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Japanese Journal
- 30-B2-13-4 当院におけるゲメプロスト腟坐剤の管理・取扱いについて(薬品管理・使用状況調査,社会の期待に応える医療薬学を)
- 畑 武生,杉村 成一,木山 治,鈴木 典子,鈴木 薫,西原 雅美,玉井 浩
- 日本医療薬学会年会講演要旨集 17, 206, 2007-09-01
- NAID 110006962661
- 妊娠中期治療的流産の目的でゲメプロスト膣坐薬使用中に子宮破裂をおこした1症例
- 佐々木 純一,安積 瑞博,小谷 衣里,高山 典子,久保 武士
- 日本産科婦人科學會雜誌 45(11), 1341-1344, 1993-11-01
- NAID 110002107156
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- プレグランディンとは?ゲメプロストの効能,副作用等を説明,ジェネリックや薬価も調べ られる(おくすり110番:薬事典版)
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
プレグランディン腟坐剤1mg
組成
成分・含量(1個中)
添加物
禁忌
- 前置胎盤、子宮外妊娠等で操作により出血の危険性のある患者〔経腟分娩ができず、大量出血のおそれがある。〕
- 骨盤内感染による発熱のある患者〔炎症、感染を増悪させるおそれがある。〕
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
効能または効果
- 妊娠中期における治療的流産
- 通常1回ゲメプロストとして1mg(1個)を3時間毎に後腟円蓋部へ挿入する。
なお、1日最大投与量は5mg(5個)までとする。
- 1日総量ゲメプロストとして5mg(5個)を投与し、効果の認められない場合は本剤の投与を中止し、翌日あるいは以降に投与を再開するか、あるいは他の方法に切り替える。
- 本剤の投与開始後、有効陣痛が発来し、子宮内容物の排出が認められたとき、本剤の投与を中止する。
- 症状及び経過に応じて適宜増減。
慎重投与
- 緑内障、眼圧亢進のある患者〔類似化合物のプロスタグランジンE1で眼圧を上昇させる作用が報告されている。1)〕
- 頸管炎、腟炎のある患者〔炎症、感染を増悪させるおそれがある。〕
- 帝王切開又は子宮切開等の既往歴のある患者〔子宮が脆弱になっていることがあり、過度の子宮収縮による破裂の危険がある。〕
- 多胎妊娠、経産婦の患者〔子宮が脆弱になっていることがあり、過度の子宮収縮による破裂の危険がある。〕
重大な副作用
- ショック(頻度不明※)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、血圧低下、意識障害等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- まれに(0.1%未満)子宮破裂、子宮頸管裂傷、子宮出血があらわれることがある。
- 外国で本剤により心筋梗塞(頻度不明※)があらわれたとの報告がある。
薬効薬理
作用機序
- ゲメプロストは腟坐剤として後腟円蓋部に挿入することにより、子宮収縮作用と子宮頸管開大作用を示し、妊娠中期において治療的流産効果をあらわす。
薬理作用
子宮平滑筋に対する作用
- ゲメプロストは子宮収縮作用を有し、妊娠20日目のラットにおける作用閾値量は腟内投与で10μg/kg、静脈内投与で0.2μg/kgである。また腟内投与における子宮収縮は徐々に発現し、その後規則的な収縮に移行する。5)
- ゲメプロストは妊娠50〜120日目のニホンザルに対して、腟内に20μg/kg、静脈内に0.1〜0.2μg/kg投与したとき子宮収縮作用を示す。6)
- ゲメプロストの子宮収縮作用(1μg/kg静脈内投与:ラット)はindomethacin、atropine、phentolamine、methysergideの前処置によって影響を受けず、papaverine、dibutyryl cyclicAMP、salbutamol及びverapamilにより抑制される。5)
流産作用
- ウサギの妊娠初期(8及び9日目)にゲメプロスト0.5〜1.0mg/kg、中期(15及び16日目)又は後期(24及び25日目)に0.05〜1.0mg/kgを1日2回腹腔内投与したとき流産作用を示す。7)
- 妊娠90〜130日目のニホンザルにゲメプロスト1.0mgを坐剤として3時間間隔で2〜6回腟内投与したとき流産作用を示す。8)
子宮頸管開大作用
- 妊娠90〜145日目のニホンザルにゲメプロスト1.0mgを坐剤として、また20μg/kgを溶液として3時間間隔で2〜6回腟内投与したとき顕著な子宮頸管開大作用を示す。8)
有効成分に関する理化学的知見
一般名
化学名
- Methyl(E)-7-{(1R,2R,3R)-3-hydroxy-2-〔(E)-(R)-3-hydroxy-4,4-dimethyl-1-octenyl〕-5-oxocyclopentyl}-2-heptenoate
分子式
分子量
性状
- 本品は無色〜微黄色の粘稠性のある液で、アセトニトリル、メタノール、エタノール(99.5)又はジエチルエーテルと混和し、水にほとんど溶けない。
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