出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/09/08 23:53:44」(JST)
インシュレーター (insulator)とは、何らかの作用の遮断を目的として用いる絶縁材。
絶縁体、絶縁材の意味。素材としては、碍子のセラミックスや、各種放電管のガラス、整流子電動機や基板のベークライトが代表的な素材であるほか、紙も用いられる。
一般的な絶縁体を意味する。これに関する技術として、リーク電流を減らすSOIなどがある。
原動機、ギアボックス、その他の振動を発する機械装置を支持するマウントや、機器を振動から守るために用いられる防振材。金属ばね、ゴム、シリコーン、ナイロン、ウレタンなど、弾性や塑性のある材料が一般的。
クロマチンインスレーター
防火材や防音材のことを指す。木質系床材に重量物を置く場合に緩衝材として利用し、傷がつかないようにする。
オーディオ分野においては、スピーカーやアンプなど各機器から生じる振動を、設置面または他の機器との間で干渉させないために用いられる。振動の吸収を目的としたもの、振動を速やかに逃すのを目的としたものがあり、材質や形状もゴム等の弾性素材の他、石材・金属等の硬質素材など多岐にわたり、構造・形状も様々な物が販売や制作されている。
狭義ではオーディオ用のインシュレーターは3点支持や4点支持など機材を点で支える物とされ、面で支える板状の物は「オーディオボード」等と呼ばれ区別される。インシュレーターとオーディオボードは組み合わせて使用される場合もある。
特にレコードプレーヤーにおいてはハウリングを抑止する効果がある。
インシュレーターを設置することで音が変わる事は物理的にも説明はつくが、良い音になったかどうかは、聴取する側の主観による要素が多いため(個人の好みやプラシーボ効果など)、音質向上を謳っているインシュレータ商品でも、実際の効能としては疑わしいものも少なくない。
なお、真空管を使ったアンプでは振動がノイズの原因となるので、効果がないとは必ずしも言い切れない[1]。
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リンク元 | 「断熱材」「吸音材」「絶縁体」「インシュレーター」「insulator element」 |
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