- ラ
 
- Angelica
 
- 関
 
- Angelica属、アンゲリカ属
 
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/04/30 10:30:09」(JST)
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| シシウド属 | 
| 
 シラネセンキュウ(Angelica polymorpha) 
 | 
| 分類(APG III) | 
| 界 | 
: | 
植物界 Plantae | 
 
| 階級なし | 
: | 
被子植物 angiosperms | 
 
| 階級なし | 
: | 
真正双子葉類 eudicots | 
 
| 階級なし | 
: | 
コア真正双子葉類 core eudicots | 
 
| 階級なし | 
: | 
キク類 asterids | 
 
| 階級なし | 
: | 
キキョウ類 campanulids | 
 
| 目 | 
: | 
セリ目 Apiales | 
 
| 科 | 
: | 
セリ科 Apiaceae | 
 
| 属 | 
: | 
シシウド属 
Angelica [1][2] | 
 
 
 | 
| 学名 | 
| Angelica L. (1753) [3] | 
| タイプ種 | 
| A. sylvestris L. (1753) [3] | 
| 和名 | 
| シシウド属[1][2] | 
| 種 | 
| 
 | 
シシウド属の新芽(株から発芽)。時期はフキノトウと同じ頃。
 
 
 
シシウド属の花。小さな花が傘状に集まった花序はセリ科の特徴である。
 
 
 
果実をつけた花序。種子のように見える果実は楕円形で、周囲に薄い膜のような羽がついており、風で飛散する。しかし、飛距離は数メートルから十数メートル程度で、遠くまでは飛散しない。そのため、繁殖力も強いことから群生をつくりやすい。
 
 
 
シシウド属(シシウドぞく、Angelica)は、セリ科の属のひとつ。アンゼリカともいう。
目次
- 1 特徴
 
- 2 主な種
 
- 3 ギャラリー
 
- 4 脚注
 
- 5 参考文献
 
- 6 関連項目
 
 
特徴
北半球の広い範囲に分布している越年草または多年草。葉は羽状複葉か3出羽状複葉で、花は複散形花序になり、花弁は基本的に白色で、ときに紫色、緑色がある。果実は扁平になり、分果の側隆条が翼状に広がる。
ヨーロッパを中心に、古くから薬用・食用のハーブとして用いられている。日本に自生するシシウドやアシタバをはじめ、世界に80種ほどが知られている。
主な種
日本の種
- ムニンハマウド Angelica boninensis
- 絶滅危惧II類
 
 
- ヒメノダケ A. cartilaginomarginata var. cartilaginomarginata
- コウライヒメノダケ A. cartilaginomarginata var. matsumurae
 
 
- ノダケ A. decursiva
- 本州、四国、九州の山野に自生。草丈1-1.5メートルほどの多年草。茎は暗紫色、花期は9-11月。
 
 
- ミヤマノダケ A. cryptotaeniifolia
 
- シシウド A. pubescens
- 本州、四国、九州の、日当たりのよい山地に生える、草丈2-3メートル前後の多年草。8-11月に、散形に密集した白い花を付ける。根は薬として独活(ドッカツ)と呼ばれ、掘り起こした根を洗浄して陰干しし、煎じて頭痛薬や、薬酒、風呂に入れて用いることがある。味は苦く独特の強い風味がある。和名は、強剛な草なので、冬場にイノシシが掘り返して食うのに適していることからついたという。
 
- ミヤマシシウド A. pubescens var. matsumurae
 
 
- ヨロイグサ A. dahurica
- 根は生薬ビャクシ(白芷)として古くから知られる。九州に自生。大型の多年草で、花期は5-7月。主成分はフロクマリン誘導体で、上記アンゼリカやトウキとは同じ属の生薬でも用法などが異なる。
 
 
- エゾノヨロイグサ A. sachalinensis var. sachalinensis
 
- エゾニュウ A. ursina
 
- オオバセンキュウ A. genuflexa
 
- アマニュウ A. edulis
 
- アシタバ A. keiskei
- 日本原産で、房総半島から紀伊半島と伊豆諸島の太平洋岸に自生する。別名八丈草(ハチジョウソウ)。
 
 
- ハマウド A. japonica
 
- シラネセンキュウ A. polymorpha
 
- ハナビゼリ A. inaequalis
 
- ウバタケニンジン A. ubatakensis
- 絶滅危惧IB類
 
- オオウバタケニンジン A. ubatakensis var. valida
- 絶滅危惧IA類
 
 
 
- ツクシゼリ A. longiradiata
 
- トウキ A. acutiloba
- 本州中部以北の、山地などに自生し、栽培もされる。漢方ではトウキ(当帰)として、中国の紀元前200年代の書物にも記載があり、生薬として根茎を用いるが、本来の当帰は下記のカラトウキ A. sinensisのこと。
 
- ホッカイトウキ[栽培] A. acutiloba var. sugiyamae
 
- ミヤマトウキ A. acutiloba subsp. iwatensis
 
 
- ホソバトウキ A. stenoloba(シノニム:A. acutiloba subsp. lineariloba)
- 絶滅危惧II類
 
 
- イワニンジン A. hakonensis
 
- イシヅチボウフウ A. saxicola
- 絶滅危惧IA類
 
 
- トサボウフウ A. yoshinagae
- 絶滅危惧II類
 
 
- イヌトウキ A. shikokiana
- 別名日本山人参とも呼ばれる。九州、四国、中国地方に分布する多年生草本で、草丈0.5-0.8メートルほどになり、根茎が太く育つ。下部の葉は長柄があり、三角状の複葉である。8月頃、多くの白色小花を着けた散形花序をつくる。果実は狭長楕円形で長さ5ミリメートルほどの大きさ。生薬としては4-5年物の根が用いられてきたが、近年栽培されたものが「日本山人参」の名称で、健康食品やサプリメントとして注目されはじめている。
 
- クマノダケ A. shikokiana var. mayebarana -(シノニム:A. tenuisecta var. mayebarana)
 
- 絶滅危惧IB類
 
 
- ヤクシマノダケ A. yakusimensis
 
- カワゼンゴ A. tenuisecta
- 絶滅危惧II類
 
- ヒュウガトウキ A. tenuisecta var. furcijuga
- 絶滅危惧II類
 
 
 
- ツクシトウキ A. pseudoshikokiana
- 絶滅危惧II類
 
 
- シナノノダケA. sinanomontana
- 絶滅危惧IA類
 
 
日本以外の種
- セイヨウトウキ A. archangelica(別名:アンゼリカ)
- 欧州各地、北欧・東欧・シベリア及びグリーンランド等の湿原や、アルザス地方などの山地に自生する2年草で、草丈1-2メートル。寒さに強いため、スカンジナビアでは貴重な野菜として利用される。
 
 
- A. sylvestris
- 英名Wild Angelica。ピンク色を帯びた白い頭花をもつ花を直径15センチの円形で、密な散形花序につける。草丈は60センチほどで、鋭いきょ歯がある長楕円形から卵形の小葉を持つ。効能は上記の種と同様。
 
 
- カラトウキ A. sinensis - 英名Chinese angelica。
 
- オニノダケ A. gigas
- 中国北部や朝鮮半島に自生する2年草か短命な宿根草で、紫色の苞を持つ直径12センチの密な散形花序をつける。草丈1-2メートルで、3裂し、きょ歯がある30-40センチの葉を持つ。
 
 
ギャラリー
- 
 
- 
 
- 
 
- 
Angelica archangelicaの熟した果実
 
 
 
- 
 
- 
 
脚注
- ^ a b 米倉浩司 『高等植物分類表』 北隆館、2010年、重版。ISBN 978-4-8326-0838-2。
 
- ^ a b 大場秀章(編著) 『植物分類表』 アボック社、2010年、第2刷。ISBN 978-4-900358-61-4。
 
- ^ a b Missouri Botanical Garden. “Angelica L.”. Tropicos. 2012年8月4日閲覧。
 
参考文献
- 佐竹義輔・大井次三郎・北村四郎(他編) 『日本の野生植物』草本II 離弁花類、平凡社、1982年。
 
- 米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)
 
- 日本のレッドデータ検索システム
 
関連項目
 | 
ウィキメディア・コモンズには、シシウド属に関連するカテゴリがあります。 | 
 | 
ウィキスピーシーズにシシウド属に関する情報があります。 | 
- Angelica - Encyclopedia of Life
 
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- 1. 癌に対する補完代替療法 complementary and alternative therapies for cancer
 
Japanese Journal
- 6新種の記載を含む日本のササベリガ将(鱗翅目,ササベリガ上科)
 
- 黒子 浩,Gaedike Reinhard
 
- 蝶と蛾 57(1), 49-69, 2006-01-10
 
- … monticolaとして記載されたが,ヨーロッパからロシアにかけ広く分布するvulviguttellaのシノニムとされた(Gaedike, 1993).前翅後縁の歯状鱗毛総は二次的に欠除.また本属は腹部に発香毛をもたない.ヨーロッパから日本まで広く分布.寄主植物は海外でセリ科のミツバグサ属,マルバトウキ属,シシウド属が知られる. …
 
- NAID 110007034354
 
- 宮崎県産植物ノ-ト-3-シシウド属の新植物--ヒュウガオオバセンキュウ
 
- 日本産シシウド属およびヤマゼリ属植物数種の染色体数
 
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- シシウド ( セリ科シシウド属:多年草:草丈 ~2メートル:花期 ~10月 ) 薬効 かぜ 頭痛(ずつう) 神経痛(しんけいつう) リューマチ 冷え症 分布生育場所 科名:セリ科/属名:シシウド属
 
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