- 英
- Indian mustard、mustard、Brassica juncea
- 関
- マスタード、セイヨウカラシナ
WordNet
- any of several cruciferous plants of the genus Brassica
- leaves eaten as cooked greens (同)mustard greens, leaf mustard, Indian_mustard
- pungent powder or paste prepared from ground mustard seeds (同)table mustard
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- カラシ(アブラナ属の植物の総称) / マスタード,粉(練り)からし
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/05/08 15:45:28」(JST)
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カラシナ |
カラシナの図譜(1897年)
|
分類 |
界 |
: |
植物界 Plantae |
門 |
: |
被子植物門 Magnoliophyta |
綱 |
: |
双子葉植物綱 Magnoliopsida |
目 |
: |
フウチョウソウ目 Brassicales |
科 |
: |
アブラナ科 Brassicaceae |
属 |
: |
アブラナ属 Brassica |
種 |
: |
セイヨウカラシナ B. juncea |
変種 |
: |
カラシナ B. j. var. cernua |
|
学名 |
Brassica juncea var. cernua
Jorb. et Hem. |
和名 |
カラシナ |
英名 |
Mustard greens,
Indian mustard,
Chinese mustard,
Leaf mustard,
Oriental mustard |
カラシナ(芥子菜、辛子菜、Brassica juncea、英: Mustards)はアブラナ科アブラナ属の越年草。「芥」でカラシナを意味し、「芥子」はカラシナの種子の意味。
別名ともされるセイヨウカラシナは、カラシナの原種である野生種が、明治期以降に帰化植物となったもの。
目次
- 1 概要
- 2 利用
- 3 変種
- 4 参考文献
- 5 関連項目
- 6 外部リンク
概要
クロガラシ(Brassica nigra: ゲノム構成BB, 2n = 16)とアブラナ(B. rapa: ゲノム構成AA, 2n = 20)の両方のゲノムを持つ複二倍体(ゲノム構成AABB, 2n = 4x = 36)で、中央アジア原産と云われる。地中海沿岸から伝播する間に、交雑により生じたと考えられている。
日本への伝来は弥生時代ともいわれ、『本草和名』や『和名抄』に記載がある。
栽培するものは10から12月に種をまく。また、川沿いの土手などにも野生化して生えている。高さは1-1.5 m。春に開花し、アブラナに似た黄色い花を咲かせる。
利用
野菜(からし菜)として栽培され、葉茎は油炒めやおひたし、漬物などに利用される。タカナ(高菜)やザーサイ(搾菜)は、カラシナの変種。沖縄県ではシマナー(島菜)と呼ばれ、塩漬けや炒め物などに多用される。
種子はからし(和からし)の原料となりオリエンタルマスタードとも呼ばれる。マスタード(洋からし)の原料として利用されるシロガラシは、同じアブラナ科の別種である。アブラナやカブなど、アブラナ科の植物は、辛味成分であるアリルイソチオシアネートの配糖体であるグルコシノレート(Glucosinolate: 代表的なものとしてシニグリンなど)をもち、種子は種によって差はあるが、いずれも油や辛味を持つ。
カラシナの種子は、芥子(がいし)という生薬である。種子の粉末を微温湯で練ったもの(「芥子泥」という。)練りがらしを神経痛、リューマチ、捻挫などの患部に湿布して用いるが、皮膚に刺激を与えるので最大でも30分程度に留める。皮膚の弱い人は時間を短くするか、このようなことはしない方がよい。
変種
- アザミナ(学名:Brassica juncea var. crispifolia L.H. Bailey)別名:チリメンカラシ、ハゴロモカラシナ
- カラシナ(学名:Brassica juncea var. cernua Jorb. et Hem.)
- ザーサイ(搾菜)(学名:Brassica juncea var. tumida Tsen et Lee)
- シュエリーホン(学名:Brassica juncea var. foliosa L. H. Bailey)
- タカナ(高菜)(学名:Brassica juncea var. integlifolia (Stokes) Sinsk.)
- タニクタカナ(学名:Brassica juncea var. rugosa Kitam.)
- ダイシンサイ(学名:Brassica juncea var. bulbifera Mas.)
- ツァイタイ(学名:Brassica juncea var. rugosa Kitam.)別名:タイシンツァイ、ターシンツァイ、イウツァイ、イウツァイシン
- ニンスーカ(学名:Brassica juncea var. multisecta Bailey)別名:センスジハガラシ
- ネガラシ(学名:Brassica juncea var. megarrhiza Tsen et Lee)
- ホワチエ(学名:Brassica juncea var. napiformis Kitam.)
参考文献
- 平野隆久写真 『野に咲く花』 林弥栄監修、山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑〉、1989年、310頁。ISBN 4-635-07001-8。
関連項目
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ウィキスピーシーズにBrassica junceaに関する情報があります。 |
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ウィキメディア・コモンズには、Brassica junceaに関連するカテゴリがあります。 |
- 帰化植物
- セイヨウアブラナ
- バイオレメディエーション(Bioremediation): (カラシナは、重金属に汚染された強い毒性を持つ土壌に極めて強い重金属耐性を持ち、重金属を高蓄積する土壌浄化植物として利用される。)
外部リンク
- Brassica juncea (L.) Czern.(「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList))
- Brassica juncea (ITIS Standard Report Page) (英語)
- Brassica juncea (National Center for Biotechnology Information) (英語)
- セイヨウカラシナ(植物雑学事典)
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- "<i>In vitro</i>寄せ接ぎ法"によって作製したハカラシナ(<i>Brassica juncea</i>)とムラサキキャベツ(<i>B. oleracea</i>)の種間キメラの特性および増殖
- Reinhold Niebuhr's doctrine on myth / symbol(Abstract)
- ラインホールド・ニーバーの神話・象徴論 : 歴史と超歴史の弁証法的次元の表現
Related Links
- セイヨウカラシナは、その名の通り「西洋芥子菜」です。元々食用として導入されたものが野化しました。おひたしにすれば、ピリリと辛い、お総菜ができます。簡単に大量に調達できるものの、あまりたくさんは食べられません。
- 栽培種のカラシナ (Brassica juncea (L.) Czern. et Coss)は,野生種であるセイヨウカラシナに由来しています.カラシナの種子はからし(芥子)の原料になりますが,春先にとう立ちしたものは漬物としても食べられます.セイヨウカラシナ ...
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