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- inductance
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- (電気の)インダクタンス,誘導係数
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2012/02/19 17:27:05」(JST)
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|
表・話・編・歴
|
インダクタンス
inductance |
トロイダルコイル |
量記号 |
L |
次元 |
M L 2 T −2 I −2 |
種類 |
スカラ |
SI単位 |
H |
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インダクタンス(inductance)は、コイルなどにおいて電流の変化が誘導起電力となって現れる性質である。誘導係数、誘導子とも言う。インダクタンスを目的とするコイルをインダクタといい、それに使用する導線を巻線という。
誘導係数には自己誘導係数と相互誘導係数の2種類がある。両者は観察者の立場による違いであり、全く別物であるわけではない。
自己誘導と自己インダクタンス
巻線を貫く磁束が変化すると、巻線電流が磁束の変化を打ち消す方向に誘導起電力が発生する。
その大きさは、次のようになる。
e : 起電力の大きさ[v] N : 巻線の巻数 Φ : 磁束[wb]
巻線に流れる電流が変化すると、巻線を貫く磁束が変化し、その磁束によって磁束の変化を打ち消す方向に誘導起電力が発生する。
その大きさは次のようになる。
L :自己インダクタンス[H] I :巻線の電流[A]
自己インダクタンスは、自己誘導の起こしやすさを示すものであり、次の式で表される。
Lの単位はH(ヘンリー)を用いる。
相互誘導と相互インダクタンス
磁気的に結合された2つの巻線の一方の電流を変化させると、もう一方の巻線に誘導起電力を生じる。
その大きさは、次のようになる。
M : 相互インダクタンス[H] e2 : 起電力の大きさ[v] I1 : 巻線の電流[A]
相互インダクタンスは、次の式で表される。
k : 結合係数 L1, L2 : 自己インダクタンス[H]
相互インダクタンスや結合係数は2つの巻線の大きさ、形状、相互位置などの幾何学的な量、及びコイル周辺の物質の透磁率[H/m]によって定まる。
関連項目
- インピーダンス - 誘導性リアクタンス
- アドミタンス - 誘導性サセプタンス
- M結合
- コンデンサ - 静電容量(キャパシタンス)
- 漏れインダクタンス
- 漏れ磁束
- 結合係数
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 多層セラミック基板を用いた低インダクタンスモジュールのスイッチング特性に関する一検討 : スナバコンデンサのモジュール基板実装によるサージ電圧抑制効果 (電子デバイス 半導体電力変換合同研究会 パワーデバイス・パワーエレクトロニクスとその実装技術)
- 電気学会研究会資料. EDD = The papers of technical meeting on electron devices, IEE Japan 2016(63-77), 1-6, 2016-11-15
- NAID 40021026848
- スイッチング損失とサージ電圧の低減に着目したゲート駆動回路実装
- 電気学会論文誌. D, 産業応用部門誌 = IEEJ transactions on industry applications 136(10), 791-797, 2016-10
- NAID 40020986987
- SiCパワーモジュールの基板配線パターン設計に向けた近傍磁界強度測定による電流分布の評価 (環境電磁工学)
- 電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報 116(223), 1-6, 2016-09-16
- NAID 40020960951
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- インダクタンス(英: inductance )は、コイルなどにおいて電流の変化が誘導起電力となって現れる性質である。誘導係数、誘導子とも言う。インダクタンスを目的とするコイルをインダクタといい、それに使用する導線を巻線という。
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