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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2019/05/11 07:21:22」(JST)
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平仮名 |
---|
文字 |
じ |
---|
字源 |
しに濁点 |
---|
JIS X 0213 |
1-4-24 |
---|
Unicode |
U+3058 |
---|
片仮名 |
---|
文字 |
ジ |
---|
字源 |
シに濁点 |
---|
JIS X 0213 |
1-5-24 |
---|
Unicode |
U+30B8 |
---|
言語 |
---|
言語 |
ja |
---|
ローマ字 |
---|
ヘボン式 |
JI |
---|
訓令式 |
ZI |
---|
JIS X 4063 |
ji,zi |
---|
発音 |
---|
IPA |
d͡ʑi̞ |
---|
種別 |
---|
音 |
濁音 |
---|
じ、ジは、仮名のひとつであり、し、シに濁点をつけた文字となる。四つ仮名の一つ。日本語の音節のひとつとして用いられ、1モーラを形成する。
日本語での発音
- 舌の前部を上歯茎の後ろから硬口蓋近くの範囲に近づけて、隙間から声を摩擦させて通すときに出る有声摩擦音、すなわち「し」の有声音。または、いったん舌の前部を上歯茎の後ろから硬口蓋近くの範囲に付けて、離すときに、狭い隙間を作って摩擦した音を出す有声破擦音、すなわち「ち」の子音の有声音である。これら二つの「じ」の発音は、一般に現代日本語の話者には違いをほとんど聞き分けられず、意味上の差異はない。だいたいにおいて破擦音は語頭、撥音のあとで現れ、摩擦音は語中で現れる。「じ」は「ぢ」と同じ発音であり、現代標準語では「じ」と「ぢ」を音の上で区別しない。現代仮名遣いでは、例外を除いて「ぢ」で書かれてきたものをすべて「じ」で書く。有声歯茎硬口蓋摩擦音[ʑ]・有声歯茎硬口蓋破擦音[d͡ʑ]または国際音声記号では有声後部歯茎摩擦音[ʒ]・有声後部歯茎破擦音[d͡ʒ]で記述される。どちらかといえば[ʑ, d͡ʑ]が近く、[ʒ, d͡ʒ]で表される場合でも英語のvisionなどの s や j よりも調音部位の範囲が広い。
これらは日本の中央語(京阪語)での発音で、日本全土の言語がこのように発音しているわけではない。東京の発音では/ʣi/が多く、「ヅィ」に近い。山陰や奥羽では中舌母音(いわゆるズーズー弁)のため/ʣï/に。母音の無声化により/ʣi̥/になることも。関東、南奥羽、東海、北陸、山陰、九州に多い。
文頭か文中かでも発音は変わる。京阪の発音では文頭が/zi/で文中は/zi/か/ʣi/。
じ に関わる諸事項
- 上代の「じ」は /dzi/、/dʒi/、/ʒi/ いずれとも論じられているが、確定しがたい。いずれにせよ「ぢ」との区別が成されていたのは明らかである。室町時代末には /ʒi/ と発音されたが、江戸時代に入ると「ぢ」(/dʒi/)との区別が曖昧になり、仮名遣いの混乱を生じるようになった[1]。
- 上代の万葉仮名には「し」の濁音専用と思われるものが存在したが、古体の片仮名・平仮名が成立する頃には仮名としての区別が無くなり、「し」に濁点を付して濁音を示すようになった[1]。
- 「じ」の調音点は、拗音の「じゃ、じゅ、じょ」と同じであり、発音面では「ジャ行に属する」と言える。「じゃ、じ、じゅ、ジェ、じょ」は国際音声記号では、[d͡ʑä/d͡ʒä], [d͡ʑi̞/d͡ʒi̞], [d͡ʑɯ̹˕/d͡ʒɯ̹˕], [d͡ʑe̞/d͡ʒe̞], [d͡ʑo̜/d͡ʒo̜]と表せる。ヘボン式ローマ字表記の「ji」も、この発音に従った物である。
- このため、ザ行の中で唯一調音点が異なっている。「ざ、ず、ぜ、ぞ」と同じ調音点で発音すると/zi/となり「ズィ」と発音されるが、これは日本語にはない音であり、対応する文字もない。
- 「ジ」は「ザ」と同様に英語の前置詞theを表す。ただし「ジ・エンド」など一部例外を除いて、本来「ジ」を用いるべきところを「ザ」とする用例が日本語においては目立つ(「ザ☆ウルトラマン」「ザ・インターネット」など)。
脚注
- ^ a b 『日本国語大辞典』小学館、2001年、第2版。
関連項目
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- 1. 多尿および尿崩症の診断 diagnosis of polyuria and diabetes insipidus
- 2. 中枢性尿崩症の治療 treatment of central diabetes insipidus
- 3. 腎性尿崩症の臨床症状および原因 clinical manifestations and causes of nephrogenic diabetes insipidus
- 4. 腎性尿崩症の治療 treatment of nephrogenic diabetes insipidus
- 5. 中枢性尿崩症の臨床症状および原因 clinical manifestations and causes of central diabetes insipidus
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