カルシトリオール
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
オタノールカプセル0.25
組成
成分・含量(1カプセル中)
添加物
- 中鎖脂肪酸トリグリセリド、ゼラチン、濃グリセリン、D-ソルビトール、酸化チタン、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、黄色三二酸化鉄
禁忌
- 高カルシウム血症又はビタミンD中毒症状を伴う患者
[血清カルシウム値を更に上昇させる。]
効能または効果
- ・骨粗鬆症
- ・下記疾患におけるビタミンD代謝異常に伴う諸症状(低カルシウム血症、しびれ、テタニー、知覚異常、筋力低下、骨痛、骨病変等)の改善
- 慢性腎不全
副甲状腺機能低下症
クル病・骨軟化症
- 本剤は患者の血清カルシウム濃度の十分な管理のもとに投与量を調節する。
・骨粗鬆症の場合
- 通常、成人にはカルシトリオールとして1日0.5μgを2回に分けて経口投与する。ただし、年齢、症状により適宜増減する。
・慢性腎不全の場合
- 通常、成人1日1回カルシトリオールとして0.25〜0.75μgを経口投与する。ただし、年齢、症状により適宜増減する。
・副甲状腺機能低下症、その他のビタミンD代謝異常に伴う疾患の場合
- 通常、成人1日1回カルシトリオールとして0.5〜2.0μgを経口投与する。ただし、疾患、年齢、症状、病型により適宜増減する。
慎重投与
- 妊婦、授乳婦[「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照]
- 小児[「小児等への投与」の項参照]
薬効薬理
- 本剤の主成分であるカルシトリオールは、ビタミンD3の生体内活性代謝体であり、経口投与後血中に速やかに移行し、腸管からのカルシウム吸収促進作用、腎尿細管でのカルシウム再吸収促進作用、骨吸収作用、骨形成促進作用などの一連の生理作用を有する。
疾患モデル動物に対する作用
- 骨粗鬆症モデルラット(卵巣摘出+坐骨神経切断術ラット)にカルシトリオールを経口投与することにより、大たい骨灰分重量の増加及び脛骨皮質骨厚の増大が認められた3)。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
化学名
- (5Z,7E)-9,10-seco-5,7,10(19)-cholestatriene-1α,3β,25-triol
略名
分子式
分子量
性状
- 本品は白色の結晶又は結晶性の粉末である。
本品はエタノール(99.5)に溶けやすく、酢酸エチルにやや溶けやすく、ジエチルエーテルにやや溶けにくく、クロロホルムに溶けにくく、水又はヘキサンにほとんど溶けない。
本品は熱、光又は酸素によって変化する。
融点
★リンクテーブル★
[★]
- 関
- ビタミンA、ビタミンD
商品
[★]
- 英
- calcitriol, 1α,25-(OH)2-D3
- 同
- 1α,25-ジヒドロキシコレカルシフェロール 1α,25-dihydroxycholecalciferol
- 1α,25-ジヒドロキシビタミンD3 1α,25-dihydroxyvitamin D3
- 商
- Calcijex
- オタノール、カルシオロール、カルシタロール、カルデミン、カルトール、カルミサール、チコカロール、トルシトリン、ヒポテリオール、フルスタン、ホーネル、リストール、ロカルシトール、ロカルトロール Rocaltrol
- 関
- 1,25-ジヒドロキシビタミンD3、1,25-ジヒドロキシコレカルシフェロール。ビタミンA及びD剤