽性菌及びグラム陰性菌に対して広汎な抗菌スペクトルを有し、特にグラム陽性菌ではブドウ球菌属とレンサ球菌属、グラム陰性菌では大腸菌、クレブシエラ属、プロテウス属、淋菌、インフルエンザ菌に対して優れた抗菌力を発揮する。また嫌気性菌では、ペプトストレプトコッカス属に対し優れた抗菌力を示す。生体防御機構と協力して殺菌作用を発揮する。各種細菌の産生するβ-ラクタマーゼに安定で、β-ラクタマーゼ産生株に対しても強い抗菌力を有する。3)
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- セフポドキシム プロキセチル(Cefpodoxime Proxetil)
化学名
- (1RS )-1-[(1-Methylethoxy)carbonyloxy]ethyl(6R ,7R )-7-[(Z)-2-(2-aminothiazol-4-yl)-2-(methoxyimino)acetylamino]-3-methoxymethyl-8-oxo-5-thia-1-azabicyclo[4.2.0]oct-2-ene-2-carboxylate
分子式
分子量
性状
- 白色〜淡褐白色の粉末である。
アセトニトリル、メタノール又はクロロホルムに極めて溶けやすく、エタノール(99.5)に溶けやすく、水に極めて溶けにくい。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- cefpodoxime proxetil
- 同
- セフポドキシム cefpodoxime
- 商
- セポキシム、バナセファン、バナン
- 関
- セファロスポリン系抗菌薬、抗菌薬