- 英
- symplast、symplastic
- 関
- 共原形質体
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2017/09/10 11:56:36」(JST)
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シンプラスト(Symplast)は、水や小分子の溶質が自由に拡散できる植物細胞の細胞膜の内側部分のことである。
原形質連絡は、糖やアミノ酸等の小分子やイオンが細胞間で直接流れることを可能とする。転写因子や植物ウイルス等のより大きな分子もアクチンの助けを借りて輸送することができる。これにより、濃度勾配に沿って、細胞質-細胞質間の水とその他の栄養素の流れができる。特に、根で土壌中から栄養素を吸い上げるために用いられている。表皮から外皮を通って内皮[要曖昧さ回避]、内鞘に至り、そこで木部に入って、長距離の輸送がなされる。対義語はアポプラストで、これは細胞壁を用いた輸送である。
関連項目
- アポプラスト
- 天然樹脂
- オーキシン極性移動
- プロトプラスト
- トノプラスト
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- マツノザイセンチュウの加害によるクロマツ根系木部通導組織電位(trans-root electric potential)の変化
- 正木 伸之,岡本 尚,蓮池 進一郎
- 樹木医学研究 8(1), 9-16, 2004-03-31
- … チュウを接種し,非分極性電極を用いた完全液絡系によって根系木部通導組織電位(trans-rootelectric potential,以下TRP)を連続計測してその変化を調べた.電位変化は針葉の黄変よりも2?5日早く接種後8?9日目には認められ,TRPは負の側にシフトした.このことから,根の表皮側ではなく,木部シンプラストの内側部分の膜が先に何らかの影響を受けていることが示唆された.この経過はキャビテーションの発生経過ともよく符合する. …
- NAID 110007862443
- トマトの内生植物ホルモン(1)根・茎・葉におけるオーキシンの分布と輸送
Related Links
- アポプラストでの輸送は、基本的には拡散および水の流れに乗った移動です。一方、シンプラストでの輸送は、(原形質膜と)原形質連絡を介した輸送です。原形質膜と、と書いたのは、細胞外にある物質がシンプラストで ...
- この反意語はシンプラストです。シンプラストは細胞膜内の場所です。ですから、植物体はシンプラストとアポプラストから出来ています。アポプラストにはこれまで、イオンと水しか存在 ...
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